「子供たちの笑顔を思い浮かべながら…」 書店でサンタクロースになれる『ブックサンタ』とは?
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撮影:grape編集部

ビル・ゲイツが『ほぼ全財産』を寄付へ 「終活のレベルが違う」マイクロソフトの共同創業者として知られる、アメリカの実業家のビル・ゲイツさん。2025年5月8日に、今後20年間で私財のほぼすべてを、世界の貧困層に寄付する考えを明らかにしました。

【2025年】東日本大震災の義援金・寄付金 窓口まとめ東日本大震災の義援金・寄付金の受付窓口をまとめた記事です。
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ビル・ゲイツが『ほぼ全財産』を寄付へ 「終活のレベルが違う」マイクロソフトの共同創業者として知られる、アメリカの実業家のビル・ゲイツさん。2025年5月8日に、今後20年間で私財のほぼすべてを、世界の貧困層に寄付する考えを明らかにしました。

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何気なく道を歩いている時でも、ふと惹かれる看板が目に入ることがありますよね。
2025年11月、仕事を終えて帰宅する途中、筆者は会社の最寄り駅近くの書店で『ブックサンタ 2025』と書かれた看板を発見しました。
看板には、「あなたの選んだ本を全国の子供たちに届けます」といった趣旨も添えられています。
実はこれ、誰もがサンタクロースになれる、素晴らしい取り組みなのをご存じでしょうか。
あなたの選んだ1冊が子供たちへ届く 『ブックサンタ』に注目!
日本国内でも、貧困や被災、病気などを理由に、クリスマスに特別な思い出を作れない子供たちがいます。
そうした全国の子供たちに、本を届けることを目的とした社会貢献プロジェクトが『ブックサンタ』!
提供:認定NPO法人チャリティーサンタ
認定NPO法人チャリティーサンタが2017年からスタートさせた取り組みで、書店で本を選び、『ブックサンタに参加します』とレジで伝えるだけで、その本が子供たちのもとへ届きます。
筆者も過去に参加したことがあり、子供たちが楽しめるようにと考えながら選んだ1冊は、特別なものとして心に残っていますよ。
看板を見かけた筆者は、「今年も参加しよう」と思った一方で、「この活動についてもっと詳しく知りたい」という気持ちも湧いてきました。
そこで、『ブックサンタ 2025』の看板が出ていた書店にインタビューしてみます!
くまざわ書店みなとみらい店にインタビュー
撮影:grape編集部
2025年11月12日、筆者が訪問したのは、神奈川県横浜市西区みなとみらいにある『くまざわ書店みなとみらい店』です。
3~4年前から『ブックサンタ』の取り組みに参加しているのだとか。現場から見た『ブックサンタ』について、詳しくうかがいました。
――同店では、どのくらい本が寄付されていますか。
『ブックサンタ 2025』の取り組みをスタートしてから1か月ほど経ちました。11月12日時点で、10冊弱の本が寄せられています。
2024年は全部で40冊ほどの本が集まっていて、2025年も同数程度を見込んでいますよ。
――どのような人が参加していますか。
当店はメインの客層ということもあり、『ブックサンタ』には未就学児の子供を持つ家族が多く参加されています。
高齢者も寄付されることがありますね。だいたい、1人1~2冊を寄付してくださいます。
――寄付される本に傾向はありますか。
人気の絵本シリーズや雑学が学べる本、児童書などが寄せられています。
店舗もクリスマスシーズンの品揃えになったこともあり、クリスマスがテーマの絵本も選ばれそうですね。
撮影:grape編集部
――『ブックサンタ 2025』に対する、書店としての思いを教えてください。
好きな本が読めない環境にいる子供たちに、本が届くのが魅力的です。
参加者も『子供たちのために寄付できた』という感覚があります。いい取り組みですよね。
『ブックサンタ 2025』に参加すると、このようなステッカーが1枚もらえます。
撮影:grape編集部
取り組みや本を受け取った子供たちの声を紹介した、リーフレットも一緒にもらえますよ!
同店の言う通り、参加者にも「チャリティーに参加できた」という感覚が残り、大切な思い出になりそうです。
さらに筆者は、『ブックサンタ 2025』を運営している、認定NPO法人チャリティーサンタにも取材。
活動が始まったきっかけや、現在の状況などを深掘りしました!