スペインのうどん屋たちが経営の危機…その理由に、日本人から怒りの声

By - grape編集部  公開:  更新:

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1993年にヴェルディ川崎に入団し、Jリーガーとして活躍したサッカー選手・石塚啓次さん。Jリーグ引退後も、アパレルブランドを設立し新たな分野で活躍していました。

そんな石塚さんが2014年、更なる新分野に挑戦。なんと、スペインに移住し、うどん屋を経営し始めたのです。

2年もの歳月をかけ『YoI Yoi Gion 宵宵祇園』という店を開くと、本格的な味と和にこだわった内装が大人気に。現地の人たちから愛される店となりました。

順風満帆と思われた、うどん屋経営…しかし2016年3月9日、石塚さんのFacebookで驚くべき事実が伝えられたのです。

『うどん屋やめます。うどんって文字を使うなと言われました』

うどん屋やめます。
弁護士からお手紙来て、うどんってのが商標取られてるので、10日以内に以下の要求に従って下さいとの事です。

1、うどん屋ってメディア等で一切言わないで下さい。
2、看板からうどんって文字取ってください。
3、ネットでも使わないで下さい。
との事です。

Facebook ーより引用

なんと、突然弁護士から『UDON(うどん)の商標登録が取られているので、この言葉を使って営業しないでください』と手紙が来たのです。

商標登録をしたのは、うどん屋を営むスペイン人。他のうどん屋に対しても、同じような警告を送っているそうです。

この投稿を見て、日本人として許せないと思ってくれるお金持ちの人一緒に闘いますか?
絶対負けると思いますが、、、相手はスペイン人こっちは日本人ここはスペインなので。
これが外国に住むって事やなって諦めてます。

Facebook ーより引用

このままでは、店の看板から『うどん』という文字を消さなければならない…なにより、うどんを作っているのに『うどん屋』という名で経営ができなくなってしまう。

とはいえスペインで裁判を起こしたとしても、不利になってしまうのは容易に想像できます。

クールジャパンかなんか知らんけど、大企業ばっかり相手してる場合ちゃうで!日本の文化を世界にって言ってるんちゃうの?
って事で政府?クールジャパンの人たすけてや!

Facebook ーより引用

裁判には勝てないが、このままでは他のうどん屋も経営の危機を迎えてしまう…。自分ひとりでは対処できないこの現状に対し、投稿で助けを求めたのです。

石塚さんの投稿に対し、コメント欄には多くの人からメッセージが寄せられました。

  • うどんは日本料理なのに…日本人として許せない!
  • 『讃岐』『おうどん』のように、名前をちょっと変えてみるとか…。
  • なんか悔しい…。
  • めげずに頑張ってください!また食べに行きます!

石塚さんによると、経営はこのまま続行し『うどん』という名前は使わないという方針でいくそうです。

日本料理であるうどんを、スペインで広めるために始めたお店。にもかかわらず『うどん』の名前を使えなくなるのは、石塚さんにとって非常に辛いことと思います。

突如起きた、この『うどん問題』。これからもスペインで日本料理を広めていくため、良い形で解決することを願います。

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出典
Facebook

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