【皆既月食】3年振りに日本全国で見られる! 貴重な天体ショーの時間はいつ?
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「肉眼でも見えるかも」と国立天文台が予想する 『レモン彗星』とは2025年10月下旬ごろ、肉眼でも観測できる可能性があるという、『レモン彗星』。 grapeは、そんなレモン彗星について、国立天文台に取材しました。

【2025年版】次の皆既月食はいつ?「ブラッドムーンを見てはいけない」といわれる理由や皆既日食との違いを分かりやすく解説!皆既月食で赤く染まるブラッドムーンの仕組みや、皆既日食との違いを分かりやすく解説します。また、ブラッドムーンを見てはいけないとされる理由も紹介。この記事を読めば、月の観察をもっと楽しめるでしょう。
- 出典
- 国立天文台
太陽と地球、月が一直線に並ぶことで起きる、皆既月食。
満月のすべてが地球の影に入り、赤銅色に見えます。
そんな神秘的な天体ショーである皆既月食が、2025年9月8日、約3年振りに日本で見ることができるそうです!
2025年9月の満月は皆既月食!
国立天文台によれば、日本全国で楽しめるチャンスは、2022年11月8日以来なのだとか。
2025年9月8日の1時27分から月が欠け始め、2時30分から3時53分までは完全に地球の影に隠れるといいます。
その後、4時57分に部分食が終わるとのことです。
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皆既月食で見られる月の表面は、大気の影響によって、かすかな赤い光に照らされます。
大気中にチリが少ないと明るいオレンジ色、チリが多いと黒っぽく見えるので、今回の皆既月食で見られる満月はその日限りの色といえるでしょう。
どのような色で輝いて見えるかにも、注目したいですね。
9月の満月に込められた意味とは?
毎月の満月には、アメリカの先住民が季節を把握するためにつけたとされる、名称があるのはご存知でしょうか。
9月の満月は、秋に北米で収穫を迎えるトウモロコシを由来として『コーンムーン』と名付けられました。
同年の皆既月食は、『コーンムーン』が見られる日でもあるのです。
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農家の人々は、収穫のピーク時にこの月の光で、夜遅くまで働くことができるといわれています。
9月の満月には別の呼び方もありますが、収穫を意味する『ハーベスト』が付いた『ハーベストムーン』は、秋分に近い日数で観測できる満月のことを指すとか。
そのため、同年10月7日の満月を『ハーベストムーン』と呼び、今回の満月を『コーンムーン』と呼ぶようです。
満月から癒しのパワーをもらってみてはいかがでしょうか。
同月1日現在、全国的に真夏日がまだまだ続いています。暑さ対策をしっかりして、貴重な皆既月食を楽しんでみてください。
いつもとは違う表情をした月が見られることでしょう。
[文・構成/grape編集部]