白だしの代用を『ほんだし』で作る際の分量と作り方！ポイントや注意点も解説

白だしの代用として『ほんだし』を使う際、薄口醤油やめんつゆなどの調味料と混ぜ合わせて作ります。

作り方も簡単で、基本の分量をはじめ、少量の白だしを使いたい際には大さじ１杯分だけ作ることも可能です。

白だしは一般的に常備している調味料で作れますが、素材の色みを生かして料理をおいしく仕上げるためには、いくつかのポイントを押さえなければいけません。

本記事では白だしの代用として『ほんだし』を使う際の分量と作り方を解説します。また、白だしの代用として『ほんだし』を使う際のポイントや注意点もまとめました。

白だしの代用は『ほんだし』でも可能！

白だしを切らしてしまった際、『ほんだし』にほかの調味料を合わせることで代用できます。

『ほんだし』は、味の素株式会社が販売している『和風だしの素』の商品名です。

『ほんだし』に限らず、だしの素と記載のある商品であれば、メーカーを問わず白だしの代用として使えるでしょう。

顆粒・粉末だしともに代用できる

『ほんだし』は顆粒タイプですが、中には粉末タイプの『だしの素』を販売しているメーカーも存在します。

各社が販売する粉末だし、もしくは顆粒だしまで含めた総称を『だしの素』と呼ぶことが多いようです。

白だしの代用として使う場合は、顆粒だしの『ほんだし』でも、粉末の『だしの素』のどちらを使用しても構いません。

本記事では『ほんだし』を使った代用方法を紹介していますが、そのほかのだしの素商品でも代用できます。

『ほんだし』以外の調味料も使う

白だしとして代用する際、『ほんだし』単品では不可能です。『ほんだし』に醤油やみりん、料理酒などの調味料を混ぜ合わせて作ります。

白だしの代用として『ほんだし』を使う場合、調味料はどれくらいの分量が必要になるのでしょうか。 次の章でご紹介します。

白だしの代用に『ほんだし』を使う際の分量

白だしの代用に『ほんだし』を使う際の分量を、基本の分量、薄口醤油をめんつゆや濃口醤油で代用する場合、大さじ１杯程度の少量の場合に分けて解説します。

基本の分量

白だしの代用として『ほんだし』を使う際、基本の分量は下記の通りです。

分量は目安のため『ほんだし』は好みで量を調節してください。

めんつゆ・濃口醤油で代用する際の分量

基本的に白だしは、素材の色を引き立てる調味料のため『ほんだし』と薄口醤油で代用するのが一般的です。

しかし、薄口醤油を常備していないという家庭もあるでしょう。

素材の色を気にしないメニューでは、めんつゆや濃口醤油で代用し、下記の分量で白だしを作ることができます。

白だしに比べてめんつゆは甘みが強く、塩分が抑えられていることが特徴です。薄口醤油よりも濃口醤油のほうが、塩分が低くて味に深みがあります。

わざわざ薄口醤油を購入しなくても、常備している調味料の分量を調節するだけで、白だしとして代用することが可能です。

少量（大さじ１）の分量

白だしを少量だけ使う際は、大さじ１杯＝１５㎖でも作れます。

『ほんだし』と代用する調味料の分量は、下記の通りです。

『ほんだし』を代用した白だしの作り方

『ほんだし』を代用した白だしの作り方は、分量に応じて異なります。

まず、基本の分量での作り方です。

味見してちょうどよい味になったら、白だしの完成です。

なお白だしを少量だけ作る際には、調味料を耐熱容器に入れて電子レンジで温めます。

白だしの代用として『ほんだし』を使う際のポイント

白だしの代用として『ほんだし』を使った作り方や分量について解説してきました。

本章では『ほんだし』などの調味料を使い、美しくおいしい料理に仕上げるためのポイントを解説します。

素材の色みを生かしたいメニューでは薄口醬油を使う

基本的に白だしには、薄口醤油が使用されています。薄口醤油は、濃口醤油よりも色が薄く香りがまろやかで、塩分濃度が高くなっています。

白だしの代用として『ほんだし』を使う際に薄口醤油を合わせることで、素材の色みを生かせるでしょう。旨みも強いため、料理の味に深みが出ます。

例えば、煮物やおでん、うどんだしのほか、パスタや茶わん蒸し、だし巻き卵などのメニューに使うことが可能です。

料理を彩りよく仕上げたい時には、『ほんだし』と薄口醤油を白だしの代用として使いましょう。

『ほんだし』は味見をしながら少しずつ入れる

白だしを作る際、味見をしながら『ほんだし』を少量ずつ入れます。

『ほんだし』は味が凝縮されているため、一度に入れてしまうと濃くなってしまう恐れがあるためです。

だしの素は各商品に大きな違いはないものの、微妙な香りや味の違いがあり、その感じ方も人ぞれぞれです。

『ほんだし』は味見をしながら少しずつ加えていくことをおすすめします。

白だしの代用に『ほんだし』を使う際の注意点

白だしの代用に『ほんだし』を使う際の分量から、白だしの作り方やポイントまで解説してきましたが、代用する際の注意点があります。

煮詰めすぎない

『ほんだし』で代用して白だしを作る際、沸騰したらすぐに火を弱めましょう。

長時間にわたり沸騰状態が続くと煮詰まってしまい、味を調節することが難しくなります。

加熱によって塩などの調味料を溶かしやすくし、調理酒のアルコール分を飛ばせますが、煮詰める必要はありません。長時間の沸騰は、焦げ付きの原因にもなります。

ちょうどよい味に調節するためにも、煮詰めすぎないことが注意点です。

早めに使い切る

『ほんだし』を代用して作った白だしは、傷みやすく常温では日持ちししにくいため、冷めたら冷蔵庫で保存しましょう。

冷蔵保存で５～６日、冷凍保存では１か月くらいが期限の目安です。

しかし、風味を保てるのは冷蔵で２日、冷凍の場合は２週間ほどのため、早めに使い切ることをおすすめします。

期限の目安をすぎていなくても、白だしの味や匂い、色などに異常を感じたら破棄しましょう。

白だしの代用として『ほんだし』を使う際は分量を調整しよう

白だしの代用に『ほんだし』を使って調味料の分量を調節すれば、基本の量から大さじ１杯の少量まで必要なぶんだけ作れます。

家庭に常備しているめんつゆなどの調味料だけで作れますし、作り方も調味料を混ぜ合わせて加熱するだけと簡単です。

ただし、素材の色みを生かした彩りのよいメニューを作る際には、薄口醤油を使うことをおすすめします。また『ほんだし』は味を整えるために、少量ずつ入れることもポイントです。

白だしを作る際には、加熱しすぎないことや作った白だしは早めに使い切ることも注意点として覚えておきましょう。

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[文・構成／grape編集部]