マンホールの穴にはまった太りすぎのネズミ 可愛すぎる写真が大きな話題に
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道端でネズミを見かけたら…わざわざ写真を撮りたいと思うでしょうか。きっと多くの人は撮らないでしょう。
ところがドイツで撮影されたある1匹のネズミの写真が、世界的に話題になっています。
冬の日曜日、ドイツにある動物保護団体『Berufstierrettung Rhein Neckar』に1本の電話がかかってきました。
「ネズミがマンホールの穴に挟まって動けなくなっています」
通報したのはたまたま通りかかった家族で、幼い娘がネズミを発見したのだそう。
ネズミはもちろん、ペットではありません。しかし、少女はネズミを見て「助けてあげなくちゃ」と思い、両親が動物保護団体と消防署に救助を求める連絡をしたといいます。
そして動物保護団体のスタッフと消防隊員が現場に駆け付けると、そこには通報通り、マンホールの穴からお尻が抜けなくなっている太った可愛いネズミの姿が!
「助けて~!」
そんなネズミの叫び声が聞こえてきそうな、あまりにもよく撮れた写真が動物保護団体のFacebookに投稿されると、たちまちインターネット上で拡散されます。
そして消防隊員たちがマンホールの蓋を開けて、ネズミは無事に救助されました。見たところネズミはケガもなく、元気そうだったということです。
この投稿は3千回近くシェアされ、大勢の消防隊員たちによるネズミの救出劇に、たくさんの人たちが感謝と称賛のコメントを送っています。
しかし中には「どうしてそこまでして、ネズミを助けなければならないのか」という声も寄せられたのだとか。
海外メディア『GOODNEWS NETWORK』によると、その意見に対して動物保護団体のスタッフはこう答えています。
「多くの人に嫌われている動物であっても、尊重されるべきです」
そしてスタッフは最初にネズミを見つけた女の子から感謝の絵を手渡されました。
今回、救出されたネズミはとても幸運だったのでしょう。
救出された時のネズミはマンホールの穴に見事にはまって、前にも後ろにも動けない状態だったのだそう。そのまま放っておいたら、ほかの動物に襲われる可能性もあったはずです。
しかしところ変われば事情も変わります。例えばアメリカ・ニューヨークでは、増えすぎたネズミを駆除するために市があらゆる対策を打ち出しています。
賛否両論はありますが、優しい少女の要請を受けて、小さな命を救った人たちには拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]