デーブ、その通りだ! 日本のチャリティー番組に『皮肉』を連発
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Twitter上でダジャレを連発したかと思えば、社会風刺的なツイートで議論を引き起こす、デーブ・スペクターさん。
2018年8月26〜27日、デーブさんは日本で放送されたチャリティー番組について疑問を呈しました。
デーブ・スペクター「おかしいと思うのは、私だけ?」
チャリティー番組が放送されるたび話題になるのが、出演者のギャラ事情。
出演者のギャラについては、過去に番組側が「基本的にはボランティアで務めていただいております」と説明したこともあります。
しかし、「出演者に高額のギャラが支払われている」というウワサは消えず、「何百万、何千万円ものギャラが発生している」といわれることも…。
こうしたギャラ問題について、デーブさんは2020年の東京五輪を引き合いに出して、このようにツイート。
さらに、デーブ節は止まりません。翌27日には、皮肉の効いたこんなツイートを投稿しました。
「すみません!英語が苦手でちょっと知りたいが…」
「英語が苦手」というのは、もちろんギャグ。ユーモアを交えながら、ここでもギャラ事情について皮肉を効かせたツイートをしています。
海外でのチャリティー番組はノーギャラが普通
ここまでデーブさんが、チャリティー番組における出演者のギャラ事情について批判の声を上げるのには理由があります。
デーブさんによると、アメリカのチャリティー番組ではどんなに有名なハリウッドスターであっても、すべてノーギャラが普通。
以前、アメリカの一部地域がハリケーンによる甚大な被害を受けた際には、そうそうたるスターたちが寄付金を募る番組に出演していました。
もちろん、彼らはノーギャラでの出演で、さらに番組中のCMもなかったといいます。
※ハリケーン被災者のための慈善番組に出演する、レオナルド・ディカプリオ、ブルース・ウィリス、アル・パチーノら豪華セレブたち
海外の事情に詳しいデーブさんだからこそ、『チャリティー』をかかげているにもかかわらず、ギャラについて不透明な日本のチャリティー番組に、ひと言もふた言もいわずにはいられないのでしょう。
一連の投稿には多くの『いいね』が付き、「サポーターの意味とは?」「ど正論」「その通り」と共感を集めています。
アメリカと日本ではチャリティー文化に差が?
2018年のチャリティー番組では、出演者の1人が「ノーギャラで出演させていただいています」と明言し注目を集めました。
「真のチャリティーだ」と称賛の声を集めた一方、「ほかの出演者はどうなのか?」「なぜノーギャラであるだけで、ここまで称賛されるのか」と疑問の声が出ていたのも事実です。
アメリカと日本では、チャリティー文化に大きな差があるといえます。
収入の多い人が当たり前のように寄付をするというアメリカと、震災をはじめ特定の時に集中して募金を行う日本では、チャリティーのとらえかたが根本から違う印象です。
番組のありかたについての議論は当然必要ですが、それ以上にチャリティーの意味や意義について考えることも重要なのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]