東大病院の医師による『コロナ収束にかかる年月』が話題に 投稿の内容に考えさせられる
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※写真はイメージ

今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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- 出典
- 前田恵理子
東京大学医学部附属病院(東大病院)の放射線科医である前田恵理子さんが2020年4月12日、Facebookに新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)について投稿。
前田医師の「収束まで何年?親の覚悟」という文章はネットで拡散され、その内容に多くの人が考えさせられました。
前田恵理子医師、コロナウイルス収束には10年かかると予想
発生から4か月経った今、世界中で猛威をふるっているコロナウイルス。感染者は日々増加しています。
前田医師は、コロナウイルスが収束し、街や職場や学校にまた人が集まることができる生活になるにはあと5~10年かかると踏んでいるそうです。
感染症の終息に必要な戦略は、ウイルスの感染力や病原性の高さによって異なります。コロナウイルスの場合、潜伏期間が長い上に無症状者や軽症者の伝播力(でんぱんりょく)が強く、重傷者は医療を必須とするため、社会コストがもっとも高いのだとか。
制御に必要な条件について、前田医師は「人口の7~8割が感染し集団免疫を獲得するか、ワクチンができ集団接種が進むかの2つしかない」といいます。
前田医師は、集団免疫の獲得についてこのように持論を展開しました。
現在、世界各国でコロナウイルスのワクチン開発が行われています。前田医師は、2~3年ほどでワクチンが実用化される可能性はあるといいます。
しかし、ワクチンの安全性の保障や量産化には長い時間がかかるのだとか。世界中の人がワクチン接種をできるようになるには5~10年かかると予想しています。
未知のウイルスと闘うには世界中の研究者の努力や、膨大なお金と時間が必要なのです。
今後の日本社会についての予想
続いて、前田医師は今後の日本社会についてこのようにつづっています。
※投稿全文は上記Facebookの投稿へ
もちろんこれは前田医師の見解であり、実際にどうなるかは誰も分かりません。しかし、1人の医師の予想を1つの可能性として頭に入れることは大切でしょう。
前田医師の投稿は多くの人にシェアされ、いろいろな意見が上がっています。
・10年かかる可能性もあるなんて…。まだ幼い子供たちへの影響が心配です。
・「最低1年」くらいに考えていたけど、長引く可能性も頭に入れておかないとね…。
・まだ先のことは分からないけど、長い目で見た時に何をするべきか考えるのが大事なのかな。
・最初は数か月で収束するって甘く考えてた。世界が変わることを受け入れなければ。
これまでも人間は新型のウイルスによって多くの人の命が奪われ、その時代を生きた人たちは長い間、必死に闘ってきました。
コロナウイルスが1日でも早く終息し、世界中の人が元の生活に戻れるよう祈るばかりです。
※記事では『終息』を完全に終わることとし、『収束』をある程度事態が落ち着くこととしています。
[文・構成/grape編集部]