食べきれない梨は『冷凍保存』しよう!手順やポイント、冷凍梨の活用レシピを解説
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梨がたくさんあり食べきれない時は、『冷凍保存』がおすすめです。
しかし中には「冷凍するとまずくなってしまうかも」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。
正しい方法で保存すれば、シャリッとした食感を楽しみながら、梨をおいしく食べられます。
本記事では、梨を冷凍保存する手順や注意点、日持ち期間の目安などを解説。さらに、冷凍梨の活用レシピもご紹介します。
梨を冷凍保存したい人は、ぜひ参考にしてください。
梨を冷凍すると『まずい』?
梨を冷凍すれば、新鮮さを長期間保てるといいます。しかし「冷凍した梨はまずいのでは」と心配な人もいるでしょう。
保管状況によっては食感が損なわれ、まずいと感じるかもしれません。一方で正しい方法で保存すれば、新鮮さとおいしさをキープできる可能性があります。
また、梨を冷凍すると長期保存が可能となり、楽しみ方の幅が広がることがメリットです。冷凍した梨の水分が凍ると、細菌の活動量が低下することから長持ちすると考えられています。
梨を冷凍するとシャーベットのほか、シロップ漬けやスムージー、料理の隠し味などにも使えて、さまざまな方法で梨を楽しめるでしょう。
梨を『冷凍保存』する手順
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梨を冷凍保存しておいしく食べるには、正しい方法で保存することが大切です。
ここでは、梨を『冷凍保存』する手順をまとめました。
梨を食べやすい大きさにカットする
梨を洗い、皮をむいた後に芯を取り除き、食べやすい大きさにカットします。くし切りで、8等ぶんにするとよいでしょう。
梨を丸ごと冷凍すると、使う時や食べる時に皮むきや切り分けが難しくなり、一度に食べきる必要があるため、先にカットしておくことをおすすめします。
梨の変色を防ぐためにひと手間を加える
梨をカットした後は、酸化による切り口の変色を防ぐために塩水や砂糖水に漬ける、またはレモン汁を振りかけるひと手間を加えるとよいでしょう。
梨の変色を防ぎながら甘みを保つには、薄い砂糖水や塩水につけることが推奨されています。砂糖水や塩水に漬けた後は、水分をしっかり拭き取ってから保存しましょう。
砂糖水のつけ方は、水200㎖に対して、大さじ1杯ほどの砂糖を入れ、10分ほど漬けるだけです。
保存袋に入れて冷凍する
最後に、ラップを敷いて梨が重ならないように3~4個ずつ並べて包み、保存袋に入れます。
梨は空気に触れると劣化しやすいといわれているため、梨とラップの間に隙間ができないようにぴったりと包むことがポイントです。
さらに、保存袋の空気もしっかり抜いて保存しましょう。空気に触れないようにすると、おいしく冷凍保存できるようです。
梨を冷凍保存した場合の日持ち期間の目安
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梨は冷凍で1か月程度保存できるといわれていますが、シャリッとした食感が失われやすくなります。
独特の食感は、『石細胞(せきさいぼう)』と呼ばれる梨の細胞壁によるもののようです。細胞膜は、冷凍のプロセスで破壊されやすいため、食感も失われやすくなります。
梨は水分を多く含んでいる果物であることから、冷凍で細胞内の水分が凍結すると、氷結晶が大きく生成され、膨張するのだとか。
膨張した水分が細胞膜を破壊するため、冷凍すると食感が損なわれると考えられています。
梨を冷凍保存する場合の3つのポイント
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梨の冷凍では、風味を保つことがおいしい食べ方のポイントです。解凍後に、梨の味が薄くぼやけることで『まずい』と感じる人もいるかもしれません。
梨の解凍後に、冷凍前と同じ風味や食感を求めることは難しいですが、素材を生かしておいしく食べることならできるでしょう。
ここでは、おいしく梨を食べるための冷凍方法を、3ステップで解説します。
1.くし切りにした後、金属トレーに乗せて急速冷凍する
急速冷凍すると、梨をおいしい状態のまま保存できるようです。
冷凍が短時間で終わると、氷結晶が小さく生成されるといわれています。水分の膨張を抑えて細胞膜へのダメージを軽減するため、食感が保たれやすいようです。
逆に冷凍に時間がかかってしまうと氷結晶が大きくなり、細胞膜の破壊につながりやすいと考えられています。
なるべく早く温度を下げるために、金属トレーなどにくし切りにした梨を平らになるようにのせて冷凍保存するとよいかもしれません。
2.冷凍やけを防ぐために密封保存する
梨を冷凍する際に密封保存すると、冷凍焼けを防ぎやすくなるようです。
冷凍焼けとは、冷凍中の食品から水分が蒸発して乾燥してしまう現象を指し、味や香り、食感が悪くなるといわれています。
梨が冷凍焼けを起こす原因は、温度変化なのだとか。冷凍庫を開けると庫内の温度が上がり、梨が溶け始めて水分が蒸発してしまうといいます。
