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「取り込んだ洗濯物、これ乾いてる?」 迷った日は“すぐしまわない”が正解でした【専門家監修】

By - 平島利恵  公開:  更新:

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『洗濯物の仕上がりに悩む主婦の女性』の写真

※写真はイメージ

洗濯研究家の平島利恵です。

冬になると、洗濯物を取り込んだ後に「ちゃんと乾いているのかな…?」と迷うことが増えませんか。

晴れている日に干したはずなのに、取り込んだ服がなんとなく湿っぽいと感じることが多いと思います。寒い季節は『乾いたかどうかの判断』が難しいですよね。

結論からお伝えすると「湿っている気がする」と感じたら、実際に湿っています。

そのため、そのままタンスやクローゼットにしまうのはNG。生乾き臭、黄ばみ、黒カビといったトラブルの原因になってしまいます。

なぜ冬は洗濯物が乾きにくい?

秋冬は日が落ちるのが早く、一気に気温と湿度が変化します。

晴れていても、お昼過ぎから夕方にかけて湿度が上がり、湿り戻りが発生しやすいのです。

『冬の曇り空』の写真(撮影:Heulie)

撮影:Heulie

特に注意したいのは、以下の天気と時間帯。これらの条件が重なると、洗濯物がまた湿ってしまうことがあります。

・曇りの日

・無風の日

・16時前後から夕方

・夜露が出始める時間帯

解決策は「室内で仕上げ干し」

「乾いているか微妙…」と感じた時は、迷わず室内干しをプラスしましょう。

室内干しのおすすめの場所は以下です。

・エアコンのある部屋

・浴室(換気扇が優秀)

サーキュレーターや扇風機で風を当てるだけで、乾燥スピードが格段に早くなります。

『室内に干した洗濯物』の写真

※写真はイメージ

冬は室内干しのほうが早い日もある

秋冬は、外干しのほうが乾かないケースが珍しくありません。

以下のような日は、外よりもエアコンが効いた室内のほうが早く乾き、生乾き臭も予防できます。

・気温が低い

・雨上がり

・湿度が高い

・日照時間が短い

・風がない

『室内干しをする女性』の写真(撮影:Heulie)

撮影:Heulie

乾きにくい服を早く乾かすコツ

パーカー・デニムなど乾きにくいアイテムに頭を悩ませる人も多いでしょう。これらのアイテムには、以下のような工夫をするのがおすすめです。

・脱水を1〜2分長めにする。

・フードを上げて風が通るように干す(これだけで半分くらい乾き方が変わる)。

・洗濯物同士の間隔はこぶし1個分あける。

パーカーはフードを上げるなどして、空気の通り道を作ることで、洗濯物の臭いを防ぎ、乾きやすくなります。

『室内干しのパーカー』の写真(撮影:Heulie)

撮影:Heulie

ちなみに、タンス・クローゼットに戻すタイミングを迷うことも多いかと思います。

収納してOKの基準は「ひんやりしない」「脇やポケットが完全に乾いている」こと。

確実に乾かすためにも、秋冬は取り込んだ後、室内にしばらく干す『仕上げ干し』を習慣にすると安心です。

『室内干しの洗濯物』の写真(撮影:Heulie)

撮影:Heulie

秋冬の洗濯は『組み合わせがカギ』

秋冬は、服が厚くなるのに外の空気は冷たくなり、「なかなか乾かない…」というストレスが増えます。

そんな時こそ、外干し・室内干し・浴室乾燥・乾燥機を上手に組み合わせるのがポイント。

さらに、生乾き臭を防ぐためには、干し方だけでなく、すすぎ回数や洗濯槽のお手入れも大切です。

『室内干しの洗濯物』の写真(撮影:Heulie)

撮影:Heulie

ほんの少し工夫するだけで、冬の洗濯物はぐんと心地よくなりますよ。

本記事で紹介したアドバイスを参考に、毎日の洗濯をもっと快適にしてくださいね。


[文・構成/平島利恵]

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