冬の洗濯物『夜まで干しっぱなし』は逆効果? 花王が教える乾きにくさの意外な原因
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冬は日が暮れるのが早いこともあり、洗濯物を外に干すのが遅れるとなかなか乾きませんよね。
その場合、晴れていれば夜の時間帯でも外に干しっぱなしでもいいのでしょうか。
冬に洗濯物を外干しする際の注意点を、花王株式会社(以下、花王)に聞いてみました!
空気が乾燥しているのに洗濯物が乾きにくい理由は…
そもそもなぜ冬は洗濯物が乾きにくいのでしょうか。
晴れた日でも「なかなか乾かない」ということがありますが、その理由を花王に聞いたところ、以下のような回答がありました。
冬は空気が澄んで乾燥した季節ですが、同時に気温が低くなることで、衣類に含まれた水分がどうしても蒸発しにくくなります。
空気が乾燥していても、気温が低いと乾きにくくなるということですね。
そのため、しっかりと乾かそうと、「夜になっても外に干しっぱなしにしている」という人もいるかもしれません。
「晴れているしそのままにしておこう」とする行為はNGなのでしょうか。
同じく、花王に聞いてみました。
冬場は日中と比較して夜間のほうが湿度が高くなる傾向があります。
そのため、暗くなってから取り込むと、衣類が『少し湿っぽい』と感じられることがあります。
太陽が沈む前の明るいうちに取り込むことをおすすめします。
また、冬季に夜間外干しをするのも避けたほうがいいでしょう。
気温がぐっと下がる夜間は、水分が蒸発しにくく、濡れた状態が長く続いてしまうため外干しには不向きです。
この季節は、浴室乾燥機やサーキュレーターを活用した室内干しが安心です。
弊社の『アタックZERO』など、部屋干し臭を抑える効果が高い洗剤を活用するのもおすすめです。
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ちなみに、花王の調査※によると、自分で洗濯物を取り込むことがない人を除く男女3,489人のうち、およそ8割が「冬場、取り込んだ洗濯物が乾ききっていないと感じる」と回答したとのこと。
冬の外干しで「なんだか乾いていない」と思うのは、この時期ならではの『あるある』のようです。
気温が低く乾きにくいことで頭を悩ませる『冬の洗濯物の外干し』ですが、乾きにくいからといって、日が暮れても干しっぱなしにして、そのまま夜間外干しするのはNGとのこと。
晴れた日の外干しをメインにしつつ、室内干しもうまく併用して、しっかりと乾かすようにしましょう。
※ 2023年3月花王『くらしの研究』サイト調べ
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]