授乳室で「オムツを買えなくてごめん」と泣く母親 隣の女性が親切にした2年半後…!?
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ダイソーのイヤホンを見た客 配色に既視感をおぼえたワケに「全く同じことを考えた」メメタァ(@memetaa_kaeru)さんが、『ダイソー』に足を運んだ時のこと。ふと目に飛び込んできたワイヤレスイヤホンのカラーリングに、既視感をおぼえたといいます。何に似ていたのかは、メメタァさんのつづったコメントとともに、答え合わせをしてみてください!
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
人は1人では生きていくことができません。誰しも一度は誰かを助け、誰かに助けられたことがあるでしょう。
1児の母親である、さ母(@kimisachiareka)さんの体験談に、多くの人が心打たれました。
経済DVを受け、授乳室で泣いていた母親に出会い…
2017年6月、外出中に授乳室を利用していた投稿者さん。すると、こんな声が聞こえてきたといいます。
「お金がなくてオムツを買えなかったの、ごめんね」
※写真はイメージ
そこには、投稿者さんの子供と同じくらいの女の子をもつ母親の姿が。
オムツが不衛生なせいか、オムツ台の上に乗っている女の子はお尻が真っ赤にはれ、苦しそうな声で泣いていたといいます。
母親はオムツ台に向かって涙を流し、我が子に「ごめんね」と謝っていました。きっとこの母親には、オムツを買う金銭的な余裕がないのでしょう。
心配になった投稿者さんが母親に声をかけたところ、母親は夫から経済DVを受けていることが判明しました。
■経済DV
ドメスティックバイオレンスの1種。
生活費を渡さなかったり、仕事をさせなかったりすることで経済的に束縛し、パートナーの心身を支配する行為を指す。
生活が苦しく、月末までオムツを買うことができないという母親の事情を知った投稿者さん。
そこで、投稿者さんは持参していたオムツや試供品をすべて母親にあげることにします。「この話がウソでも、騙されていてもいい」という一心で…。
それからおよそ2年半後…
2020年1月、外出中に投稿者さんは女性に声をかけられました。振り返ると、そこには2年前に授乳室で泣いていた母親の姿が!
母親の話によると、経済DVをしていた夫とは無事に離婚することができ、現在は働いているとのことです。
DVから解放された母親は生気を取り戻し、あの時お尻が真っ赤にはれていた女の子も元気に成長し、親子で笑みを浮かべていたといいます。
我が子のオムツすら買うことができなかった母親は、苦しむ我が子の姿を見て1人でつらい思いをしていたことでしょう。
そんな時に投稿者さんから親切にされ、母親の心の中にあった暗いトンネルに一筋の光が差し込んだのかもしれません。
人間の温かさ、そして優しさの起こした変化に心打たれる、素敵なエピソード。投稿はまたたく間に拡散され、多くの人が称賛の声を寄せました。
・自分もその母親と同じ立場でした。DVによる洗脳からの解放は、他の人からいただいた優しさでした。
・本当によかった!あの時に渡した投稿者さんのオムツが、どんなにこの母親の心を助けたか…。
・第三者なのに読んでいて幸せな気持ちになったし、泣けた。嬉しかったから、投稿者さんの顔を覚えていたんだろうね。
見知らぬ人に優しくするのは、多少なりとも勇気が必要です。しかしその結果、今回のケースのように相手の人生がいい方向に変化することもあるかもしれません。
投稿をきっかけに、多くの人が「誰かが困っていたら手を差し伸べられる人間でありたい」と考えさせられました。
[文・構成/grape編集部]