蒸発した水分は、庫内で冷やされると霜になって梨に付着するようです。冷凍焼けを防ぐためには、梨が空気に触れないように密封保存することを覚えておきましょう。
3.再冷凍しない
梨を再冷凍すると、食感がさらに損なわれてしまう恐れがあるためおすすめしません。
再冷凍をしなくて済むように、梨を冷凍保存する場合には小分けにすることがポイントです。食べるぶんだけ取り出しやすく、余ることもありません。
もし小分けにしていない場合は、一度で使い切ってしまいましょう。
冷凍梨のおいしい食べ方
冷凍梨はどのようにして活用したらよいのか、おいしい食べ方をご紹介します。
ピューレ
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梨のピューレを冷凍しておくと、料理の隠し味やドレッシングの材料にも使えるでしょう。
冷凍までの手順は下記の通りです。
1.梨の皮と芯を取り除いてカットし、すりおろすかミキサーにかける。
2.ピューレを保存袋に入れて、空気を抜きながら平らに薄く伸ばして冷凍庫に入れる。
冷凍後は、必要な量を取り出して自然解凍し、料理に使いましょう。シャーベット状の固形梨とピューレがあれば、状況に応じて料理で使い分けられます。
シロップ漬け
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梨のシロップ漬けを冷凍すると、甘みを楽しむシロップ漬けにアレンジしてみましょう。
冷凍までの手順は下記の通りです。
1.シロップを作る。鍋に砂糖130gと水200㎖を鍋に入れて、火にかけ溶けたら冷ます。
2.保存袋に皮と芯を取り除いてカットした梨とシロップを入れたら、しっかりと空気を抜く。
3.平らにならした保存袋を冷凍庫に入れて急速冷凍する。
半解凍してシャーベット、全解凍ではコンポートとして楽しめます。
梨は砂糖をまぶすことで本来の甘みが引き立ちますが、水分が抜けてやわらかくなりやすいため、シャリッとした食感は弱まるようです。
「解凍した梨の食感は気にならないけれど、味がはっきりしなくてまずい」と思う人は、シロップ漬けがおすすめかもしれません。
スムージー
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冷凍した梨を活用した、スムージーの作り方を見ていきましょう。
冷凍した梨1個ぶん、ハチミツ大さじ1杯、牛乳200㎖、レモン汁小さじ1杯を一緒にミキサーにかけるだけです。
分量を調節して、飲みたいだけ作ることができますし、甘さやレモンのフレーバーを調整しても楽しめるでしょう。
ほかのフルーツやヨーグルトを加えて分量を調節すれば、その日の気分に合わせておいしく飲めます。
ピューレやシロップ漬けの梨も、スムージーの材料に使えるでしょう。シャーベット状の梨やシロップ漬けが苦手という人も、試してみるとよいかもしれません。
梨を解凍すると水っぽくなってしまうのが苦手、大量の梨があるなどの場合にも、消費しやすい活用方法といえるでしょう。
梨を冷凍保存する際のよくある疑問
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ここでは、梨を冷凍保存する際のよくある疑問をまとめました。
梨は『冷蔵保存』でも日持ちするの?
梨を冷蔵すると、10日程度日持ちすると考えられています。常温では3日程度のため、冷蔵保存のほうが長持ちする可能性が高いでしょう。
冷蔵保存で日持ちさせるための流れは、下記の通りです。
1.梨を洗わずに1つずつ新聞紙やキッチンペーパーで包む。
2.ラップで包み、ポリ袋に入れる。
3.ヘタ側を下にして冷蔵庫の野菜室で保存する。
1袋にまとまらない場合は無理に入れず、別のポリ袋に分けます。数日おきに梨を確認して、キッチンペーパーが湿っていたら交換しましょう。
ヘタ側を下にするのは、梨は収穫後も呼吸をしていると考えられているためです。呼吸のたびに糖分と水分が消費されるので、ヘタを下にすることで少しでも呼吸を抑えて鮮度を保てるといわれています。
冷蔵保存は、梨をそのままおいしく味わえる方法といえるでしょう。梨をそのまま食べたい人は、冷蔵保存から始めるとよいかもしれません。
冷凍した梨の解凍方法は?
固形梨の場合、冷凍庫から取り出して15分ほどで半解凍できます。シャーベットのように、シャリシャリとした食感を楽しめるでしょう。
梨を全解凍すると、水分とともにおいしさが流出して味や風味を損ないかねません。
夏場は解凍の進みが早いため、5分ごとに様子を見ることがおいしい食べ方のポイントです。
梨を冷凍保存する場合はいくつかのポイントを押さえよう
梨を冷凍保存すると、日持ちさせながらおいしく食べられるでしょう。冷凍した梨がまずいといった声は、誤った保存方法が原因かもしれません。
本記事でご紹介した、梨の正しい冷凍保存の手順を、ぜひ実践してみてください。
冷凍した梨をおいしく食べられないとお悩みの人は、スムージーに使ったり、ピューレやシロップ漬けにしたりするのもおすすめです。
[文・構成/grape編集部]