コンビニ募金入れたことある? 意外な用途にハッとさせられた 提供:株式会社ローソン By - grape編集部 公開:2019-06-14 更新:2019-07-01 チャリティー学校寄付環境問題 Share Post LINE はてな 多くの人が目にしている、コンビニのレジの横に置いてある募金箱。買い物ついでに、お釣りをそのまま募金する人もいると思います。 「じゃあ、寄付金が何に使われるのかを知ってる?」と聞かれると悩んでしまうもの…。「なにか困っている人のためになっている」「とりあえず人助けでしょ」と、漠然と考えている人は少なくないでしょう。 私も募金というと「恵まれない国への支援や、震災などの被害を受けた地域への寄付金」というイメージしかなく、「自分とは離れた場所で使われるもの」という印象しかありませんでした。 ですが、調べてみると、自分たちの生活に密着した寄付金の使いかたをしている募金もあることが分かりました。 「え、自分たちにも還元されているの?」と疑問に思った私は、その中の1つ『ローソングループ”マチの幸せ”募金』をより詳しく調べてみました! 歴史ある小学校で使われた募金 寄付金がどういったことに使われているのかを知るために、取材に向かったのは宮城県気仙沼市にある『気仙沼小学校』。小高い山の上に建てられた小学校からは、海岸沿いにある静かな漁港を見下ろすことができます。 広大な敷地を持つ気仙沼小学校の歴史は古く、校舎よりも大きく成長したカツラの木が印象的でした。最盛期には3千人を超える児童が通っていたこともあるそうです。 そんな伝統ある小学校にも悩みがありました。それは長い年月をかけて成長してきた木々のうち、数本の赤松の木が腐ってきてしまったこと。 放っておけば、倒木などで子どもたちがケガをする恐れがあります。とはいえ、何本もの木を切るには多大な費用が…。 そこで学校は、ローソンの店頭募金を使って、学校環境をよりよくするための緑化活動を行っている『学校環境緑化モデル事業』に助成を申請。 審査の結果、助成金を得ることができた気仙沼小学校は、赤松の木を伐採し間引くことで、教室内の日当たりなどを改善することができました。 (左)伐採前 (右)伐採後 (左)伐採前 (右)伐採後 赤松を伐採した場所には、クロフネツツジを植樹し、新しい緑をはぐくみ始めた気仙沼小学校。 伐採が行われた校庭の一角では、児童たちを集めて記念式典が行われていました。 子どもが積極的に募金する理由は… 記念式典では、気仙沼小学校の千葉清人校長先生が、ローソンで集められた募金がどのように使われているのかを子どもたちに説明。 身近なコンビニの募金で、赤松を伐採したり、苗木を植樹したりすることもあると知り、多くの子どもたちが驚いていたようです。 小学生「募金はしていたけれど…」 ローソンの募金がどのように使われているのかを知って、子どもたちはどのように感じたのでしょうか。6年生の子どもたちに聞いてみました。 ――ローソンの募金の使い道は知っていた? 知りませんでした。 今回の記念式典でどんなことをやっているのかが身近に分かって、よかったです。 ――募金には興味があった? インドネシアで震災被害があった時に、学校全体で募金活動をしたことがありました。 ローソンでも募金箱にお金を入れることがあります。 募金活動そのものは行っていても、どのように使われているのかは知らなかったという子どもたち。 今回の記念式典に参加したことで、自分たちの募金活動が緑化につながっていることを実感できたようです。 オーナー「募金の使い道を知ってほしい」 記念式典に参加していたローソンのオーナーは、小学生のころから気仙沼に住んでいる地元の人です。 募金をしてくれる子どもたちや、地域とのつながりのエピソードを話してくれました。 ――記念式典に参加してどうだった? 「こういった活動で緑が再生されていくんだな」と実感することができてよかったです。 地域とのつながりの深い土地なのでお客様とお話しすることも多く、「募金を使って、このような活動をしているんです」と伝えていきたいと思います。 ――募金する人はどのような人たち? サッとお釣りを入れてくださるかたや毎回募金をしてくださる常連さん、そして、わざわざお金をためて募金してくださるお客様もいらっしゃいます。 ただ、募金が何に使われているかは知らないかたが多いと思います。記念式典にお子様たちが参加されたことで、親御さんの間にも使い道に興味を持つかたがいらっしゃると嬉しいです。 ――募金をする子どももいる? 親御さんに頼んで、お金を出してもらって募金をするお子様が多くいらっしゃいます。 小さいころからそういった意識が高いのは、震災を経験している土地柄というのもあるのかもしれません。 募金がどのような活動に使われているのかを知ってほしいので、今回のような活動がもっと広まるといいなと感じました。 地域住民とのつながりも強く、世間話などをすることも多いというローソンのオーナー。 今回の式典に参加したことで、「募金が身近なことに使われているということを、もっと多くのかたに知ってほしい」という思いを強めたようです。 校長「今度は自分たちの番という思いが強い」 大人も子どもも、ごく当たり前に募金をしているという気仙沼。 