洗濯に必要な時間は40分! 洗う・干す・たたむ各工程の平均時間と時短術を紹介 By - grape編集部 公開:2024-04-08 更新:2024-04-11 洗剤洗濯洗濯機 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 洗濯にかけている時間が、ほかの人と比べ長いか短いかが気になりませんか。 洗濯の時間は人それぞれ異なりますが、それぞれの工程には目安の時間があります。目安の時間が分かれば、自分の作業が効率的に進められているかが判断可能です。 そこでこの記事では、洗濯の一連の工程にかかる時間の目安を解説します。合わせて、洗濯を早く済ますテクニックや、干すのにおすすめの時間を紹介します。 洗濯を速く済ませたい人や、自由時間を作るために時短したい人は、ぜひ最後まで読んでください。 目次 1. 【結論】洗濯の時間は標準コースで40〜50分2. 洗濯ものを干す・たたむ時間2.1. 干す:2〜7時間と状況によって変わる2.2. たたむ:平均時間30分3. 「洗う」時間が変わる洗濯条件3つ3.1. 洗濯物の量と水量のバランス3.2. 洗濯で使用する水温3.3. 洗濯のすすぎ回数4. 各工程の洗濯時間を短縮できるテクニック4.1. 洗濯物を「洗う」工程を短縮4.2. 洗濯物を「干す」時間を短縮4.3. 洗濯物を「たたむ」時間を短縮5. 洗濯する時間が遅い時に静かに回すテクニック5.1. 洗濯する時間の目安5.2. 洗濯機を静かに回すテクニック6. 洗濯物を干すおすすめの時間帯6.1. 外干しなら午前9時〜午後3時まで6.2. 帰りが遅い場合に干すなら部屋干しがおすすめ7. まとめ 【結論】洗濯の時間は標準コースで40〜50分 洗濯機で洗濯する時間は、標準コースで40〜50分かかります。洗濯時間は選んだコースや機種に応じて、完了までの時間や各工程の時間が変動します。例えば一般的な「標準コース」は、洗いに15〜20分、すすぎに15〜20分、脱水に5〜10分必要です。 コースによって洗濯時間が変わるので、洗濯時間を短くしたい場合はコース選びが重要です。例えば「スピードコース」や「すすぎ1回」を選べば、標準コースより10分以上短縮できます。朝の忙しい時間帯や夜早く寝たい時など、洗濯を早く済ませたい場合は試してみましょう。 洗濯ものを干す・たたむ時間 洗濯には干す・たたむ時間も必要です。一連の工程で、それぞれどれくらい時間がかかるのでしょうか。 ここからは、干してからたたむまでの各工程の時間を紹介しましょう。 干す:2〜7時間と状況によって変わる 洗濯物を干してから乾くまでの時間は、明確に「何時間」と表せません。なぜなら、干す場所の環境に応じて乾く時間が変わるからです。 季節が春や秋なら、朝9時に干せばお昼の14〜15時には乾くため、約5時間程度で洗濯物を取り込めます。気温が高い夏なら、晴れていれば2〜3時間程度で乾くことも。反対に、気温が低い冬は、洗濯物が完全に乾くまで6時間以上かかる場合もあります。 気温や日照時間以外に、洋服の種類でも乾く時間は変わります。冬物の衣服は厚手の場合が多いため、春夏に比べて乾くまでに時間を要します。さらに、外干しなのか部屋干しなのかでも時間は変わります。天気が悪い日の部屋干しでは、乾くまで7時間程度かかることもあります。洗濯物が乾きにくい冬や、室内干しでも早く乾かしたい場合は、この後紹介する時短テクニックを試してみてください。 たたむ:平均時間30分 洗濯物を取り込んでから、たたんでしまうまでには平均30分かかります。たたんでクローゼットにしまう工程は、洗濯の中でも「面倒くさい」と思う人が多い作業です。 もしどうしても面倒な人は、たたんでしまう工程を辞める選択肢もおすすめです。