lifestyle

『ししとう』『青唐辛子』『赤唐辛子』の違いとは?特徴や見分け方を解説

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

『ししとう』『青唐辛子』『赤唐辛子』の違いとは?特徴や見分け方を解説

※写真はイメージ

「ししとうだと思って食べたものが唐辛子だった」「ししとうを食べたけど、思っていた以上に辛かった」という経験をした人もいるのではないでしょうか。

『ししとう』と『唐辛子』は見た目が似ていることから、間違えることが多い野菜といわれています。

小さな子供や辛いものが苦手な人のために、できるだけ事前に判別したいところでしょう。本記事では『ししとう』『青唐辛子』『赤唐辛子』の違いやよくある疑問について解説します。

それぞれの特徴を理解して、できる範囲で見分けていきましょう。

『ししとう』『青唐辛子』『赤唐辛子』の違いとは?

『ししとう』『青唐辛子』『赤唐辛子』の違いとは?

※写真はイメージ

本章では『ししとう』『青唐辛子』『赤唐辛子』の違いを紹介します。

ししとう、青唐辛子、赤唐辛子は、いずれもナス科トウガラシ属に分類され、形が似た野菜です。特にししとうと青唐辛子はどちらも緑色のため、見分けがつきづらいでしょう。

『ししとう』は、正式には獅子唐辛子と呼ばれ、もともとは辛みのある唐辛子を品種改良して作られた、甘味種とされています。

一方『青唐辛子』は唐辛子を未熟なうちに収穫したものであり、鮮やかな緑色が特徴とされているようです。この青唐辛子が完熟すると、赤く色付き『赤唐辛子』へと変化するそう。

分類は一緒でも、辛さの有無や用途に違いがあるようです。それぞれの違いについて詳しくご紹介します。

辛さが違う

ししとう、青唐辛子、赤唐辛子の違いとして『辛さ』が挙げられます。

まず、ししとうは唐辛子から辛味を抑えるように品種改良された甘味種であり、あまり辛みを感じないものが一般的です。

一方、青唐辛子は唐辛子を未熟なうちに収穫したもの、赤唐辛子は青唐辛子が完熟して赤くなったものを指すため、辛味から甘味のあるものまで、その品種は数多く存在します。ししとうも、一般的には緑色を目にする機会が多いものの、熟すと赤く変色するようです。

そのため、ししとうは基本的に辛くないもの、青唐辛子や赤唐辛子は基本的に辛いイメージですが、辛くない品種も含まれるという違いがあるでしょう。

ししとうが辛くないとされる理由は、唐辛子などに含まれる辛味成分『カプサイシン』が、ほとんど含まれていないことが挙げられます。

ただし、ししとうのなかには生育時に乾燥や水不足といったストレスを受けることで、辛味を持ったものが現れることもあるようです。すべてのししとうが辛味を感じないという訳ではない点にも、注意してください。

調理時の使い方が違う

ししとう、青唐辛子、赤唐辛子は、調理時の使用方法にも違いが見られるようです。

ししとうは、唐辛子より辛味が少なくマイルドな味わいを持っており、天ぷら、炒め物、煮物、焼き物、和え物などさまざまな料理に合わせることができるとされています。

青唐辛子、赤唐辛子は、品種によって甘味や辛味が異なるため、それぞれで適した調理をおこなう必要があるでしょう。

例えば『万願寺とうがらし』のような甘味種に分類されるものであれば、ししとうと同じようにさまざまな料理に活用できます。

一方『鷹の爪』のような辛味の強い唐辛子は、料理に刺激を与える役目が多く、香辛料として使用することが多いのだとか。

唐辛子を入れすぎると辛味が増してしまうため、料理に少しのアクセントを利かせることを目的に使用することが多いでしょう。

『ししとう』『青唐辛子』『赤唐辛子』の見分け方

『ししとう』『青唐辛子』『赤唐辛子』の見分け方

※写真はイメージ

ししとう、青唐辛子、赤唐辛子はいずれも『唐辛子』の仲間です。ししとうと赤唐辛子のように、色の違いという分かりやすい見分け方がない限り、外見だけで判別するのは難しいとされています。

