これぞプロの仕事 穴に落ちた『猛獣』の子供を救出した後…?「最高の結末」
公開: 更新:


これは食べられないわ… はんぺんの上で、哀愁漂う顔をしながら寝そべっていたのは…うどんの上に寝っ転がっていた動物に「発想が斬新すぎる」「哀愁が漂って見える」の声が続出!かわいすぎて食べられません。

病院のセルフレジで割り込まれた義父 何も言えずにいたら…「優勝!」「マネしたい」電車やバス、ATM、スーパーマーケットのレジなどの列に並んでいる時、横から割り込みをされると、イラッとしますよね。 とはいえ、割り込んできた相手に「順番に並んでください」なんて面と向かってはいいづらいものです。悔しくても...
人間と野生動物が共存しているこの地球では、時にお互いが助け合いながら生きていく必要があります。
アフリカのケニアでそんなことを思い出させるような出来事がありました。
ライオンの子供が穴に落ちた!
ケニアにある野生動物保護団体『シェルドリック・ワイルドライフ・トラスト』に、「クク牧場で、2頭の若いライオンが穴に落ちている」という知らせがありました。
その穴は深さが4mもあり、ライオンたちが自力で脱出するのは不可能です。
ライオンたちは生後6か月のメスで、36時間ほど穴の中にいたため、衰弱して怯えていたそう。
そこで2頭を安全に救助するために、『シェルドリック・ワイルドライフ・トラスト』のスタッフや獣医師、クク牧場の管理者、ケニア野生動物公社の職員らが総動員で、作戦を立てることにします。
まだ子供とはいえ、2頭は肉食動物のため、麻酔をかける必要がありました。それから救助隊がハシゴを使って穴の中に降りて2頭を救出。
すぐに獣医師が診察すると、幸い2頭とも無傷だったといいます。
目を覚ましたライオンたちに食事を与えると、夢中で食べていたそうです。
作戦はそこで終わりではありません。2頭を母ライオンと再会させてあげる必要があります。
救助チームは2頭を安全な場所に置いて、母ライオンが迎えに来るのを待ちました。その間、2頭に危害が及ばないように、監視を続けます。
そして救出から約12時間後、ついに母ライオンが現れて、子供たちと再会できました!
『シェルドリック・ワイルドライフ・トラスト』はFacebookでこの救出劇の成功を報告。
「最高の結末。この救助に携わったすべてのみなさんに感謝したい」「かわいそうに。2頭は怖かっただろうね」「母親が戻って来てよかった」など喜びの声が上がっています。
この救出劇を地元の小学生たちと教師が見守っていて、ライオンたちを助け出した後、生徒たちが自ら穴を埋めたそうです。
子供とはいえ、2頭の救出には危険が伴ったはず。しかし、彼らが助けなかったら、ライオンたちは穴の中で力尽きていた可能性があります。
母ライオンはきっと、子供たちを助けてくれた人たちに感謝していることでしょう。
[文・構成/grape編集部]