乾かす際にハンガーで干し、乾いたらそのままクローゼットに吊るすと、たたむ工程を削減できます。ハンガーにかけられない小物類は、丸めてタンスに入れるだけでたたむ工程を省けます。 「丸めるだけだとタンスの中が乱雑になる」と感じる人は、収納に仕切りをつけると整理されて見えるのでおすすめです。仕切りをつければ、きれいに畳まず入れるだけで整理整頓されます。 たたむ時間を短くしたい人や作業が面倒な人は、たたむ工程を削減できる工夫を意識しましょう。 「洗う」時間が変わる洗濯条件3つ 洗濯の「洗う」時間を短くするには、スピードコースやすすぎ1回を選ぶことがおすすめだと解説しました。しかし、衣類の汚れがひどい場合、時短コースでは汚れが落ちない可能性があります。そこで、時短コースでも汚れた衣類をきれいに洗えるコツを紹介しましょう。 洗濯物の量と水量のバランス 時短コースでも汚れを落としたい場合は、洗濯物の量と水量のバランスが大事です。洗濯物と水量のバランスを浴比といい、洗濯物の重さ(kg)あたりの水量(ℓ)で表します。 例えば、1kgの洗濯物を30ℓの水を使って洗った場合の浴比は、30(ℓ/kg)です。日本石鹸洗剤工業会の調査によると、縦型洗濯機で17程度、ドラム式洗濯機で8程度が一般的な浴比とされています。 水量に対して洗濯物の量が多すぎる(浴比が小さすぎる)と、洗濯物が水に浸からず、衣類が洗濯機内で回らなくなるので、汚れが落ちにくくなる原因になります。時短コースで済ませたい場合は、洗濯物の量と水量のバランスを意識して、適切な量を洗濯機に投入しましょう。 洗濯で使用する水温 洗濯で使用する水温によって、汚れの落ちやすさが変わります。基本的には、水温が上がれば上がるほど汚れの落ちがよくなる傾向にあります。なぜなら、水温が高いと洗剤に含まれている界面活性剤や酵素、漂白剤成分の働きが活性化し、油汚れが浮きやすくなるからです。 注意点として、水温が高いと素材によっては衣服が傷む・縮む可能性があります。さまざまなバランスを考慮すると、洗濯で使用する水の温度は25〜40度程度がよいといわれています。節約の観点・汚れ落ちの観点から、お風呂の残り湯を使うのはおすすめです。ただし、衛生面を考慮して最後のすすぎは水道水で洗いましょう。 洗濯のすすぎ回数 すすぎ1回OKの洗剤を使うと、早くきれいに洗えます。 洗濯のすすぎは、衣服の繊維に残った汚れや洗剤を除去する効果があります。すすぎの回数が多ければ多いほど効果は高まりますが、やりすぎると繊維を痛めるリスクも。また、すすぎ回数が多いと洗濯の総時間が長くなります。 最近は「すすぎ1回OK」の洗剤が販売されています。「すすぎ1回OK」の洗剤は泡切れがよく、繊維に洗剤が残らない特徴があります。すすぎの回数を抑えれば、節水・節電・時短につながるので、ぜひ試してください。 各工程の洗濯時間を短縮できるテクニック 洗濯には、多くの時間がかかることが分かりました。忙しい人にとっては、少しでも洗濯にかかる時間を削減したいものです。そこで、洗濯の各工程にかかる時間の短縮テクニックを紹介しましょう。 洗濯物を「洗う」工程を短縮 洗濯物を洗う工程を短縮するには、以下の方法が挙げられます。 スピードコースを使う。 すすぎ1回OKの洗剤を使う。 洗濯機の給水フィルターを掃除する。 スピードコースを選択すれば、洗濯の工程を全体的に時短できます。スピードコースは「洗い」「すすぎ」の回数がそれぞれ1回で終わるコースなので、一般的には30分以内で洗濯が終わります。 すすぎ1回OKの洗剤を使えば、時間のかかる「すすぎ」の時間が削減できるので、時短につながります。使用する場合は、洗剤に「すすぎ1回OK」のマークや文字が入っている洗剤を選びましょう。もし柔軟剤や漂白剤を使用する場合は、すべて「すすぎ1回OK」表示のあるものを使用してください。 