カナダ山火事からの避難者 航空会社が厳格なルールを曲げて対応した内容とは
公開: 更新:

飛行機内で撮った写真と思いきや? まさかの事実に「理解が追いつかない」「飛行機に住みたい」を自宅で実現!Xで10万いいねを獲得した、部屋の中に『機内』を再現するクリエイターを取材。注ぎ込む情熱とアイディアに衝撃を受ける人が続出しています。

母親「帰りにJALの飛行機乗ったんだけど…」 機内での出来事に「CAさんすごい」「普通はできない」飛行機の事情により動画が再生停止された時のこと。娘さんは「アンパンマン~」と大声で泣き始めてしまったといいます。
- 出典
- CBC News






カナダ西部アルバータ州のフォートマクマレーで、カナダ史上最悪の大規模な山火事が発生。少なくとも1600棟が焼失し、その範囲は、約16万ヘクタールに及んでいるとのことです。
周辺に住む約9万人に避難命令が出され、多くの人が取るものも取り敢えずの避難を余儀なくされました。
そんな混乱の中、大切なペットと共に避難する人たちに対して、カナダの航空会社、ウェストジェット航空とカナディアンノース航空が、通常では考えられない異例の対応を行い、称賛の声が集まっています。
通常、飛行機にペットを搭乗させる場合は貨物室へ乗ることになりますが、航空会社2社は、客室へのペットの持ち込みを許可し、さらにゲージに入れなくてもOKという異例の対応を行ったのです。
その時の様子がSNS上に写真と共に多数アップされています。
飼い主さんの笑顔、そして飼い主さんのそばで落ち着いた様子のペット達の表情は、この対応が素晴らしいものであったことを物語っています。
カナダ公共放送CBCニュースは、5日エドモントン行きの機内には、130人の乗客と、19匹の犬、5匹の猫、そして2匹の亀が搭乗していたと報じています。
CBCニュースの取材に対して、キャビンアテンダントを務めたワンダ・マレーさんはこう語っています。
避難された方の多くは、大切なものをそのまま残してきました。そして、彼らが戻った時、それらは既に失われているかもしれません。航空会社のクルー達はそのことをよく分かっていました。
不安を募らせる避難者とペットに、ひとときの安堵をもたらした「やさしい対応」に拍手を送らずにはいられません。
そして、被災された方々が大切な家族と共に、元の暮らしを取り戻せるよう願ってやみません。