『明太子』と『たらこ』の違いは味だけではない?選び方や料理に使う際のポイントも解説
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『辛子明太子(以下、明太子)』と『たらこ』をスーパーで見かけ、違いがよく分からずにどちらを買うか悩むこともあるのではないでしょうか。
実際、見た目や使われている材料はほとんど変わらないため、「明太子を買おうとして、たらこを買ってしまった」というケースもあるかもしれません。
しかし、明太子とたらこには明確な違いがあり、料理ではどちらを使うかで味も変化します。
明太子とたらこの特徴を知っておくと、どのような味付けにしたいか悩んだ時にも役立つでしょう。
本記事では、明太子とたらこの違う点や料理で活用する際のポイントを解説します。また、おいしい明太子やたらこを選ぶコツもご紹介するため、ぜひ購入する際の参考にしてください。
明太子とたらこの違いは4つ!原材料はどちらも『スケトウダラの卵』
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明太子もたらこも『スケトウダラの卵』を原材料とした食べ物です。
見た目が非常に似ているため、同じ食べ物だと思われがちですが、実は明確な違いが4つあります。
本章では、まず明太子とたらこの具体的な違いについて解説します。
唐辛子の有無や味付け
明太子とたらこの最大の違いは、味付けです。
どちらも『スケトウダラの卵』を塩漬けしてから味を付けますが、明太子は唐辛子などの調味料を加えて作られています。そのため、明太子のほうがピリッとした辛みのある味わいが特徴です。
全国辛子めんたいこ食品公正取引協議会によると、辛子明太子は以下のように定義されています。
味がかなり違うため、今まで明太子を食べて辛いと感じていた人は、たらこのほうが食べやすいかもしれません。
製造工程
味付けの影響もあり、明太子とたらこは製造工程にも違いがあります。
たらこの製造工程は以下の通りです。
最初の選別は、たらこの製造に向いているスケトウダラの卵のみを選ぶ作業です。
スケトウダラの卵は熟度によって名前が違い、『真子(まこ)』と呼ばれる産卵時期がたらこや明太子にもっとも向いているといわれています。
明太子を製造する場合は、二次漬け込みが必要です。二次漬け込みでは、辛み調味料液などを追加して漬け込みを行います。
明太子のほうが工程が増えるため、完成するまでに少し時間がかかるでしょう。
栄養素
明太子とたらこは同じスケトウダラの卵が原材料ですが、栄養素が異なります。具体的には、明太子のほうがビタミンAを多く含んでいる点が特徴です。
明太子の味付けに使用される唐辛子には、βカロテンというビタミンAの一種が多く含まれています。
ビタミンAには、目や皮膚の粘膜を健康に保つ効果があるといわれており、肌や視力維持によいでしょう。
そのため、ビタミンAなどの栄養を多く取りたい人は明太子がおすすめです。
発祥地
明太子とたらこは発祥地も違います。明太子の発祥地は韓国、たらこの発祥地は日本です。
韓国では、スケトウダラを『ミョンテ』と呼び、明太魚や明太と書きます。そのため、スケトウダラ(明太)の子供という意味で明太子と呼ばれるようになりました。
明太子は韓国(朝鮮半島)で17世紀頃から広まったといわれており、日本には1949年頃から日本人が食べやすい味付けに加工して販売されたと考えられているのです。
また、たらこはタラの子という意味でたらこと呼びます。たらこの場合、タラはスケトウダラ以外も含まれるため、マダラの卵でたらこを作っている場合もあるでしょう。
『明太子』と『たらこ』のおいしい時期は違うの?
