ゴミ箱のフタはない方がいい？　プロが教えるキッチンのゴキブリ対策

ゴキブリは雑食性なので、人間の食べ物はもちろん生ゴミや、キッチンの排水口のぬめりや汚れなどにも寄ってきます。

ゴミや排水口などは、ちょっと手を加えるだけでかなりの効果が期待できるため、季節を問わずすぐに実践することをおすすめします。

・窓や換気扇に注意！

短時間でも窓を開けることがあるキッチン。網戸にしていてもわずかな隙間から侵入してくることがあります。換気扇も使用していない間にほんの少しの隙間から侵入は可能です。

・わずかな隙間でも侵入してくる

ゴキブリは2mmの隙間があれば通り抜けてしまうと言われています。かなり大きいものから小さいものまでいますが、このくらい大丈夫と思っているような天井や床のわずかな隙間でも侵入経路として使われている可能性もあります。

・玄関からの侵入に注意！

人の出入りが多く、開けっ放しになっていることもある玄関も注意が必要です。人と同じように玄関から入ってくることも多いため、殺虫剤を撒いたり、隙間がないかチェックしたりしましょう。数ミリの隙間でも油断はできません。

・食洗機の下

熱源の近くに寄ってくる習性があり、食洗機のヒーターやモーター部分に好んで集まってきます。大きな音がしたり作動中高温になったりしますが、ゴキブリはそんなの気にしません。

・システムキッチンの内部

ゴキブリの侵入箇所として多いのは、下の配管と床の隙間です。侵入したゴキブリはそのまま配管を登ってキッチン天板の裏側に入り込みます。

・生ゴミは水気に注意

生ゴミのニオイにつられて集まってくることが多く、そのニオイにもなっているのが水分です。生ゴミは新聞紙に包んだり水切りネットを使用したりして、水分を減らして捨てるようにしましょう。

少しでも乾燥させてからゴミ箱に捨てるのもおすすめです。

・ゴミ箱には蓋をしないほうがいい？

ゴミ箱は蓋をしたほうがいいと思いがちですが、真夏など特に温度が高い時期では、密閉された空間ですとニオイと湿度が充満しやすく、よりゴキブリが寄ってきやすい環境を作ってしまいます。

蓋があるゴミ箱をお使いの場合はゴミの水気を切り、少しずらして通気をよくしておいたり、ネットをかけて蓋をしないなど使いやすいように工夫をして、こまめに捨てるようにしましょう。

・排水口と床の隙間をチェック

キッチンシンクの下にある排水口をチェックしてみましょう。よく見てみると床とパイプの間にわずかな隙間があるかもしれません。

そういった場合、固まらないタイプのパテ（粘土）を使って埋めるか、金たわしをほぐして隙間に詰めておくのもおすすめです。もちろん排水口の隙間だけでなく、引き出しや戸棚の隙間なども同様に対策しましょう。

・排水口にはゴミ受けを取りつける

排水口にゴミ受けを設置しておけば、ゴキブリが排水管から這い上がって出てくるのを防止できます。

ゴキブリのエサとなるものを減らし、侵入経路を封鎖するという対策ができます。もしくは 目の細かいネットをかけておくのもおすすめです。

・排水管の掃除はこまめに

排水管にたまるぬめりや石鹸カスなどはゴキブリが好むエサの1つです。

そのためゴキブリを寄せつけないようにするには、 市販のパイプクリーナーをこまめに流すことも重要です。

もしくはお酢や重曹などでも排水管の掃除をすることができるため、毎晩排水口に流したり、排水口用のブラシなどで定期的に掃除したりしましょう。