ラーメンを注文すると「10分ほどお待ちください」 20分後、出てきたのは?
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ある日、1人の女性が神奈川県にあるラーメン店を訪れました。
平日の14時すぎにも関わらず、約30席ある店内は7割程度が埋まっているような状態。さすが東京に本店を持つ人気店です。
看板メニューである『つけ麺』か、人気の『ラーメン』か…どちらを注文しようかと、迷っていた女性は結局ラーメンを注文。
すると、店員からこう告げられました。
※写真はイメージ
麺の茹で時間がかかるため、10分ほどお待ちいただけますか。
どうやら注文が詰まっているらしく、ラーメンを待つ客が10人ほどいる状態。通常は5分程度で提供できるラーメンに、約10分ほどかかってしまうようでした。
女性は「分かりました」と答えて、スマホを見始めます。
すると、女性が座っていたカウンターに1人の男性がやって来ます。30代ぐらいの男性は座ると、すぐに「ラーメンを大盛で」と注文。
女性と同じく、「10分ほどかかる」といわれた男性は快諾。女性と並んで座る形で、ラーメンの到着を待っていました…。
男性がラーメンを注文してから15分が経過しました。
しかし、男性だけでなく、女性の元にもラーメンは到着していません。厨房では2人のスタッフが慌ただしく動いていますが、ラーメンが到着する気配がありません。
男性は、腕時計に数回目をやり、少しイラついている様子です。
女性の元にラーメンが到着。
女性が注文してから20分以上、経っています。
続けて、男性の元にもラーメンが到着かと思いきや…。
※写真はイメージ
つ、つけ麺???
なんと男性が注文した『ラーメン・大盛』ではなく、『つけ麺・大盛』が出されたのです。
一瞬、ためらうような素振りを見せつつも、店員に「ラーメンを頼んだんですけど…」と伝える男性。
すると、店員は謝罪し、慌てて厨房へ。状況を説明したのでしょうか…店長と思われる男性が、イラついたような声で「すぐに作り直すって伝えておいて」と店員に指示をしています。
この会話は、男性にも聞こえていたのでしょう…「もう結構です」というと、男性は荷物を持って店を出て行ってしまいました。
一部始終を見ていた女性は語ります。
男性の気持ちは分かります。
実際、10分といっておきながら提供までに20分もかかっていますし…「途中で、ひと言あってもいいかな」とは思いました。
それでも怒って帰ってしまうほどかというと「うーん」という感じです。
まあ、そこからまた数十分待たされることを考えると、ウンザリはしてしまいますが…。
女性が、一連の出来事を会社で同僚に伝え、意見を聞いてみたところ、「男性の行動は正しい」という人と、「怒って帰るほどではない」という人が半々だったといいます。
元々、「ラーメンを食べたい」と思ったからこそ、男性はラーメン店に入ったのでしょう…しかし、目的のラーメンを食べることはできませんでした。
一方、店にとっては「客を1人、怒って帰らせてしまった」という事実だけが残ってしまいます。
どちらにとっても不幸な結果となってしまった今回のケース…いい妥協点を見つけることはできなかったのでしょうか。考えさせられますね。
[文・構成/grape編集部]