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「これだけ?と言われるのが嫌」 土井善晴先生の返信に「日本のママが救われた」の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

新型コロナウイルス感染症の流行により、家で過ごすようになったことで、自炊をする人が増えているそうです。料理の楽しさを知った人もいれば、負担が増えたと感じている人もいるでしょう。

また、いつも食事を作ってくれる親やパートナーに対し、感謝の念が湧いた人もいるかもしれません。

料理研究家の土井善晴先生は、以前から日本の食文化のルーツを築いた女性の立場を重んじ「家の仕事が正しく評価されてほしい」との想いを発信してきました。

土井善晴「男性が料理を手伝うことと、ママの気持ちを分かることは違う」

ある日、土井先生のTwitter上にこんなコメントが寄せられました。

『これだけ?』といわれるのが嫌で品数をたくさん作っていました。いま1人暮らしになって「これだけで十分」と好きな物を好きなだけ食べています。

コメントをした人は、過去、一緒に暮らす家族のため料理を作っていたようです。自分はほしくないのにも関わらず、食事のたびに品数を用意しなければならないのは、大変なこと。

しかし、せっかく作っても相手がその労力を理解しようともしないのであれば、虚しさを感じてしまうでしょう。

土井先生はこのコメントに対し、次のようなメッセージを返信しました。

男の人が家の料理を手伝う・料理をすることと、家庭料理の意味である女の人の女性性(日本のママの気持ち)をわかるということは、同じでないと思います。

知っている、でも、分からない。私も男ですから分かっているとは思いません。でも、わかろうと思います。(現代の想像力)

@doiyoshiharu ーより引用

家族のために毎日食事を作る『日本のママ』を評価し思いやった土井先生。

ネット上では「世の中の男が、全員土井先生と同じなら戦争は起こらないと思った」「女性とか母性とか…土井先生がとてもリスペクトしている様子が伝わりました」などのコメントが寄せられています。

日本では家事・育児は女性の役割であるという認識がいまだに根強くありますが、これまで女性が担ってきた『家での仕事』は男性の『外での仕事』に比べて軽く見られがちです。

しかし、日々の暮らしを整えて家族の健康を管理することは、命を支える尊い仕事でもあります。

土井先生のメッセージに、多くの人が励まされたことでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
@doiyoshiharu

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