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『心に響く』エッセイコンテスト grape Award 2017 受賞作品

By - grape編集部  公開:  更新:

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grapeは2017年、エッセイを募集するコンテスト『grape Award 2017』を開催。

応募作品は246本。その中から最優秀賞・1作品、優秀賞・6作品が選ばれました。

最優秀賞『ちょっこし』/PN:とまと

「ちょっこしだけやぞ。ちょっこし」が口癖のひいおじいさん。ひ孫の『ちい』は、人見知りをするのに『じぃじ』のことは大好きです。
ちいとじいじの、甘酸っぱく、優しい13か月の物語。

優秀賞『夫婦』/PN:アポロン

長年、がんと闘った母を看取った父。しかし、父は母の四十九日の準備をしている最中に倒れてしまった…。
夫婦の絆を痛いほどに感じさせられるエピソードです。

優秀賞『心に響くものは……』/PN:水多(みずた)

百貨店で働く『私』は笑顔の仮面を付け、辞めることばかりを考える日々…。
しかし、毎日のようにやってくるようになった男女の客が仮面を溶かす、ひとしずくを落としたのです。
その客が求める品物を提案するため、『私』は奮闘します。

優秀賞『カレーうどんを、お願いします』/PN:あだち まいこ

行きつけの定食屋に現れたのは、大きな花束を持ち、やや疲れた顔の男性。「こんな時間に、珍しい」と、女将さん。彼が注文したのは、カレーうどん。そこには、彼にとって深い理由がありました。

優秀賞『あの日、ひときわ高い夏空の下で』/PN:心に灯をともすおいどん

甲子園出場の常連校に進学した友。三年生最後の夏。
晴れ舞台に立つ『正捕手』を選ぶ選抜テストで、友は惚れぼれするような投球!そして、結果は…。

優秀賞『京都まで』/PN:佐々 林(ささ りん)

京都へ向かう阪急電車の、4人がけのボックス席。腰掛けているのは、やんちゃな風体のおにいちゃんと、派手なお化粧をしたおねえちゃん。そして、後から乗り込んできた、角刈りの60代の男性。
京都までの短い旅路で、身の上話から始まる、幸せな結末。

優秀賞『2017年の春のこと』/PN:南 栞(みなみ しおり)

16年間を共にした愛犬が虹の橋を渡った…「寂しくないように」と、たくさんの写真とともに見送ろうとシャッターを切る『私』。愛犬に近い目線で写真を撮ろうとした時、『私』が見たものは…。


[文・構成/grape編集部]

出典
grapeアワード

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