新幹線のトイレで焦る、3児ワンオペの母に男性が? 展開に「泣ける」「世の中捨てたもんじゃない」
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- @psypsytuki
夫婦共働きの家庭が増え、『仕事は夫、子育ては妻』という役割分担がなくなりつつある現代。
しかし、さまざまな理由から、どちらかの親が1人で子供を見守らなくてはならない状況に立たされてしまいます。
幼い我が子の世話をしながら自分のこともこなす『ワンオペ子育て』は、未経験者の想像を超える慌ただしさです。
新幹線のトイレの前で困る『ワンオペママ』に出会い…?
ある日、妻と一緒に新幹線に乗車した、つっきー(@psypsytuki)さん。車内のトイレに向かったところ、3人の子供を連れた母親の姿を目にします。
どうやら母親は、トイレに行きたい様子。しかし、3人の幼い子供たちを連れた状態では、比較的狭い新幹線のトイレを利用するのは困難です。
困り果てた様子の母親を見て、つっきーさんは、このように声をかけることにします。
「あの、少しの時間でよければお子さんのことを見ていますよ」
きっと、母親はよほど切羽詰まっていたのでしょう。また、つっきーさんの印象や周囲の状況から、信頼できると感じたのかもしれません。
つっきーさんの申し出を受けると、母親は喜んだ様子でお礼を告げ、トイレに入っていきました。
その後、つっきーさんは「何か話さなければ」と少しの焦りを感じ、母親が個室から出てくるまで3人の子供たちと会話を交わすことに。
「今日はどこに行くの?」「おばあちゃんに会いに行く!」「楽しみだね」などと話していたといいます。
※写真はイメージ
トイレから戻ってくると、母親はつっきーさんにお礼。会話の内容について知ると、「3人とも、おばあちゃんが大好きなんですよ!」と発しました。
自分の席に戻り、つっきーさんは妻に先ほどの出来事を話すことに。妻は「そのお母さんが他人に子供を預けたのは、よほど焦っていたんだろうね」といっていたそうです。
つっきーさんは今回の出来事を経て、1人で子供を見守る苦労を再認識。多くの人に向けて、このように想いを明かしました。
熊本駅に着いた時は、「おばあちゃーん!」と走る子供と、嬉しそうに孫を抱くおばあちゃんの姿に、妻も「出会えたみたいでよかったね!」と笑顔になっていました。
今回の体験で、ワンオペでお子さんを連れての旅行は、トイレすら行くのにひと苦労という現実を知って驚いた。子育ては家族だけじゃなく、周りの協力も必須だ。
困っている初対面の人に助けを申し出るのは、簡単なようで、実は勇気の要る行動です。
つっきーさんの勇気ある声かけよって、多くの人が笑顔になる心温まるエピソードが展開されました。
もし、あの時につっきーさんが申し出をしなかったら、母親はトイレの前に子供を待たせざるを得なかったか、無理やり狭いトイレに入らなければならなかったかもしれません。
エピソードは拡散され、子育て経験のある人以外からもいろいろな声が寄せられました。
・ワンオペ経験者だから、母親の気持ちがすごく分かる。世の中捨てたもんじゃないなあ。
・優しいエピソードで泣ける。子育てに限らず、困っている人がいたら助け合える社会がいい。
・ワンオペは本当に大変。昔の子育ては、こういう助け合いが当たり前だったのかな。
・自分だったらよほどの状況じゃないと断っちゃうかもしれないけれど、こういう申し出をするお気持ちは嬉しいです!
残念なことに、世の中に悪いことを考える人が存在するのは事実。「初対面の人を信用できない」と不安を感じる人がいるのは、仕方のないことです。
そのため、きっとつっきーさんのように手助けを申し出る人は、相手から断られる可能性がある前提で声をかけていることでしょう。
たとえ結果的に断ることになっても、困っている時に周囲の人が協力的な行動をとってくれると、安心できるもの。
子育てをする人が、少しでも「社会全体が子育てに協力的で、見守っている」と感じられるようになるといいですよね。