親切の連鎖! 卒業式の日にアルバイトに現れた高校生 すると店長が…? By - grape編集部 公開:2021-06-23 更新:2021-06-23 いい話卒業式高校生 Share Post LINE はてな コメント 出典:Ced Cool Hampton 卒業式は学校生活を締めくくり、新たな道へと進む学生たちの門出を祝う、大事な行事です。 アメリカのアラバマ州に住む18歳のティモシー・ハリソンくんも、高校の卒業式に出席することを楽しみにしていました。 卒業を1か月後に控えた2021年4月、ティモシーくんはレストラン『ワッフルハウス』でアルバイトをスタート。 事前に店長のセドリック・ハンプトンさんに「卒業式の日は仕事を休んでもいいですか?」と確認すると、セドリックさんは「もちろんだよ」と答えました。 「卒業式には行きません」という青年にバイト仲間たちは? そして卒業式当日。『ワッフルハウス』に、なぜかティモシーくんが出勤。 セドリックさんが「どうしてここにいるんだい?きみは今日、卒業式に出るはずだろう?」と聞くと、彼は「卒業式の会場まで行く手段がないのでやめました。仕事も休みたくなかったし」と答えます。 海外メディア『TODAY』によると、彼の家から卒業式の会場までは約32㎞も離れていて、車を持っていない彼はそこまで移動する方法がなかったのです。 それを聞いたセドリックさんは「卒業式に出席するんだ!すぐに学校に電話をしなさい」といいました。 そして、店のスタッフたちと協力して、急いでティモシーくんのシャツやネクタイ、スラックス、さらに卒業式用のガウンと帽子を買いそろえます。 その様子を見ていたお客さんも手助けを申し出て、2時間以内にすべての準備が完了。 その日は仕事が休みだった副店長が、ティモシーくんを卒業式の会場まで車で送り、彼はギリギリで式に間に合ったのです。 Posted by Ced Cool Hampton on Saturday, May 29, 2021 Posted by Ced Cool Hampton on Saturday, May 29, 2021 Posted by Tim BlackBoy on Thursday, May 27, 2021 笑顔で卒業式に出席したティモシーくんは「卒業式用の服を着た時、言葉にならない気持ちだった。最高の気分だったよ」と語っています。 さらにこの話には続きがあります。セドリックさんがティモシーくんのことをFacebookに投稿すると拡散され、アラバマ州にある『ローソン・ステート・コミュニティ大学』の関係者に伝わります。 そしてこの大学が、ティモシーくんに教材費を含めた学費全額の奨学金をオファーしたのです! ティモシーくんは、この秋から『ローソン・ステート・コミュニティ大学』に進学する予定だということです。 この予想外の展開にセドリックさんもとても喜んでいました。 Posted by Ced Cool Hampton on Saturday, May 29, 2021 ティモシーくんはこれまで経済的に苦労をしてきたのだそう。『ワッフルハウス』でのアルバイトも頑張っていたのでしょう。 だからこそ、その頑張りを見ていた仲間たちが快く助けてくれたのではないでしょうか。 アルバイト先の店長の優しさから始まった親切の連鎖で、思いがけない幸運を手にしたティモシーくん。 きっと彼は感謝の気持ちを忘れることなく、立派な大人になっていくはずです。 [文・構成/grape編集部] 出典 Ced Cool Hampton/TODAY Share Post LINE はてな コメント
卒業式は学校生活を締めくくり、新たな道へと進む学生たちの門出を祝う、大事な行事です。
アメリカのアラバマ州に住む18歳のティモシー・ハリソンくんも、高校の卒業式に出席することを楽しみにしていました。
卒業を1か月後に控えた2021年4月、ティモシーくんはレストラン『ワッフルハウス』でアルバイトをスタート。
事前に店長のセドリック・ハンプトンさんに「卒業式の日は仕事を休んでもいいですか?」と確認すると、セドリックさんは「もちろんだよ」と答えました。
「卒業式には行きません」という青年にバイト仲間たちは?
そして卒業式当日。『ワッフルハウス』に、なぜかティモシーくんが出勤。
セドリックさんが「どうしてここにいるんだい?きみは今日、卒業式に出るはずだろう?」と聞くと、彼は「卒業式の会場まで行く手段がないのでやめました。仕事も休みたくなかったし」と答えます。
海外メディア『TODAY』によると、彼の家から卒業式の会場までは約32㎞も離れていて、車を持っていない彼はそこまで移動する方法がなかったのです。
それを聞いたセドリックさんは「卒業式に出席するんだ!すぐに学校に電話をしなさい」といいました。
そして、店のスタッフたちと協力して、急いでティモシーくんのシャツやネクタイ、スラックス、さらに卒業式用のガウンと帽子を買いそろえます。
その様子を見ていたお客さんも手助けを申し出て、2時間以内にすべての準備が完了。
その日は仕事が休みだった副店長が、ティモシーくんを卒業式の会場まで車で送り、彼はギリギリで式に間に合ったのです。
笑顔で卒業式に出席したティモシーくんは「卒業式用の服を着た時、言葉にならない気持ちだった。最高の気分だったよ」と語っています。
さらにこの話には続きがあります。セドリックさんがティモシーくんのことをFacebookに投稿すると拡散され、アラバマ州にある『ローソン・ステート・コミュニティ大学』の関係者に伝わります。
そしてこの大学が、ティモシーくんに教材費を含めた学費全額の奨学金をオファーしたのです!
ティモシーくんは、この秋から『ローソン・ステート・コミュニティ大学』に進学する予定だということです。
この予想外の展開にセドリックさんもとても喜んでいました。
ティモシーくんはこれまで経済的に苦労をしてきたのだそう。『ワッフルハウス』でのアルバイトも頑張っていたのでしょう。
だからこそ、その頑張りを見ていた仲間たちが快く助けてくれたのではないでしょうか。
アルバイト先の店長の優しさから始まった親切の連鎖で、思いがけない幸運を手にしたティモシーくん。
きっと彼は感謝の気持ちを忘れることなく、立派な大人になっていくはずです。
[文・構成/grape編集部]