小児科医が注意喚起 子どもが溺れた時の『真実』知っていますか
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子供が上がったお風呂場 母親が入ると…?「涙出た」母親のトリッシュ(@torish935)さんも、3人の子供に注意していたことがありました。

2日連続のプールで疲れ切った母親 冷蔵庫に残されたメッセージに「背筋も凍る」2日連続でプールに遊びに行っていた、3児の母親であるトリッシュ(@torish935)さんは、翌日の朝、疲労で『全身バッキバキ』な状況だったといいます。きっと「今日はゆっくり休みたい」と考えたことでしょう。しかし、この後トリッシュさんには試練が…。
夏になると毎年のように、子どもが海やプールでおぼれ、命を失うという痛ましい事故のニュースを耳にします。
また、子どもが自宅のお風呂でおぼれる事故も、数多く発生しています。
※写真はイメージ
『子どものおぼれかた』について投稿したのは、保護者に向けて、正しい医療情報を提供することを目的として設立された『教えてドクタープロジェクト』。
Twitterアカウント(@oshietedoctor)での投稿が話題になっています。
子どもがおぼれる時、もがくのは映画の世界だけ!
プロジェクトの責任者である、佐久総合病院小児科の坂本昌彦先生によると、乳幼児の不慮の事故で2番目に多いのは『溺死』なのだそうです。
そして子どもは、多くの人が想像している姿とは異なるおぼれかたをするとつづりました。
おぼれる時、バシャバシャもがくのは映画の世界だけです。
おそらく、「子どもがおぼれる姿を想像してください」といわれたら、多くの人はバシャバシャもがく姿を想像することでしょう。
しかし実際は、もがいたり暴れたりせず、静かに沈んでいくのだそうです。
そのため、ほかの人は子どもがおぼれていることに気付くことができず、痛ましい事故が起こってしまうのだとか。
投稿に対し、実際におぼれたことがある人や、誰かがおぼれる姿を見たことがある人たちから共感の声が寄せられています。
また、このことを知らなかった人からは「知っておいてよかった」「ゾッとしました」といった声が上がっています。
・自分が子どものころにおぼれた際、黙って沈んでいったと聞きました。
・高校生のころ、友人が突然沈んでいって驚きました。抵抗は、最初の一瞬だけでした。
・まさに、このイラストの通りです。目を開けたまま、無抵抗でおぼれますよね。
・おぼれた時になかなか気付いてもらえないのは、そういう理由か。
水場では、ほんの少しのよそ見で大切な子どもの命を失ってしまう危険があります。しっかりと、目で見守ってあげてください。
この他にも『教えてドクタープロジェクト』は、冊子の作成や出前講座などを行っています。また、冊子の内容をスマートフォン向けアプリで見ることもできます。
ウェブサイトやFacebookでも情報を配信しているので、参考にしてみてください。
【教えて!ドクター】
ウェブサイト:教えて!ドクター
Facebook:@oshietedoctor
スマートフォン向けアプリ:『教えて!ドクター』
[文・構成/grape編集部]