駅で発作を起こし、うずくまっていた女性 続く展開に「涙が出た」
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- @azujackie
2012年から配布が開始された『ヘルプマーク』。赤色の本体には、十字マークとハートマークが描かれています。
難病や内部障害など、外見からは分からない疾患を持っている人が身に着けており、配慮や援助を視覚的に伝える役割があるのです。
※写真はイメージ
外見で分からない疾患は、初対面の人に理解されづらいもの。内部疾患を持つ人が「優先席に座っていたら怒られた」という体験談も少なくありません。
ヘルプマークの利用者である女性の投稿が、Twitterで話題になっています。
持病の発作が起こり、駅でうずくまっていると…
エピソードを投稿したのは、強いめまいや難聴、耳鳴りなどの発作が起きる『メニエール病』を患っている、髙原 梓(@azujackie)さん。
ヘルプマークの利用者の多くは、裏面に白紙のシールを貼るなどして、病名や対処法、緊急連絡先などを記載しています。
投稿者さんも発作が起きた時に備えて、ヘルプマークの裏面にはこのようにメモを貼っていました。
2020年11月1日、東京都新宿区の新大久保駅にいたところ、投稿者さんは発作を起こしてしまったといいます。
気分が悪くなり、その場でうずくまっていた投稿者さん。すると、見知らぬ女性が声をかけてくれたのです。
女性は投稿者さんのヘルプマークを確認すると、周囲の人に協力を呼びかけました。そして駅員が来るまでの間、ずっと投稿者さんの背中をさすっていたのだとか。
また、女性の呼びかけを聞いた周囲の人は、水を買ってきてくれたり、優しく声をかけてくれたりと、親切な対応をしてくれたそうです。
あまりの気分の悪さに会話をすることもできなかったため、回復後、ネットを通してお礼を伝えるために、このエピソードを投稿。
突然発作に襲われ不安だったところを助けられた投稿者さんは、今回の出来事を経て「いつか困っている人を助けた時は、この女性のように安心させてあげたい」と思ったといいます。
『困っている人を助ける』というのは、当たり前に感じるかもしれませんが、実はとても勇気が必要です。人の温かさが伝わるエピソードは拡散され、多くの人からコメントが寄せられました。
・自分もメニエール病なので、つらい気持ちが分かります。親切な人がいてよかったですね!
・周囲で何かがあった時、自分もヘルプマークに気付けるようにしたい。
・素敵なエピソード!世の中、まだまだ捨てたもんじゃないですね。
社会は人が支え合って成立しています。他人に親切にされた際、そのことを実感する人は多いでしょう。
投稿を通して、多くの人に優しさの輪が広がったのではないでしょうか。