千葉校長にその理由を聞くと「恩返しをしたいからではないか」と答えてくれました。 ――今回の取り組みについて、どのように感じた? 「自然環境を守っていくには、どうしたらいいのか」を考える、よいきっかけになったと思います。 「支援していただくことで守られる自然がある」ということを、子どもたちも認識できたのではないでしょうか。 ――子どもたちも募金に積極的な理由は? 東日本大震災の被害を受けた地域は、震災時に日本全国、そして世界中から支援をいただいてきました。 そのため、次に何かがあった場合は、「自分たちが人のためになることをしよう」という意識が強いのだと思います。そういった理由で、大人から子どもまで募金をすることに積極的なのだと思います。 ――今後の活動について 気仙沼小学校は山の上にあるため、津波の被害をあまり感じませんが、海岸のほうに降りると、いまだに復興工事が行われているような状況です。まだまだ緑が十分な土地とはいえません。 気仙沼小学校は市内の子どもが集まる体育大会も開催されていますので、緑化のシンボルとしても役立てるよう、今後も緑化を進めていきたいと考えています。 「つらい時期を多くの人の優しさで乗り越えてきたからこそ、募金活動に積極的になっているのでは」と話す、千葉校長。 人のために何かをしたいという思いは、子どもたちにも強く受け継がれているようです。 募金活動がめぐりめぐって、自分たちの環境を改善することもあると知った子どもたち。これから先も、当たり前のように募金活動を行い、優しさの連鎖をつなげていってくれることでしょう。 ローソンの募金活動は累計で42億円 『ローソングループ”マチの幸せ”募金』は、1992年から設置されており、いままでに集まった寄付金は累計で約42億円(2019年2月末時点)。 寄付金は一度ローソン本部に集約され、その一部が緑化活動の費用として、『ローソン緑の募金』という名称で公益社団法人国土緑化推進機構に寄付される仕組みです。 公益社団法人国土緑化推進機構では、年に1回、学校緑化活動や森林ボランティア活動の公募を実施。応募した小学校・中学校や森林ボランティア団体などから支援先を選び、緑化活動や森林整備活動に役立てます。 今回の気仙沼小学校のように木を間引いたり、植樹をしたり、子どもたちが自然に触れる機会を作るなど、多くの支援を行っています。 募金箱は、全国のローソンをはじめ、ナチュラルローソン、ローソンストア100、HMV、ユナイテッド・シネマなど合計約1万5千店舗の店頭に設置されています。 直接お金を入れる募金箱のほかにも、ローソン店頭マルチメディア情報端末『Loppi』を使って、寄付先を自分で選べる『Loppi募金』や、貯まったポイントを活用できる『ポイント募金』などでも募金が可能です。 電子マネーを使う機会が増えてきた昨今では、ポイント募金も増えてきているのだそうです。 「いつか助けてもらった時の恩返しを」「誰かのために力になりたい」…そんな純粋な気持ちをつなげるために、まずは身近なローソンであなたも募金をしてみませんか。 ローソングループ”マチの幸せ”募金 公益社団法人 国土緑化推進機構 ローソングループ”マチの幸せ”募金 寄付の方法 店頭募金箱 全国のローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100、HMV、ユナイテッド・シネマの合計約1万5千店舗に募金箱を設置しています。 Loppi募金受付サービス(ロッピー募金) ローソン、ナチュラルローソンの店頭のマルチメディア情報端末『Loppi(ロッピー)』から申し込むことができます。Loppi画面の『各種サービス』をタッチして『Loppi募金受付サービス』を選択し、『ローソン緑の募金』から寄付ができます。もしくは専用の二次元バーコード(下記)をLoppiにかざすと申込画面に移行します。 ポイント募金 Pontaポイントおよびdポイントで募金を申し込むことができます。ホームページ「ポイントを使う」の『環境社会貢献コース』、またはローソン、ナチュラルローソン店内のLoppiから申し込んでください。 ホームページからの募金はこちら [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
多くの人が目にしている、コンビニのレジの横に置いてある募金箱。買い物ついでに、お釣りをそのまま募金する人もいると思います。
「じゃあ、寄付金が何に使われるのかを知ってる?」と聞かれると悩んでしまうもの…。「なにか困っている人のためになっている」「とりあえず人助けでしょ」と、漠然と考えている人は少なくないでしょう。
私も募金というと「恵まれない国への支援や、震災などの被害を受けた地域への寄付金」というイメージしかなく、「自分とは離れた場所で使われるもの」という印象しかありませんでした。
ですが、調べてみると、自分たちの生活に密着した寄付金の使いかたをしている募金もあることが分かりました。
「え、自分たちにも還元されているの?」と疑問に思った私は、その中の1つ『ローソングループ”マチの幸せ”募金』をより詳しく調べてみました!