特に、ししとうと青唐辛子はどちらも未熟な状態で収穫されることが多く、共通して『緑色』をしているため、色で区別するのは困難でしょう。

ただし、ししとうには下記のような特徴が見られるため、ある程度は見た目で判断できるかもしれません。

【ししとうの見た目】

  • 大きさは10cm前後。
  • 先端がくぼんでおり、獅子の口のような形をしている。

一方で、青唐辛子や赤唐辛子は世界中に多くの品種が存在し、形状や大きさに幅があるといわれます。どちらも品種や生育環境によって見た目が変わるため、外見だけで特定の品種を見分けるのは難しいでしょう。

色の違いでは、ししとうや青唐辛子は『緑色』、赤唐辛子は熟した状態の『赤色』であることが特徴として挙げられています。しかし、ししとうや青唐辛子も完熟すれば赤くなるため、色だけでは判断できないケースもあるようです。

見た目だけで完璧な判断は難しいため、スーパーなどで購入する際は『ししとう』『万願寺とうがらし』『鷹の爪』など、ラベルに記載された品種名を確認することが、もっとも確実な見分け方といえるでしょう。

『ししとう』に関してよくある疑問

『ししとう』に関してよくある疑問

※写真はイメージ

ししとうは、青唐辛子や赤唐辛子と混同しやすいことから、さまざまな疑問が出てくることもあるかもしれません。

ここでは、ししとうに関してよくある疑問を2つ紹介します。

ししとうも赤唐辛子のように赤くなる?

前述で紹介した通り、ししとうも成熟すると青唐辛子のように、緑から赤に変色するようです。

ただし、ししとうは唐辛子から辛みを抜いた甘味種であり、完熟して赤く色づいたからといって辛味が増すとは限らないそう。

「辛いししとうもある」という意見を目にすることもありますが、完熟したから辛くなったのではなく、後述の生育時のストレスが原因で辛くなることがあるようです。

『辛いししとう』は見た目で判別できる?

生育時のストレスによって『辛いししとう』ができてしまうことがあるといわれています。

生育時のストレスとは、水分や肥料不足、乾燥などが挙げられ、ストレスが強くなるほど唐辛子が本来持つ辛み成分である『カプサイシン』が活発になり、辛みが強くなるのだとか。

辛いししとうを見分ける方法としては、下記のような特徴が挙げられるでしょう。

【辛いししとうの見分け方】

  • いびつな形をしている。
  • 種の量が少ない。
  • 皮に光沢がなく、シワが少ない。

ただし、これらはあくまで目安であり、すべての辛いししとうに当てはまるわけではありません。見た目で完璧に判別することは難しいため、少しずつ味を確かめながら調理するとよいでしょう。

なお、辛いししとうの見分け方については下記記事でも紹介しているので、併せて参考にしてください。

『ししとう』『青唐辛子』『赤唐辛子』の違いを理解して調理しよう

『ししとう』『青唐辛子』『赤唐辛子』は見た目が似ていても、それぞれ辛さや使い方が異なります。

また、ししとうは基本的に辛味の少ない野菜ですが、環境ストレスなどでまれに辛いものが混ざることもあるようです。いずれも見た目の判別が難しいため、小さな子供や辛いものが苦手な人に食べてもらう際は、注意してください。

調理前にそれぞれの特徴を理解することで、誤って辛いものを食べてしまうリスクを減らし、料理をよりおいしく楽しめるでしょう。本記事で紹介した見分け方を、ぜひ参考にしてみてください。


[文・構成/grape編集部]

森昌子

森昌子の現在に、黒柳徹子がドン引き!? 引退を惜しむ声 森昌子(もりまさこ)さんは、日本を代表する女性歌手の一人で、女優としても活躍しています。60歳となった森昌子さんは2019年3月に、2019年末で芸能生活から引退することを発表。そんな森昌子さんのこれまでの活躍や、ネット上で話題となった黒柳徹子さんとの共演について詳しく見ていきましょう。

野村真美の写真

野村真美の現在は? 元旦那との離婚や、沢村一樹との関係について調べてみると…俳優として活躍している野村真美(のむらまみ)さん。 昔と変わらぬその美しさで、男女問わず多くの人から支持されています。 そんな野村真美さんと元夫との結婚・離婚についてや、「似てる」といわれる芸能人、現在の活動など、さまざ...

Share Post LINE はてな コメント

page
top