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明太子とたらこの旬は、11~1月といわれています。
この時期に日本でスケトウダラの漁が盛んに行われるため、明太子やたらこをもっともおいしく食べられる時期だといえるでしょう。
ちなみに、スケトウダラの卵は、12月がもっとも明太子やたらこの製造に向いている『真子』という卵の時期です。絶品の明太子やたらこを楽しみたい人は12月がおすすめです。
また、外国産のスケトウダラを使用した明太子やたらこは、一度冷凍された魚が加工されるため、基本的に旬の時期がありません。そのため、年間を通して一定の味を楽しめる点が特徴です。
しかし、一度冷凍されたスケトウダラは風味や味わいが落ちてしまい、臭みなどを感じるケースもあります。
風味や口当たりのよい明太子やたらこを食べたい場合は、冷凍されていない国産のスケトウダラを使っている商品がおすすめです。
『明太子』と『たらこ』は代用できるのか
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明太子とたらこは、唐辛子の有無で味の仕上がりが変わるため、味の違いが気にならなければそれぞれ代用できるでしょう。
たらこを明太子の代用とする場合は、味の調整が可能です。たらこに香辛料を加えれば明太子の味に近付くので、比較的簡単に代用できるでしょう。
一方で、明太子でたらこを代用する場合は、明太子特有の辛みが残るため、料理によっては味の調整が難しいかもしれません。
おいしい『明太子』と『たらこ』を選ぶポイント
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旬の時期以外にも、おいしい明太子やたらこを食べたいと考える人は多いはず。
おいしい明太子やたらこを選ぶポイントは、下記の3つです。
少しでもおいしく明太子とたらこを楽しめるように、特徴を押さえておきましょう。それぞれ解説します。
『スケトウダラの卵』以外使われていない
1つ目のポイントは『スケトウダラの卵』以外使われていないことです。
明太子は明確に『スケトウダラの卵が使用されていること』が定義のため、特にたらこで確認するとよいポイントでしょう。
たらこはスケトウダラ以外の卵が使われている場合があります。
理由としては費用を抑えるためだと考えられていますが、スケトウダラの卵のみのたらこと、ほかの卵も混ぜて作られたたらこでは風味や食感が異なるでしょう。
実際に、スケトウダラ以外の卵が使われている場合は、成分表示を記載する欄に以下のように表記されています。
たらこはもちろん、明太子を購入する際も、一度成分表示を確認して『スケトウダラの卵』のみ使っている商品を選ぶことがおすすめです。
薄い皮で透明感がある
2つ目のポイントは皮です。特に薄い皮で透明感がある明太子やたらこがおいしいといわれています。
目安としては、大きい粒が透けて見えるくらいです。スケトウダラの卵は、未熟な状態だと粒が小さく、皮が厚い傾向にあります。
薄い皮から大きい粒が透けて見えていれば、おいしい明太子やたらこが食べられるかもしれません。
厚みやハリがありふっくらしている
厚みやハリもしっかり確認しておきましょう。
おいしい時期をすぎたスケトウダラの卵は、水を多く含んでしまい、明太子やたらこ特有の食感を楽しめない可能性があります。
また、成熟した状態をすぎると、味が水っぽくなったり皮のハリがなくなったりすることも。
ふっくらした厚みや全体にハリを感じられる明太子やたらこを選び、食感も味も楽しみましょう。
『明太子』と『たらこ』を料理に活用するには
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使用されている調味料の違いにより、明太子とたらこでは調理後の味が変わります。そのため「こういう料理を作りたい時はどうすればよいのだろう」と悩むケースもあるかもしれません。
本章では、明太子とたらこを料理でうまく使い分ける方法をご紹介します。
明太子の場合
料理にアクセントを加えたい時や、比較的しっかり味を付けたい場合は明太子がおすすめです。
明太子はピリッとした辛さがあり、クリーム系の味付けに加えても明太子の風味や味わいは消えません。そのため、創作系の料理にぴったりです。
また、おにぎりの具材などでも使用されており、ダイレクトに明太子の辛さを味わえます。辛い食べ物が好きな人にもおすすめです。
たらこの場合
たらこは、明太子に比べるとマイルドで優しい味わいが特徴です。そのため、小さい子供でも安心して食べられるでしょう。
「辛い食べ物が好きだけれど、苦手な人がいるからたらこにしている…」という人は、自身の料理のみ唐辛子などを追加する方法もおすすめです。たらこと明太子の違いは唐辛子の有無であるため、唐辛子を追加すれば辛みも一緒に楽しめるでしょう。
シンプルな味わいや辛さを抑えた料理を作りたい場合は、ぜひたらこを使ってみてください。
『明太子』と『たらこ』の味の違いをうまく活用しよう
明太子とたらこの大きな違いは『唐辛子』の有無です。
原材料の『スケトウダラの卵』は共通であることから比較的代用しやすく、万が一スーパーで購入するものを間違えた場合も対処しやすいでしょう。
しかし料理によっては、使用場面が限られる可能性があります。
明太子には唐辛子が含まれているため辛い料理やアクセントに、一方たらこには唐辛子が含まれていないため、辛いものが苦手な子供にも使えます。
明太子とたらこの特徴を押さえた上で、ぜひ自身の好みの味付けや家族の年齢などにあわせて活用してみてください。
[文・構成/grape編集部]