歴史ある小学校で使われた募金
寄付金がどういったことに使われているのかを知るために、取材に向かったのは宮城県気仙沼市にある『気仙沼小学校』。小高い山の上に建てられた小学校からは、海岸沿いにある静かな漁港を見下ろすことができます。
広大な敷地を持つ気仙沼小学校の歴史は古く、校舎よりも大きく成長したカツラの木が印象的でした。最盛期には3千人を超える児童が通っていたこともあるそうです。
そんな伝統ある小学校にも悩みがありました。それは長い年月をかけて成長してきた木々のうち、数本の赤松の木が腐ってきてしまったこと。
放っておけば、倒木などで子どもたちがケガをする恐れがあります。とはいえ、何本もの木を切るには多大な費用が…。
そこで学校は、ローソンの店頭募金を使って、学校環境をよりよくするための緑化活動を行っている『学校環境緑化モデル事業』に助成を申請。
審査の結果、助成金を得ることができた気仙沼小学校は、赤松の木を伐採し間引くことで、教室内の日当たりなどを改善することができました。
(左)伐採前 (右)伐採後
(左)伐採前 (右)伐採後
赤松を伐採した場所には、クロフネツツジを植樹し、新しい緑をはぐくみ始めた気仙沼小学校。
伐採が行われた校庭の一角では、児童たちを集めて記念式典が行われていました。
子どもが積極的に募金する理由は…
記念式典では、気仙沼小学校の千葉清人校長先生が、ローソンで集められた募金がどのように使われているのかを子どもたちに説明。
身近なコンビニの募金で、赤松を伐採したり、苗木を植樹したりすることもあると知り、多くの子どもたちが驚いていたようです。
小学生「募金はしていたけれど…」
ローソンの募金がどのように使われているのかを知って、子どもたちはどのように感じたのでしょうか。6年生の子どもたちに聞いてみました。
――ローソンの募金の使い道は知っていた?
知りませんでした。
今回の記念式典でどんなことをやっているのかが身近に分かって、よかったです。
――募金には興味があった?
インドネシアで震災被害があった時に、学校全体で募金活動をしたことがありました。
ローソンでも募金箱にお金を入れることがあります。
募金活動そのものは行っていても、どのように使われているのかは知らなかったという子どもたち。
今回の記念式典に参加したことで、自分たちの募金活動が緑化につながっていることを実感できたようです。
オーナー「募金の使い道を知ってほしい」
記念式典に参加していたローソンのオーナーは、小学生のころから気仙沼に住んでいる地元の人です。
募金をしてくれる子どもたちや、地域とのつながりのエピソードを話してくれました。
――記念式典に参加してどうだった?
「こういった活動で緑が再生されていくんだな」と実感することができてよかったです。
地域とのつながりの深い土地なのでお客様とお話しすることも多く、「募金を使って、このような活動をしているんです」と伝えていきたいと思います。
――募金する人はどのような人たち?
サッとお釣りを入れてくださるかたや毎回募金をしてくださる常連さん、そして、わざわざお金をためて募金してくださるお客様もいらっしゃいます。
ただ、募金が何に使われているかは知らないかたが多いと思います。記念式典にお子様たちが参加されたことで、親御さんの間にも使い道に興味を持つかたがいらっしゃると嬉しいです。
――募金をする子どももいる?