洗濯機の給水フィルターが目詰まりしていると、給水が遅くなり洗濯時間が長くなります。洗濯機の表示時間より時間がかかる場合は、給水フィルターを掃除してみましょう。 洗濯物を「干す」時間を短縮 洗濯物を干す時間を短縮するには、以下の方法が挙げられます。 平干しネットを使用する。 タオルハンガーを使う。 靴下やハンドタオルなどの小物を干す際には、平干しネットを使用するのがおすすめです。平干しネットを使用すれば、ネットの面に洗濯物を並べるだけで干せるため、吊るしたり取り込んだりする時間を削減できます。 大きなタオルを干す場合は、タオルハンガーを使うとよいでしょう。大きなタオルは、物干し竿にそのまま干すと場所をとります。バスタオル用のタオルハンガーを使えば、たくさんの衣類を一度に干せます。 洗濯物を「たたむ」時間を短縮 洗濯物をたたむ時間を短縮するには、以下の方法が考えられます。 収納用のハンガーでそのまま乾かす。 クローゼット前で洗濯物をたたむ。 クローゼットで収納する用途のハンガーを乾かす時にも使用すれば、掛け替えて収納する手間を省けます。ハンガーの数も減らせるので、クローゼット内もスッキリさせられて一石二鳥です。 クローゼット前で洗濯物をたためば導線を短くできるので、片付けがあっという間に終わります。洗濯物を取り込む場所でたたむ場合、収納するまで何度もクローゼットとの間を往復する必要があります。一方で、たたむ場所と収納する場所を同じにすると、往復回数が減るため時短が可能です。 洗濯する時間が遅い時に静かに回すテクニック 忙しいと洗濯物を回す時間が遅くなってしまいますが、洗濯物を回してよい一般的な時間はいつなのでしょうか。思いがけずご近所迷惑な時間に洗濯して、トラブルになることは避けたいですよね。 それでも遅い時間に洗濯したい人もいるはず。そこで、時間を守れない人向けに、静かに洗濯機をまわす方法も合わせて解説しましょう。 洗濯する時間の目安 集合住宅で洗濯機を回してもよい時間帯は、一般的に平日の場合7〜21時までといわれています。集合住宅でトラブルを回避するには、周りに住んでいる人が起きて活動している時間に洗濯するのがポイントです。 家族構成や職業に応じて活動時間は異なるので、ご近所とのコミュニケーションを通じて「洗濯機の音はうるさくないですか」と確認すると安心でしょう。 また、休日の場合は起床時間がより遅くなるため、洗濯機を回す時間を遅くすると安心です。具体的には、9〜21時までに洗濯機を回すのがおすすめです。 洗濯機を静かに回すテクニック 生活スタイルや都合により、朝早い時間や夜遅い時間に洗濯機を回すこともあります。音が気になる時間に洗濯する時には、以下の洗濯機を静かに回すテクニックを試してみましょう。 洗濯機を水平に置く。 洗濯機を詰め込みすぎない。 防音・防振マットを下に敷く。 テクニックを試してもうるさい場合は、静音設計の洗濯機への買い替えもおすすめです。 洗濯物を干すおすすめの時間帯 干す時間によって、洗濯物が乾く時間や乾き具合は変わります。そこで、洗濯物を干すのにおすすめの時間帯を解説しましょう。 外干しなら午前9時〜午後3時まで 外干しの場合、もっとも日が照っている午前9時〜午後3時までに干すのがおすすめです。洗濯物が乾いたまま放置していると、衣類がごわつく原因になるので、乾いたらすぐ取り込むのがポイントです。また、午後3時をすぎると湿気が増えて衣類が湿っぽくなるので、早めに取り込みましょう。 帰りが遅い場合に干すなら部屋干しがおすすめ 基本的には午前9時〜午後3時に干すのがおすすめですが、日中に干せない時もあります。夜に外干しすると湿気で衣類が湿っぽくなるので、夜に干す場合は部屋干しにしましょう。 しかし、部屋干しだと日光や風が当たらないので、洗濯物の乾き具合や匂いが気になります。