「お金がないから」と断ったら…無料で芝刈りをしてくれた男性 理由に感動
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- 出典
- Helen Bell
芝生の庭がある家が多いアメリカでは、芝の手入れは欠かせません。自分で行う人もいれば、誰かを雇って刈ってもらう人もいます。
ある日、ヘレン・ベルさんの家に男性がやって来て「庭の芝刈りを引き受けますがいかがですか?」と尋ねてきたのだとか。
男性が提示した芝刈り代金は一般的な金額でしたが、その日ヘレンさんは手元にお金がなかったため、「1週間後にまた来てください」と断りました。
これで2人の会話は終わりました。すると数分後、家の外から機械の音が聞こえてきたといいます。
ヘレンさんがドアを開けると、先ほどの男性が彼女の家の庭の芝刈りをしていたのです。
※写真はイメージ
勝手に芝刈りを始めた理由は
ヘレンさんはあわてて男性に向かって「やめてちょうだい!」と叫びます。すると男性は首を横に振り、こういったのです。
「あなたのお子さんたちがこの庭で遊んでいるのを見かけたんです。草がすごく伸びているのでヘビがいても見えなくて、噛まれてしまうんじゃないかと心配になったんです」
それでもヘレンさんは男性に、お金を払えないのでやめてほしいと伝えます。すると彼は「お金は結構ですよ。私には孫がいるので、誰かが同じように孫たちのことを気遣ってくれたらうれしいですから」といい、無料で芝刈りをしてくれたということです。
男性の親切に感動して涙が出たというヘレンさんは彼にハグをして、それぞれの身の上話をしました。
ヘレンさんは白人、芝刈りを申し出たジョニーさんという男性は黒人で、彼はこういったそうです。
「黒人が近所に住む白人を助けてあげる。こういうことはニュースでは報道されないんですよ。なぜなら放送局が稼ぐためには不都合ですからね」
こうしてジョニーさんは暗くなるまでヘレンさんの庭の草を刈っていたといいます。
ヘレンさんはこの話をFacebookに投稿し、彼への感謝の気持ちを綴りました。投稿は30万回以上シェアされ、ジョニーさんを称賛するコメントが多く寄せられています。
世の中で起きているすべてのことがニュースとして報道されるわけではありません。今日も世界では人知れず親切な行いをしている人がたくさんいるはずです。
きっとジョニーさんの優しさは巡り巡って彼の元に返ってくることでしょう。
[文・構成/grape編集部]