カナダ山火事からの避難者 航空会社が厳格なルールを曲げて対応した内容とは By - grape編集部 公開:2016-05-12 更新:2019-02-15 いい話カナダ火災災害飛行機 Share Post LINE はてな コメント 出典:@cascourcelles カナダ西部アルバータ州のフォートマクマレーで、カナダ史上最悪の大規模な山火事が発生。少なくとも1600棟が焼失し、その範囲は、約16万ヘクタールに及んでいるとのことです。 周辺に住む約9万人に避難命令が出され、多くの人が取るものも取り敢えずの避難を余儀なくされました。 そんな混乱の中、大切なペットと共に避難する人たちに対して、カナダの航空会社、ウェストジェット航空とカナディアンノース航空が、通常では考えられない異例の対応を行い、称賛の声が集まっています。 通常、飛行機にペットを搭乗させる場合は貨物室へ乗ることになりますが、航空会社2社は、客室へのペットの持ち込みを許可し、さらにゲージに入れなくてもOKという異例の対応を行ったのです。 その時の様子がSNS上に写真と共に多数アップされています。 Amanda Wegerさん(@its_none_of_your_fitness)が投稿した写真 – 2016 5月 6 3:31午前 PDT Thx for all the kudos everyone. Happy to help move 2 & 4 legged pax from #ymm. Our FA Heidi shared this pic on FB 🙂 pic.twitter.com/IBChAWzMba— Canadian North ✈ (@CanadianNorth) 2016年5月6日 Plane full of evacuated people, dogs, cats, bunnies, and one tree frog headed from #FortMacFire #Wildfire #westjet pic.twitter.com/Hk0kNMxJPP— Cas Courcelles (@cascourcelles) 2016年5月6日 Truest of generosities. Evacuees from #ymmfire with their pets on board @WestJet. U R my fav airline. #ab #yeg pic.twitter.com/GAAdoggGk2— Lori D Simon (@ThePublicEye) 2016年5月6日 飼い主さんの笑顔、そして飼い主さんのそばで落ち着いた様子のペット達の表情は、この対応が素晴らしいものであったことを物語っています。 カナダ公共放送CBCニュースは、5日エドモントン行きの機内には、130人の乗客と、19匹の犬、5匹の猫、そして2匹の亀が搭乗していたと報じています。 CBCニュースの取材に対して、キャビンアテンダントを務めたワンダ・マレーさんはこう語っています。 着陸をした時、スタンディング・オベーションが沸き起こり、そして我々は目に涙を浮かべました。このフライトをいつまでも忘れることはないでしょう。 cbc.ca ーより引用 避難された方の多くは、大切なものをそのまま残してきました。そして、彼らが戻った時、それらは既に失われているかもしれません。航空会社のクルー達はそのことをよく分かっていました。 不安を募らせる避難者とペットに、ひとときの安堵をもたらした「やさしい対応」に拍手を送らずにはいられません。 そして、被災された方々が大切な家族と共に、元の暮らしを取り戻せるよう願ってやみません。 出典 CBC News Share Post LINE はてな コメント
カナダ西部アルバータ州のフォートマクマレーで、カナダ史上最悪の大規模な山火事が発生。少なくとも1600棟が焼失し、その範囲は、約16万ヘクタールに及んでいるとのことです。
周辺に住む約9万人に避難命令が出され、多くの人が取るものも取り敢えずの避難を余儀なくされました。
そんな混乱の中、大切なペットと共に避難する人たちに対して、カナダの航空会社、ウェストジェット航空とカナディアンノース航空が、通常では考えられない異例の対応を行い、称賛の声が集まっています。
通常、飛行機にペットを搭乗させる場合は貨物室へ乗ることになりますが、航空会社2社は、客室へのペットの持ち込みを許可し、さらにゲージに入れなくてもOKという異例の対応を行ったのです。
その時の様子がSNS上に写真と共に多数アップされています。
飼い主さんの笑顔、そして飼い主さんのそばで落ち着いた様子のペット達の表情は、この対応が素晴らしいものであったことを物語っています。
カナダ公共放送CBCニュースは、5日エドモントン行きの機内には、130人の乗客と、19匹の犬、5匹の猫、そして2匹の亀が搭乗していたと報じています。
CBCニュースの取材に対して、キャビンアテンダントを務めたワンダ・マレーさんはこう語っています。
避難された方の多くは、大切なものをそのまま残してきました。そして、彼らが戻った時、それらは既に失われているかもしれません。航空会社のクルー達はそのことをよく分かっていました。
不安を募らせる避難者とペットに、ひとときの安堵をもたらした「やさしい対応」に拍手を送らずにはいられません。
そして、被災された方々が大切な家族と共に、元の暮らしを取り戻せるよう願ってやみません。