「どうなる浦和レッズ?」 日産と三菱自の資本提携によりJリーグ規約に抵触の恐れ
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三菱自動車工業(以下、三菱自)の燃費を巡る偽装問題がJリーグにも影響を与えそうです。
三菱自の燃費データの不正発覚から約3週間が経った5月12日。
経営面で大きな問題を抱えていた三菱自に、日産自動車(以下、日産)が巨額の出資を行う方向で最終調整に入っていることが明らかになりました。出資額は2000億円にのぼると見られ、三菱自が事実上、日産の傘下に収まる見通しです。
Jリーグへの影響は?
この一連の問題の余波が思わぬカタチでJリーグに及ぶ可能性が出てきました。
日産は横浜マリノスのスポンサーで、74.59%の株式を保有しています。一方の三菱自は浦和レッズのスポンサーで、株式の保有率は50.625%。日産、三菱自共に、それぞれのクラブの経営に関与できるほどの株式を保有している状態です。
もし日産と三菱自の資本提携が実現すれば、1つの企業がJリーグに所属する2つのクラブの「経営に関与できるほどの株式」を保有することになります。しかし、この状態をJリーグは規約で禁止しているのです。
公平性を担保するための規約で、分かりやすく言うと、経営に関与し得るほどの株式を保有する企業の指示で、2クラブが対戦する試合で八百長などの不正を行う可能性を排除するためのものです。
不安を募らせるサポーター
この事態に、Jリーグ最多とも言われるレッズサポーターからはチームの先行きを案ずるツイートが続出しています。
また、レッズのチームカラー「赤」は、三菱自の企業ロゴ「スリーダイヤ」から取ったもので、万が一三菱自がレッズの運営から撤退すればチームカラーが変わってしまう可能性も。レッズの魂とも言うべきチームカラーの変更はサポーターにとっても重要な問題です。
一方のマリノスサポーターも、過去にチームの合併など、さまざまな経験しているだけに、この問題にも敏感に反応しているようです。
現状、Jリーグからも各クラブからも正式な発表はされていないため、浦和レッズと横浜マリノスの行く末についてはハッキリしていません。
しかし、両チームともJリーグの中では大きなクラブで、かつ昔からチームを支えてきたサポーターも多いため、問題は簡単に解決しない可能性もあります。
横浜マリノスでプロデビューを果たし、同クラブで長く活躍した故・松田直樹選手のお姉さんのコメントが、多くのサポーターの想いを代弁しているのかもしれません。
会社間の問題をサッカーに持ち込まれることなく、純粋にスポーツとして楽しめるような落とし所が見つかることを切に願います。