発達障害がある4歳児 病院で大泣きすると、高齢男性が? 「娘は泣き止んだけど、私が泣いた」
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4歳の娘さんを育てている、すずお(@mukimukikinokom)さんは、病院で起こった出来事をXに投稿。その内容に反響が上がりました。
娘さんは発達障害の1つである、自閉症スペクトラムを抱えており、不安感が強まると泣き叫んでしまう症状があるといいます。
病院が苦手で、毎回ちょっとした受診でも不安感から泣いて暴れることがあるため、あらかじめ電話をして病院側に時間帯を指定してもらってから受診するようにしているそうです。
大泣きする娘におじいさんが?
ある日、病院の待合室で会計待ちをしている際、娘さんが大泣きしてしまったといいます。
その時、待合室にいた患者のおじいさんが、泣いて暴れる娘さんをじっと見ていたそうです。
いたたまれない気持ちになりながらもようやく会計が終わり、すずおさんは帰る前に「うるさくして申し訳ありません」と、おじいさんに謝罪をしました。
すると、おじいさんは「よう頑張ったな!」と娘さんにニッコリ笑いかけてくれたのです。
※写真はイメージ
さらに、ドアを開けて、すずおさんの履いていたスリッパも片付けてくれたといいます。
おじいさんの温かな言動が嬉しくて、思わず涙があふれたという、すずおさん。「娘は泣き止んだ。私は泣いた」と投稿につづっていました。
すずおさんいわく、この病院は小児科と内科が受診できるためか、子供から高齢者まで幅広い世代の患者がいるといいます。
そのためか、子供に優しい患者が多く、ドアを開けてもらったことも、一度や二度ではないそうです。
すずおさんはさらに、「それにしても、おじいさんはただものではない気がする…」とコメント。
子供を抱いていると、足元が見えづらいため、スリッパの片付けに手間取ることがあります。その点に気付いて手助けをしたおじいさんは、自身も子育てに関わった経験があるのかもしれませんね。
公共の場で子供が大泣きしたり、ひどくぐずったりすると、周囲から冷たい目を向けられているような気がして、親は萎縮をしたり焦ったりしてしまうものです。
しかし、おそらく多くの人は「大変そうだな」「何か手伝えたらいいのにな」など、温かな気持ちで状況を見守っているのでしょう。
投稿には多くの『いいね』が付き、コメントも多数寄せられています。
・こういう人を『紳士』というんだな。
・子供が幼かった時を思い出して泣きそうになった。自分も助けられる人になりたい。
・素敵すぎるおじいさん。私も泣いた。
・娘さんもお母さんもよく頑張ってる!周りにはちゃんと伝わってるよ。
障がい児への理解や優しさが広がることを願い、今回の投稿をしたという、すずおさん。
もし今回のエピソードと似たような状況を見かけたら、おじいさんの対応を思い出してひと声かけるだけでも、困っている親子を安心させることができるのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]