親御さんに頼んで、お金を出してもらって募金をするお子様が多くいらっしゃいます。
小さいころからそういった意識が高いのは、震災を経験している土地柄というのもあるのかもしれません。
募金がどのような活動に使われているのかを知ってほしいので、今回のような活動がもっと広まるといいなと感じました。
地域住民とのつながりも強く、世間話などをすることも多いというローソンのオーナー。
今回の式典に参加したことで、「募金が身近なことに使われているということを、もっと多くのかたに知ってほしい」という思いを強めたようです。
校長「今度は自分たちの番という思いが強い」
大人も子どもも、ごく当たり前に募金をしているという気仙沼。
千葉校長にその理由を聞くと「恩返しをしたいからではないか」と答えてくれました。
――今回の取り組みについて、どのように感じた?
「自然環境を守っていくには、どうしたらいいのか」を考える、よいきっかけになったと思います。
「支援していただくことで守られる自然がある」ということを、子どもたちも認識できたのではないでしょうか。
――子どもたちも募金に積極的な理由は?
東日本大震災の被害を受けた地域は、震災時に日本全国、そして世界中から支援をいただいてきました。
そのため、次に何かがあった場合は、「自分たちが人のためになることをしよう」という意識が強いのだと思います。そういった理由で、大人から子どもまで募金をすることに積極的なのだと思います。
――今後の活動について
気仙沼小学校は山の上にあるため、津波の被害をあまり感じませんが、海岸のほうに降りると、いまだに復興工事が行われているような状況です。まだまだ緑が十分な土地とはいえません。
気仙沼小学校は市内の子どもが集まる体育大会も開催されていますので、緑化のシンボルとしても役立てるよう、今後も緑化を進めていきたいと考えています。
「つらい時期を多くの人の優しさで乗り越えてきたからこそ、募金活動に積極的になっているのでは」と話す、千葉校長。
人のために何かをしたいという思いは、子どもたちにも強く受け継がれているようです。
募金活動がめぐりめぐって、自分たちの環境を改善することもあると知った子どもたち。これから先も、当たり前のように募金活動を行い、優しさの連鎖をつなげていってくれることでしょう。
ローソンの募金活動は累計で42億円
『ローソングループ”マチの幸せ”募金』は、1992年から設置されており、いままでに集まった寄付金は累計で約42億円(2019年2月末時点)。
寄付金は一度ローソン本部に集約され、その一部が緑化活動の費用として、『ローソン緑の募金』という名称で公益社団法人国土緑化推進機構に寄付される仕組みです。
公益社団法人国土緑化推進機構では、年に1回、学校緑化活動や森林ボランティア活動の公募を実施。応募した小学校・中学校や森林ボランティア団体などから支援先を選び、緑化活動や森林整備活動に役立てます。
今回の気仙沼小学校のように木を間引いたり、植樹をしたり、子どもたちが自然に触れる機会を作るなど、多くの支援を行っています。
募金箱は、全国のローソンをはじめ、ナチュラルローソン、ローソンストア100、HMV、ユナイテッド・シネマなど合計約1万5千店舗の店頭に設置されています。
直接お金を入れる募金箱のほかにも、ローソン店頭マルチメディア情報端末『Loppi』を使って、寄付先を自分で選べる『Loppi募金』や、貯まったポイントを活用できる『ポイント募金』などでも募金が可能です。
電子マネーを使う機会が増えてきた昨今では、ポイント募金も増えてきているのだそうです。
「いつか助けてもらった時の恩返しを」「誰かのために力になりたい」…そんな純粋な気持ちをつなげるために、まずは身近なローソンであなたも募金をしてみませんか。
ローソングループ”マチの幸せ”募金
公益社団法人 国土緑化推進機構
ローソングループ”マチの幸せ”募金 寄付の方法
店頭募金箱
全国のローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100、HMV、ユナイテッド・シネマの合計約1万5千店舗に募金箱を設置しています。
Loppi募金受付サービス(ロッピー募金)
ローソン、ナチュラルローソンの店頭のマルチメディア情報端末『Loppi(ロッピー)』から申し込むことができます。Loppi画面の『各種サービス』をタッチして『Loppi募金受付サービス』を選択し、『ローソン緑の募金』から寄付ができます。もしくは専用の二次元バーコード(下記)をLoppiにかざすと申込画面に移行します。
ポイント募金
Pontaポイントおよびdポイントで募金を申し込むことができます。ホームページ「ポイントを使う」の『環境社会貢献コース』、またはローソン、ナチュラルローソン店内のLoppiから申し込んでください。
ホームページからの募金はこちら
[文・構成/grape編集部]