バンクシーの新作に医療従事者が感激 男の子が遊んでいるフィギュアは…
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臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
本名や生年月日などを一切明かさないイギリスの覆面アーティスト、バンクシー。社会風刺的なストリートアートなどを世界各地でゲリラ的に描くことで有名なバンクシーが、このほど新作を公開しました。
バンクシーは自身のInstagramに投稿した新作を『Game Changer(ゲームチェンジャー)』と紹介。
ゲームチェンジャーとは物事の状況や流れを一変させる人や物、アイディアなどを意味します。
その話題の作品がこちらです。
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楽しそうに遊んでいる幼い男の子。彼が手に持っているのは、マスクとマントをつけた看護師のフィギュア。
そばに置かれたかごの中には、『スーパーヒーロー』として子供に大人気のバットマンとスパイダーマンのフィギュアが無造作に入れられています。
この投稿には253万件を超える『いいね』がつき、コメントも多く寄せられています。
・バンクシーがまた素晴らしい仕事をしてくれた。
・すべての医療従事者たちに神のご加護がありますように。
・私は看護師ですが自分のことをヒーローだなんて思ったことはありません。だからすごく感動しました。ありがとう!
海外メディア『BBC』によると、この作品はイギリスのサウサンプトン総合病院に寄贈され、緊急救命室近くのロビーに飾られているということです。
作品はモノクロですが、看護師が身に着けているエプロンに描かれた赤十字だけが赤色となっています。
バンクシーはこの病院で働く医療スタッフへ、「みなさんがしてくれているすべてのことに感謝します。作品はモノクロですが、この場を少しでも明るくできたらと願っています」とメッセージを残したそうです。
この作品は秋まで病院に飾られた後、オークションに出品される予定で、その収益はイギリスの国民健康保険サービス(NHS)の運営資金に充てられるということです。
新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)にかかった人たちを救うため、世界中の医療従事者たちは自らの危険をかえりみず働いています。
世界ではそんな医師や看護師たちを『ヒーロー』と称賛する声が高まっています。
バンクシーのこの作品には、コロナウイルスと闘う医療従事者たちへ感謝と尊敬の思いが込められているのですね。
2020年5月10日現在、イギリスでコロナウイルスによって亡くなった人の数はアメリカに次いで世界で2番目に多くなっています。
今なお必死に闘っている医療従事者たちがこのバンクシーの作品を目にするたびに、自分たちがどれほど素晴らしい仕事をしているかということを思い出してくれたらいいですね。
[文・構成/grape編集部]