違反切符かと思ったら スピード違反をした医師 警察官から渡されたものに号泣
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ダイソーのイヤホンを見た客 配色に既視感をおぼえたワケに「全く同じことを考えた」メメタァ(@memetaa_kaeru)さんが、『ダイソー』に足を運んだ時のこと。ふと目に飛び込んできたワイヤレスイヤホンのカラーリングに、既視感をおぼえたといいます。何に似ていたのかは、メメタァさんのつづったコメントとともに、答え合わせをしてみてください!
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新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染者が急増しているアメリカでは、医療用のマスク不足が大きな問題となっています。
特に医療現場では感染予防効果が高いとされる『N95マスク』が足りず、同じマスクを使いまわしている医療従事者も多いということです。
循環器専門医のサロシュ・ジャンジュアさんは、ミネソタ州のコロナウイルス感染者の隔離施設に勤務しています。
2020年3月、仕事を終えて車で帰宅していた彼女は、自らがウイルスに感染することが心配で頭がいっぱいになり、うっかりスピードを出しすぎてしまったのだそう。
そしてスピード違反で警察官に止められてしまいました。
スピード違反をした医師に警察官が渡したものは
サロシュさんの運転免許証の住所がマサチューセッツ州なのに気付いた警察官のブライアン・シュワルツさんは、「なぜミネソタ州にいるんですか?」と尋ねたのだとか。
そこで彼女が非常勤医師だということを伝えると、ブライアンさんはいったんパトカーに戻り、再びサロシュさんのところに来て優しい口調でこういったのです。
その言葉を聞いて深く反省したサロシュさんは、違反切符を受け取るものだと思っていたのだそう。
ところがブライアンさんが彼女に渡したのはスピード違反のチケットではなく、5枚のN95マスクだったのです。
海外メディア『CNN』によると、ブライアンさんはサロシュさんのバッグに使用済みの2枚のN95マスクが入っているのを見て「きっと使いまわしているのだろう」と思ったのだとか。
そして自分が持っていた未使用のマスクを彼女に渡したのです。
またサロシュさんは違反切符は受け取らず、厳重注意だけで済んだということです。
サロシュさんは感激のあまり涙があふれ、ブライアンさんの目も潤んでいるように見えたそうです。
感染者と接するリスクがある『フロントライン・ワーカーズ(最前線で働く人たち)』には、医療従事者だけでなく警察官も含まれます。
実際にアメリカではコロナウイルスに感染して命を落としている警察官がいます。
そのような状況でブライアンさんは貴重なマスクをサロシュさんに譲ったのです。
この話は多数のメディアでも紹介され、未曾有の危機の中で人々のために働いてくれているサロシュさんとブライアンさんに称賛の声が寄せられています。
誰もが不安を抱えているこんな時だからこそ、お互いが助け合う気持ちを持って生活したいものですね。
[文・構成/grape編集部]