アルゼンチン代表・メッシ選手が、涙 試合後にリポーターが語ったことは? 「質問ではなく伝えたい」
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日本時間の2022年12月14日、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』の準決勝で、クロアチアとアルゼンチンが対戦。
アルゼンチンが、日本を下したクロアチアを3-0で破り、決勝進出を果たしました。
試合後に行われたインタビューで、アルゼンチン代表の主将を務める、リオネル・メッシ選手に、リポーターがかけた言葉が感動を呼んでいます。
リポーターの発言に、メッシが涙
イギリスのタブロイド紙『デイリー・メール』によると、試合後にインタビューをしたのはアルゼンチンの公共放送『Television Publica』のリポーター、ソフィア・マルティネスさん。
今回が自身にとって「最後のW杯となる」と明言したメッシ選手に対し、「最後に、質問ではなく伝えたいことがある」と切り出します。
ソフィアさんは、「私たち国民全員が優勝したいと願っているが、結果がどうであれ、あなたが成し遂げてくれたことを誰も奪うことはできない」といい、次のような言葉を続けました。
ソフィアさんが熱心に話をする間、黙って聞いていたメッシ選手。その目は涙ぐんでいるようにも、見えたそうです。
アルゼンチン国民からネガティブな反応があった過去も
スペインのFCバルセロナでプロデビューを果たしたメッシ選手は、10代の頃から注目を集める活躍を披露。
世界(2006年までは欧州)で最も活躍した選手に贈られるとされる、バロンドールという賞を史上最多の7回受賞したほか、所属チームをUEFAチャンピオンズリーグで優勝に導くなど、数々の栄冠を勝ち取ります。
その活躍は「良い選手」「素晴らしい選手」などといった凡庸な表現では物足りないほど。長いサッカーの歴史の中でも「史上最高の選手」なのではないか、といった識者が多いほど、高い評価を得ていました。
一方で、アルゼンチン代表としてのメッシ選手は、これまでチームをW杯優勝に導くことができていません。
この事実に対し、メッシ選手はアルゼンチン国内で「クラブチームでしか活躍できない」「アルゼンチン代表を勝利に導くことができない」といった批判を受けることもありました。
そんな背景もあり、ソフィアさんは、メッシ選手に対して感謝の気持ちを伝えたかったのでしょう。インタビューのニュースや動画は、ネット上で拡散され、称賛や感動の声が続々と寄せられています。
・本当にその通り。優勝しようともしなくとも、最高の選手に変わりはありません。どうか決勝戦を楽しんでください!
・いろいろな情景が浮かんで、涙が止まらなくなった。愛があふれていて、最高です。
・感動した。メッシが誰よりも優勝を悲願し、重圧を感じていると理解しているからこそ、この言葉を伝えたんだろうな。
・最高に美しいインタビュー。ストレートな表現が心に響きます。メッシの表情にも、泣いた。
日本時間12月19日0時より行われる決勝戦は、アルゼンチンとフランスの対戦です。
メッシ選手が悲願を果たし、トロフィーをかがげる姿が見られるのか、世界中が注目をしています。
[文・構成/grape編集部]