カーペットはコインランドリーで洗濯できる!手順を紹介
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「カーペットをコインランドリーで洗濯できるか知りたい」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。
カーペットは長く使って汚れが気になるからこそ、定期的にきれいに洗っておきたいものですよね。
洗濯記号に『×』が付いていなければ洗濯ができますが、洗濯を避けるべき生地や、乾燥機が使えない生地もあるため、注意が必要です。
本記事では、コインランドリーで洗濯できるカーペットの確認方法やメリット、デメリットなどを解説します。
コインランドリーでは洗濯できない場合の対処法も解説するため、せひ参考にしてください。
カーペットをコインランドリーで洗濯する前に確認すべき項目
自宅の床がフローリングだと、夏はベタベタになり、冬はひんやりとしやすくなります。それを解消するためにカーペットを敷いている人もいるのではないでしょうか。
そんなカーペットは、コインランドリーで洗うことができます。洗濯する前に、次の4点を確認してみてください。
上記を確認せずに洗濯すると、カーペットの生地が傷んでしまう可能性があります。大切なカーペットを正しく洗濯するためにも、ポイントやコツを押さえておきましょう。
洗濯が乾燥が可能な素材か
カーペットには、洗濯や乾燥についての洗濯表示があります。以下の表を参考にしてください。
出典:政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201812/2.html)
『家庭洗濯』の記号に『×』が付いていなければ洗濯できるカーペットです。また『タンブル乾燥』の記号に『×』が付いていなければコインランドリーで乾燥できます。
反対に、家庭洗濯の記号に『×』が付いていたり、生地が傷みやすかったりする場合は、クリーニング店へ依頼することをおすすめします。
例えば、生地にウール、シルクなどが使われているカーペットやペルシャ絨毯は、生地が傷む可能性があるので洗濯を避けましょう。
天気予報は晴れか
カーペットを天日干しで乾燥させる場合、天気予報が雨の日は洗濯を避けましょう。
カーペットは衣類に比べて乾燥するのが遅く、完全に乾くまで2〜3日ほどかかることがあります。
乾くのが遅くなるほど菌が繁殖し、カーペットが臭う可能性があるため、雨の日が続く時は乾燥機を使いましょう。タンブル乾燥が可能かどうか、洗濯表示を見て確認してみてください。
なお、裏地がゴム製で作られたカーペットは、コインランドリーで乾燥させないでください。乾燥機の熱でゴムが溶けてしまう可能性があるため、クリーニング店などに相談するのが得策です。
コインランドリーで洗濯できるサイズか
コインランドリーの洗濯機の8割ほどに収まるカーペットであれば、問題なく洗濯できます。
洗濯機の容量がいっぱいになるほど大きなカーペットを洗濯すると、水流が悪くなり、きれいに仕上がらない場合があります。
コインランドリーで洗濯できるサイズかどうかは、以下の表を参考にしてみてください。
洗濯機の容量は、コインランドリーの店舗ごとに異なります。店舗にある機器やウェブサイトなどで、洗濯可能なサイズかを調べておきましょう。
ホックや金具は付いていないか
カーペットにホックや金具などが付いている場合、洗濯すると生地が傷む可能性があるため注意が必要です。
カーペットを長く使うために、ホックや金具に限らず、生地が傷む原因になり得るものが付いていないか、事前に確認しておきましょう。
コインランドリーでカーペットを洗濯するメリット・デメリット
コインランドリーでカーペットを洗濯するにあたって、メリットとデメリットの両方があります。
メリットのほうが多めですが、どちらも理解した上で比較し、コインランドリーで洗濯すべきかどうかを検討しましょう。
メリット
コインランドリーでカーペットを洗濯するメリットは次の4つです。
カーペットは自宅でも洗濯できますが、コインランドリーならではの特長があるため、それぞれ詳しく見ていきましょう。
きれいに洗える
コインランドリーに設置されている洗濯機は、大容量のものがほとんど。カーペットが洗濯機の容量の8割ほどに収まれば、水や洗剤が生地にまんべんなく行き渡って、きれいに洗濯できます。
一方、家庭用洗濯機の容量はおおむね10kgほどで、カーペットを入れると容量がいっぱいになってしまう可能性があります。
容量に余裕がない状態で洗濯機を回すと水流が悪くなり、カーペットの一部だけしかきれいに洗えません。
カーペットのサイズが自宅の洗濯機に見合っていない場合は、コインランドリーに持っていくのが無難でしょう。
カーペットを自宅で洗濯する手間を省ける
カーペットを自宅で洗濯する場合、サイズが大きいほど手間と労力がかかります。
例えば、カーペットを洗濯する際は浴槽に水と洗剤を入れ、カーペットを入れた後にペタペタと踏み洗いをおこないますが、カーペットのサイズが大きいほど大変です。
コインランドリーの洗濯乾燥機ならボタンを押すだけで完結するため、とても楽にカーペットを洗えますよ。
自宅の洗濯機が故障するのを防げる
自宅の洗濯機にカーペットを入れて回すと、ガタゴトと大きな音を立て、激しく揺れることがあります。
カーペットのサイズが洗濯機に見合っていないとこうしたことが発生し、場合によっては洗濯機が壊れてしまうこともあるでしょう。
洗濯機は高価なため、故障は避けたいところ。どうしても自宅で洗濯したい場合は、洗濯機の対応容量を確認してください。