そこで、部屋干しする場合は除湿機を使用して湿度を管理したり、扇風機やサーキュレーターを使用して風通しをよくしたりしてみましょう。 また、部屋干し用の洗剤を使うこともおすすめです。部屋干しでも、嫌な臭いの原因である雑菌が繁殖しにくいです。 まとめ 洗濯機を回し終えるには、標準モードで40〜50分の時間がかかります。洗濯物を洗ってからたたむまでには、相当な時間がかかります。 各工程で使える時短テクニックを紹介しましたので、もし洗濯の時間や手間を削減したい人は、ぜひ試してください。また、洗濯物を回す・干すおすすめの時間も紹介したので、自分自身のライフスタイルに合わせて調節しましょう。 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
洗濯にかけている時間が、ほかの人と比べ長いか短いかが気になりませんか。
洗濯の時間は人それぞれ異なりますが、それぞれの工程には目安の時間があります。目安の時間が分かれば、自分の作業が効率的に進められているかが判断可能です。
そこでこの記事では、洗濯の一連の工程にかかる時間の目安を解説します。合わせて、洗濯を早く済ますテクニックや、干すのにおすすめの時間を紹介します。
洗濯を速く済ませたい人や、自由時間を作るために時短したい人は、ぜひ最後まで読んでください。
【結論】洗濯の時間は標準コースで40〜50分
洗濯機で洗濯する時間は、標準コースで40〜50分かかります。洗濯時間は選んだコースや機種に応じて、完了までの時間や各工程の時間が変動します。例えば一般的な「標準コース」は、洗いに15〜20分、すすぎに15〜20分、脱水に5〜10分必要です。
コースによって洗濯時間が変わるので、洗濯時間を短くしたい場合はコース選びが重要です。例えば「スピードコース」や「すすぎ1回」を選べば、標準コースより10分以上短縮できます。朝の忙しい時間帯や夜早く寝たい時など、洗濯を早く済ませたい場合は試してみましょう。
洗濯ものを干す・たたむ時間
洗濯には干す・たたむ時間も必要です。一連の工程で、それぞれどれくらい時間がかかるのでしょうか。
ここからは、干してからたたむまでの各工程の時間を紹介しましょう。
干す:2〜7時間と状況によって変わる
洗濯物を干してから乾くまでの時間は、明確に「何時間」と表せません。なぜなら、干す場所の環境に応じて乾く時間が変わるからです。
季節が春や秋なら、朝9時に干せばお昼の14〜15時には乾くため、約5時間程度で洗濯物を取り込めます。気温が高い夏なら、晴れていれば2〜3時間程度で乾くことも。反対に、気温が低い冬は、洗濯物が完全に乾くまで6時間以上かかる場合もあります。
気温や日照時間以外に、洋服の種類でも乾く時間は変わります。冬物の衣服は厚手の場合が多いため、春夏に比べて乾くまでに時間を要します。さらに、外干しなのか部屋干しなのかでも時間は変わります。天気が悪い日の部屋干しでは、乾くまで7時間程度かかることもあります。洗濯物が乾きにくい冬や、室内干しでも早く乾かしたい場合は、この後紹介する時短テクニックを試してみてください。
たたむ:平均時間30分
洗濯物を取り込んでから、たたんでしまうまでには平均30分かかります。たたんでクローゼットにしまう工程は、洗濯の中でも「面倒くさい」と思う人が多い作業です。
もしどうしても面倒な人は、たたんでしまう工程を辞める選択肢もおすすめです。乾かす際にハンガーで干し、乾いたらそのままクローゼットに吊るすと、たたむ工程を削減できます。ハンガーにかけられない小物類は、丸めてタンスに入れるだけでたたむ工程を省けます。
「丸めるだけだとタンスの中が乱雑になる」と感じる人は、収納に仕切りをつけると整理されて見えるのでおすすめです。仕切りをつければ、きれいに畳まず入れるだけで整理整頓されます。
