9月15日は『中秋の名月』一年で最も美しい月を見る前に知っておきたいこと By - grape編集部 公開:2016-09-12 更新:2018-05-27 月 Share Post LINE はてな コメント 『中秋の名月』と言えば、一年の内で最も美しい月のことで、お月見団子やススキを飾る風習があることは、多くの人が知っています。 でも、なぜ中秋と呼ぶのか、なぜ十五夜なのかなど、由来を知っている人は少ないかもしれません。 古くからなじみ深い十五夜のこと、あわせて見ると良いとされる十三夜など、お月見についてご紹介します。 2016年の名月はいつ? 『中秋の名月』は、旧暦(太陰暦 月の満ち欠けで作る暦)で8月15日の満月のことを言います。旧暦では7、8、9月を秋とし、8月は真ん中の『秋』になります。さらに15日は月の真ん中なので、中秋と呼ばれるようになりました。 現在の太陽暦にあわせると約一か月ほどのズレが出るため、9月~10月の月がこれにあたります。2016年は、9月15日が『中秋の名月』です。 旧暦では、15日の月は必ず満月になるので、十五夜と言えば満月のことを指していました。しかし、現在の太陽暦にあわせた『中秋の名月』は、必ずしも満月ではなく、今年は満月より2日前の月になるそうです。 由来は稲?それとも芋? お月見の歴史は古く、平安時代にはすでに月を鑑賞する風習があったようです。古くは芋などをお供えし、現代のようにお月見団子などをお供えするようになったのは、江戸時代後期のこと。 由来については、稲の豊作を願って行われたという説と、芋の収穫祭として行われていた説などがありますが、正確なことはわかっていません。 お月見団子は、月に見立てて丸くするところが多くありますが、地域によっては芋型など形が異なります。こういった違いも由来に関係するのかもしれませんね。 また、飾る団子の数は十五夜にちなんで、15個とすることが多いようです。 十五夜を見たら十三夜も! 日本には十五夜の後に巡ってくる十三夜も、二番目に美しい月と言われ、お月見をする習慣があります。十三夜は旧暦9月13日の月のことで、2016年は10月13日の月となります。 十五夜、十三夜のどちらか一方しか見ないことを『片見月』と呼び、あまり良くないとされてきました。お月見をする時は、両方とも見ることで縁起をよくすることができるようです。 ちなみに十三夜の時は、お月見団子を13個お供えする場合が多いとか。 十五夜は台風シーズンのため、すっきりしない空になることが多いですが、十三夜は晴れることが多いそうなので、十五夜が見られたら十三夜も見るようにしてみてくださいね。 古くから続く、美しい月を楽しむ風習。今年の秋の夜長は、水面に月を映して眺めるなど風流に楽しんではいかがでしょう。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました 出典 国立天文台 Share Post LINE はてな コメント
『中秋の名月』と言えば、一年の内で最も美しい月のことで、お月見団子やススキを飾る風習があることは、多くの人が知っています。
でも、なぜ中秋と呼ぶのか、なぜ十五夜なのかなど、由来を知っている人は少ないかもしれません。
古くからなじみ深い十五夜のこと、あわせて見ると良いとされる十三夜など、お月見についてご紹介します。
2016年の名月はいつ?
『中秋の名月』は、旧暦(太陰暦 月の満ち欠けで作る暦)で8月15日の満月のことを言います。旧暦では7、8、9月を秋とし、8月は真ん中の『秋』になります。さらに15日は月の真ん中なので、中秋と呼ばれるようになりました。
現在の太陽暦にあわせると約一か月ほどのズレが出るため、9月~10月の月がこれにあたります。2016年は、9月15日が『中秋の名月』です。
旧暦では、15日の月は必ず満月になるので、十五夜と言えば満月のことを指していました。しかし、現在の太陽暦にあわせた『中秋の名月』は、必ずしも満月ではなく、今年は満月より2日前の月になるそうです。
由来は稲?それとも芋?
お月見の歴史は古く、平安時代にはすでに月を鑑賞する風習があったようです。古くは芋などをお供えし、現代のようにお月見団子などをお供えするようになったのは、江戸時代後期のこと。
由来については、稲の豊作を願って行われたという説と、芋の収穫祭として行われていた説などがありますが、正確なことはわかっていません。
お月見団子は、月に見立てて丸くするところが多くありますが、地域によっては芋型など形が異なります。こういった違いも由来に関係するのかもしれませんね。
また、飾る団子の数は十五夜にちなんで、15個とすることが多いようです。
十五夜を見たら十三夜も!
日本には十五夜の後に巡ってくる十三夜も、二番目に美しい月と言われ、お月見をする習慣があります。十三夜は旧暦9月13日の月のことで、2016年は10月13日の月となります。
十五夜、十三夜のどちらか一方しか見ないことを『片見月』と呼び、あまり良くないとされてきました。お月見をする時は、両方とも見ることで縁起をよくすることができるようです。
ちなみに十三夜の時は、お月見団子を13個お供えする場合が多いとか。
十五夜は台風シーズンのため、すっきりしない空になることが多いですが、十三夜は晴れることが多いそうなので、十五夜が見られたら十三夜も見るようにしてみてくださいね。
古くから続く、美しい月を楽しむ風習。今年の秋の夜長は、水面に月を映して眺めるなど風流に楽しんではいかがでしょう。