洗濯してよいかどうかを判断できない場合は、コインランドリーで洗濯するのが賢明でしょう。
クリーニングと比べて費用を抑えられる
カーペットをコインランドリーで洗濯する場合と、クリーニング店に依頼する場合では、費用に4千円ほどの差が生まれる場合があります。
カーペットをクリーニング店に依頼する場合の費用相場は、1畳あたり1600円ほど。3畳ぶんのカーペットをクリーニングに出した場合、4800円ほどかかります。
費用は高めですが、シルクなどの繊細な素材を使ったカーペットやペルシャ絨毯でも、きれいに洗えるのがメリットです。
一方、コインランドリーで3畳ぶんのカーペットを洗うと、千円ほどで済みます。
コスト面ではコインランドリーがおすすめですが、長く愛用したいカーペットはクリーニング店に依頼するなど、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
デメリット
コインランドリーでカーペットを洗うことのデメリットは、カーペットを持ち運ぶ際の手間が挙げられます。
また、時間帯によっては利用者が多く、カーペットを乾燥できないことがあります。その際は、濡れたままのカーペットを自宅に運ばなければなりません。
濡れたものを持つのが不快と感じる人は、防水バッグを持参するなどして対処しましょう。
コインランドリーでカーペットを洗濯する4つのステップ
コインランドリーでカーペットを洗濯する時は、ただ洗濯機に入れればよいというわけではありません。以下のことに注意しましょう。
ここからは、カーペットをコインランドリーで洗濯する際のポイントを5つ解説しますので、参考にしてみてください。
1.カーペットに付いたホコリや汚れを落とす
カーペットを洗濯機に入れる前に、掃除機や布団叩きなどでホコリや汚れを取りましょう。ホコリや汚れに水が付着すると、仕上がりがベタつく場合があります。
汚れがしっかりと付着して取れない場合は、汚れに直接洗剤を馴染ませてみてください。洗濯の際に汚れが落ちやすくなりますよ。
2.カーペットを屏風折りにする
カーペットを屏風折りにすると洗剤が生地に行き渡りやすくなり、きれいに仕上がります。
等間隔に山折りと谷折りを繰り返して、屏風折りにしましょう。この時、汚れが付着した面を外側に向けておくと洗いやすくなります。
3.カーペットを洗濯ネットに入れる
カーペットを洗濯ネットに入れることで、生地の摩擦を抑えることができます。大きめの洗濯ネットを準備しておく必要がありますが、ホームセンターや100円ショップなどで入手可能です。
特に、滑り止めが付いているタイプのカーペットは必ず洗濯ネットを使用しましょう。滑り止めが洗濯槽に引っかかって回転を妨げ、うまく洗えない可能性があります。
ここまで準備ができたら、後は通常の洗濯物と同じ方法で洗濯機に入れればOKです。ボタンを押して、洗濯が完了するまで待ちましょう。
4.サイズの大きいカーペットは乾燥途中で裏返す
サイズが大きなカーペットは、コインランドリーでも乾きにくいため、ひと手間加えましょう。
乾燥している途中で中断してカーペットを裏返せば、まんべんなく乾かせます。乾燥温度を低温に設定しておくと、火傷をするリスクも減らせますよ。
コインランドリーでカーペットを洗濯する費用相場は?
コインランドリーでカーペットを洗濯や乾燥する際の費用相場は、以下の表を参考にしてください。
こちらの金額は目安で、費用は店舗によって異なります。詳細については、店舗のウェブサイトなどを確認しましょう。
カーペットを自宅で洗う3つの方法
カーペットをコインランドリーではなく、自宅で洗うことも可能です。
自宅で洗えば費用が抑えられるため、節約したい人は自宅で洗うことを検討してみましょう。主な方法は次の3つです。
以下では、自宅でカーペットを洗える3つの方法について解説します。
踏み洗い
踏み洗いとは、カーペットを足でペタペタ踏んで洗う方法です。踏み洗いの手順は次の通りです。
踏み洗いは手間こそかかりますが、コストは洗剤と水道代のみで、費用を節約することができます。出費を抑えたい人は、踏み洗いを検討してみてもよいでしょう。
洗濯機
自宅の洗濯機でも、カーペットを洗うことができます。手順はこちら。
注意点として、サイズが大きなカーペットの場合、家庭用洗濯機ではきれいに洗えません。踏み洗いや、次に紹介する掃き掃除で対応しましょう。
また、カーペットが入るサイズの洗濯ネットは、ホームセンターや100円ショップなどで販売されているので、探してみてくださいね。
掃き掃除
掃き掃除は、家庭用洗濯機では洗濯できないカーペットでもきれいにできたり、生地の色落ちを防げたりすることがメリットです。
薄めた中性洗剤を雑巾に含ませて軽く絞り、縦横方向に拭くと、こびり付いた汚れが落ちやすくなります。その後、乾いた雑巾で拭き取りましょう。
洗濯機ほどきれいにはできないものの、手軽に取り組めるのがメリットです。コインランドリーに持参できない時などに試してみてはいかがでしょうか。
カーペットの洗濯記号次第でコインランドリーを利用しよう
コインランドリーであれば、6畳ほどの大きなカーペットでも千円ほどで洗濯でき、手間もかからないためメリットが多いといえます。
ただし、洗濯記号に『×』が付いているカーペットは洗濯できません。ウールなどの素材を使ったものやペルシャ絨毯も、洗濯によって傷む可能性があるため避けましょう。
本記事で紹介したステップを参考に、コインランドリーでカーペットを洗濯してみてください。節約したいという人は、自宅で洗うのも1つの手段ですよ。
[文・構成/grape編集部]