たたむ時間を短くしたい人や作業が面倒な人は、たたむ工程を削減できる工夫を意識しましょう。
「洗う」時間が変わる洗濯条件3つ
洗濯の「洗う」時間を短くするには、スピードコースやすすぎ1回を選ぶことがおすすめだと解説しました。しかし、衣類の汚れがひどい場合、時短コースでは汚れが落ちない可能性があります。そこで、時短コースでも汚れた衣類をきれいに洗えるコツを紹介しましょう。
洗濯物の量と水量のバランス
時短コースでも汚れを落としたい場合は、洗濯物の量と水量のバランスが大事です。洗濯物と水量のバランスを浴比といい、洗濯物の重さ(kg)あたりの水量(ℓ)で表します。
例えば、1kgの洗濯物を30ℓの水を使って洗った場合の浴比は、30(ℓ/kg)です。日本石鹸洗剤工業会の調査によると、縦型洗濯機で17程度、ドラム式洗濯機で8程度が一般的な浴比とされています。
水量に対して洗濯物の量が多すぎる(浴比が小さすぎる)と、洗濯物が水に浸からず、衣類が洗濯機内で回らなくなるので、汚れが落ちにくくなる原因になります。時短コースで済ませたい場合は、洗濯物の量と水量のバランスを意識して、適切な量を洗濯機に投入しましょう。
洗濯で使用する水温
洗濯で使用する水温によって、汚れの落ちやすさが変わります。基本的には、水温が上がれば上がるほど汚れの落ちがよくなる傾向にあります。なぜなら、水温が高いと洗剤に含まれている界面活性剤や酵素、漂白剤成分の働きが活性化し、油汚れが浮きやすくなるからです。
注意点として、水温が高いと素材によっては衣服が傷む・縮む可能性があります。さまざまなバランスを考慮すると、洗濯で使用する水の温度は25〜40度程度がよいといわれています。節約の観点・汚れ落ちの観点から、お風呂の残り湯を使うのはおすすめです。ただし、衛生面を考慮して最後のすすぎは水道水で洗いましょう。
洗濯のすすぎ回数
すすぎ1回OKの洗剤を使うと、早くきれいに洗えます。
洗濯のすすぎは、衣服の繊維に残った汚れや洗剤を除去する効果があります。すすぎの回数が多ければ多いほど効果は高まりますが、やりすぎると繊維を痛めるリスクも。また、すすぎ回数が多いと洗濯の総時間が長くなります。
最近は「すすぎ1回OK」の洗剤が販売されています。「すすぎ1回OK」の洗剤は泡切れがよく、繊維に洗剤が残らない特徴があります。すすぎの回数を抑えれば、節水・節電・時短につながるので、ぜひ試してください。
各工程の洗濯時間を短縮できるテクニック
洗濯には、多くの時間がかかることが分かりました。忙しい人にとっては、少しでも洗濯にかかる時間を削減したいものです。そこで、洗濯の各工程にかかる時間の短縮テクニックを紹介しましょう。
洗濯物を「洗う」工程を短縮
洗濯物を洗う工程を短縮するには、以下の方法が挙げられます。
スピードコースを選択すれば、洗濯の工程を全体的に時短できます。スピードコースは「洗い」「すすぎ」の回数がそれぞれ1回で終わるコースなので、一般的には30分以内で洗濯が終わります。
すすぎ1回OKの洗剤を使えば、時間のかかる「すすぎ」の時間が削減できるので、時短につながります。使用する場合は、洗剤に「すすぎ1回OK」のマークや文字が入っている洗剤を選びましょう。もし柔軟剤や漂白剤を使用する場合は、すべて「すすぎ1回OK」表示のあるものを使用してください。
洗濯機の給水フィルターが目詰まりしていると、給水が遅くなり洗濯時間が長くなります。洗濯機の表示時間より時間がかかる場合は、給水フィルターを掃除してみましょう。
洗濯物を「干す」時間を短縮
洗濯物を干す時間を短縮するには、以下の方法が挙げられます。
靴下やハンドタオルなどの小物を干す際には、平干しネットを使用するのがおすすめです。平干しネットを使用すれば、ネットの面に洗濯物を並べるだけで干せるため、吊るしたり取り込んだりする時間を削減できます。
