グラブを持ったウィザード 世界に誇る侍ジャパンの守備職人・菊池涼介
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大谷翔平、5年間で4度目のMVP受賞 米スポーツ史に残る偉業に「ひれ伏すしかない」大リーグチーム『ロサンゼルス・ドジャース』に所属する大谷翔平選手が、現地時間2025年11月13日(日本時間14日)、ナショナル・リーグの最優秀選手(MVP)に選出されました。大リーグでのMVP受賞は3年連続で、通算4度目。スポーツ史に残る快挙に、日本中が歓喜に包まれました。

山本由伸が日本人16年ぶりのMVP! ドジャースがワールドシリーズ連覇達成2025年11月2日、カナダのオンタリオ州トロントにあるロジャース・センターで、アメリカのプロ野球チーム『ロサンゼルス・ドジャース』と『トロント・ブルージェイズ』のワールドシリーズ第7戦が開催。試合は延長11回の末『ドジャース』が『5対4』で勝利し、球団史上初となるワールドシリーズ連覇を果たしました!






野球の国際大会「第4回ワールド・ベースボール・クラシック」(以降はWBC)で6連勝を飾り、無敗で準決勝進出を決めた我らが侍ジャパン。
なんといっても、打線が絶好調ということが快進撃を支えている一因。しかしいくら点数を取っても、その点数を守りきれなければ試合に勝つことはできません。
そんな侍ジャパンの頼れる守備の要といえば、二塁手のポジションに入っている広島カープの菊池涼介選手でしょう。
菊池選手は4年連続ゴールデングラブ賞を受賞。今大会でも毎試合のようにナイスプレーを見せ、相手チームのチャンスをことごとく潰しています。
普通であればヒットの打球がアウトになってしまうのですから、打者からすればセカンド方面には打ちたくないでしょう。
オランダ戦で見せたダイビングキャッチ
菊池選手の今大会のプレイで特に印象深いのは、3月12日に行われたオランダ戦。7回1死ランナー1塁の場面で見せた、こちらの守備。
松井裕樹投手の股を抜く、通常であればセンター前ヒットという当たりを菊池選手はダイビングキャッチ。
そのまま、グラブトスで遊撃手にボールを送り、ランナーをアウトに!
グラブトスでなくても体勢を整えてから送球しても十分、ランナーはアウトにできたようにも見えます。菊池選手は試合後このプレーについてこのように振り返っています。
マウンドに跳ねてくれたから捕れたという感じなんですが、最高の舞台で最高のプレーができたので嬉しいです。
ゲッツーいければ取りたかったんですけど、一つ(アウトを)取れてよかったです。
なんと菊池選手は、あくまでゲッツーを狙っていたからこその素早いグラブトスだったとのこと。
この当たりでゲッツーを狙いにいくあたり、次元が違います。ちなみにこのプレーには、相手チームであるオランダベンチからも拍手が出ていました。
その守備力の高さは同業者たちも認めるほど