大きなタオルを干す場合は、タオルハンガーを使うとよいでしょう。大きなタオルは、物干し竿にそのまま干すと場所をとります。バスタオル用のタオルハンガーを使えば、たくさんの衣類を一度に干せます。
洗濯物を「たたむ」時間を短縮
洗濯物をたたむ時間を短縮するには、以下の方法が考えられます。
クローゼットで収納する用途のハンガーを乾かす時にも使用すれば、掛け替えて収納する手間を省けます。ハンガーの数も減らせるので、クローゼット内もスッキリさせられて一石二鳥です。
クローゼット前で洗濯物をたためば導線を短くできるので、片付けがあっという間に終わります。洗濯物を取り込む場所でたたむ場合、収納するまで何度もクローゼットとの間を往復する必要があります。一方で、たたむ場所と収納する場所を同じにすると、往復回数が減るため時短が可能です。
洗濯する時間が遅い時に静かに回すテクニック
忙しいと洗濯物を回す時間が遅くなってしまいますが、洗濯物を回してよい一般的な時間はいつなのでしょうか。思いがけずご近所迷惑な時間に洗濯して、トラブルになることは避けたいですよね。
それでも遅い時間に洗濯したい人もいるはず。そこで、時間を守れない人向けに、静かに洗濯機をまわす方法も合わせて解説しましょう。
洗濯する時間の目安
集合住宅で洗濯機を回してもよい時間帯は、一般的に平日の場合7〜21時までといわれています。集合住宅でトラブルを回避するには、周りに住んでいる人が起きて活動している時間に洗濯するのがポイントです。
家族構成や職業に応じて活動時間は異なるので、ご近所とのコミュニケーションを通じて「洗濯機の音はうるさくないですか」と確認すると安心でしょう。
また、休日の場合は起床時間がより遅くなるため、洗濯機を回す時間を遅くすると安心です。具体的には、9〜21時までに洗濯機を回すのがおすすめです。
洗濯機を静かに回すテクニック
生活スタイルや都合により、朝早い時間や夜遅い時間に洗濯機を回すこともあります。音が気になる時間に洗濯する時には、以下の洗濯機を静かに回すテクニックを試してみましょう。
テクニックを試してもうるさい場合は、静音設計の洗濯機への買い替えもおすすめです。
洗濯物を干すおすすめの時間帯
干す時間によって、洗濯物が乾く時間や乾き具合は変わります。そこで、洗濯物を干すのにおすすめの時間帯を解説しましょう。
外干しなら午前9時〜午後3時まで
外干しの場合、もっとも日が照っている午前9時〜午後3時までに干すのがおすすめです。洗濯物が乾いたまま放置していると、衣類がごわつく原因になるので、乾いたらすぐ取り込むのがポイントです。また、午後3時をすぎると湿気が増えて衣類が湿っぽくなるので、早めに取り込みましょう。
帰りが遅い場合に干すなら部屋干しがおすすめ
基本的には午前9時〜午後3時に干すのがおすすめですが、日中に干せない時もあります。夜に外干しすると湿気で衣類が湿っぽくなるので、夜に干す場合は部屋干しにしましょう。
しかし、部屋干しだと日光や風が当たらないので、洗濯物の乾き具合や匂いが気になります。そこで、部屋干しする場合は除湿機を使用して湿度を管理したり、扇風機やサーキュレーターを使用して風通しをよくしたりしてみましょう。
また、部屋干し用の洗剤を使うこともおすすめです。部屋干しでも、嫌な臭いの原因である雑菌が繁殖しにくいです。
まとめ
洗濯機を回し終えるには、標準モードで40〜50分の時間がかかります。洗濯物を洗ってからたたむまでには、相当な時間がかかります。
各工程で使える時短テクニックを紹介しましたので、もし洗濯の時間や手間を削減したい人は、ぜひ試してください。また、洗濯物を回す・干すおすすめの時間も紹介したので、自分自身のライフスタイルに合わせて調節しましょう。
[文・構成/grape編集部]