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栗を冷凍保存する3つのメリット!保存期間の目安や解凍方法も解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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栗を冷凍保存する3つのメリット!保存期間の目安や解凍方法も解説

※写真はイメージ

栗は冷凍保存することで、味を保てたり調理が楽になったりと、利点が多くあります。

しかし、どのように冷凍保存すればよいか分からない人もいるでしょう。

本記事では、栗を冷凍するメリットや保存方法、解凍のコツまで分かりやすく解説します。栗が傷んでしまうのを防いで、もっとおいしく楽しみたい人は、ぜひ参考にしてください。

栗を冷凍保存するメリット

栗を冷凍保存するメリット

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栗を冷凍保存することには、大きく3つのメリットがあります。

  • 水分の蒸発を防いで、味や食感をキープできる。
  • 皮が剥きやすくなり、下ごしらえが楽になる。
  • 虫による被害を防げる。

栗は常温で置いておくと、実から水分が抜けてしまい、味が落ちたり食感がパサついたりする原因になるようです。冷凍することで、鮮度のよい状態を維持できます。

さらに、一度冷凍した栗は解凍する過程で皮がやわらかくなるという特徴があるのです。これにより、外側の硬い鬼皮や内側の渋皮が剝きやすくなり、調理の手間を削減できるでしょう。

冷凍以外の保存方法は、次の記事で解説しています。

また、冷凍前の下準備として、栗に虫がいないかを確認する作業が欠かせません。栗の中の虫を処理する方法は、以下の記事で詳しく解説しているため参考にしてください。

栗を冷凍保存する方法

栗を冷凍保存する方法

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栗を冷凍保存するに当たっては『皮を剥いて保存』『皮付きのまま保存』『ゆでてから保存』の3つのアプローチがあります。ここでは、それぞれの方法をまとめました。

皮を剥いて保存する方法

調理の手間を省きたい人向けに、皮を剥いてから冷凍する手順を紹介します。

1.黒ずみや小さな穴がある栗を取り除く。

2.水気をふき取り、底に切り込みを入れて、外側の硬い皮である『鬼皮』と内側の皮である『渋皮』を剥く。

3.剥いた栗を水にさらしてアクを抜く。

4.ペーパーで水気を丁寧にふき取る。

5.栗の重さの2割程度の砂糖をまぶし、全体に軽くもみ込む。

6.ラップで包んで保存袋に入れ、しっかり空気を抜いてから冷凍庫で保存する。

砂糖でコーティングすることで、乾燥を抑える効果が期待できるようです。

この方法なら、皮を剥いてあるため、使いたい時にすぐ調理を始められるでしょう。

皮を剥かずに保存する方法

皮を剥かずに保存するなら、以下の方法が適しています。

1.黒ずみや小さな穴がある栗を取り除く。

2.水で洗い、キッチンペーパーなどで水分をしっかりふき取る。

3.乾いた栗を新聞紙などで包み、保存袋に入れる。

4.袋の中の空気を抜いて密閉し、冷凍庫で保存する。

栗の皮を剥く時間がない時やとりあえず保存しておきたい時に便利な方法です。

ゆでてから保存する方法

ゆでてから保存したい場合は、次の方法を実践してみてください。

1.黒ずみや小さな穴がある栗を取り除く。

2.鍋に栗と水を入れて、水の状態から沸騰させる。

3.沸騰したら弱火にしてゆでる。

4.火を止めたら栗をザルにあげ、粗熱を取る。

5.表面の水分をキッチンペーパーでよくふき取る。

6.ラップに包むか保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫に入れる。

ゆでてから皮を剥いて冷凍することも可能ですが、その場合は保存期間が短くなるとされています。なるべく早く使い切りましょう。

冷凍した栗は1年間保存できる?

冷凍した栗は1年間保存できる?

※写真はイメージ

冷凍すれば栗は長持ちしますが、1年という期間の保存は品質が落ちる可能性があるため、あまり推奨されません。おいしく食べられる期間は、保存方法によって次のように異なります。

  • 皮を剥いて保存した場合:1~2か月程度
  • 皮を剥かずに保存した場合:6か月程度
  • ゆでた状態で保存した場合:3か月程度

もっとも長く保存できるのは皮付きの状態です。冷凍は万能ではないため、それぞれの目安期間内に使い切るようにしましょう。

冷凍保存した栗の解凍方法

冷凍保存した栗の解凍方法

※写真はイメージ

冷凍した栗をおいしく活用するには、保存状態に合わせた解凍方法を選ぶことが重要になります。

皮付きで冷凍した栗は、解凍のプロセスで皮が剝きやすくなるのが利点です。熱湯に5分ほど浸けておくと、鬼皮と渋皮が浮き上がり、簡単に取り除けます。その後は、栗ご飯や煮物などの料理に利用可能です。

すぐに調理に使いたい場合は、凍ったままでも問題ありません。

一方、皮を剥いて冷凍した栗は、自然解凍すると水分が抜けて食感が悪くなりがちです。そのため、解凍せずに凍ったままの状態で料理に入れて、加熱しながら使うのが望ましいでしょう。

ゆでてから冷凍した栗は、常温に30分ほど置けば自然解凍できるとされています。手間をかけずに使いたい時は、皮を付けたまま冷凍した栗と同様、凍ったまま加熱する方法がおすすめです。

調理方法に応じて解凍の有無や方法を変えることが、栗のおいしさを引き出すコツといえるでしょう。

栗を冷凍保存しておいしさを長持ちさせよう

栗を上手に冷凍保存することで、秋の味覚をシーズンオフでも満喫できます。ただし、その方法によって保存できる期間や調理法が異なるため、それぞれのメリット、デメリットを把握しておくことが大切です。

すぐに使いたいなら皮を剥いてから、長期保存を考えるなら皮付きのまま冷凍するなど、目的に応じて使い分けましょう。

また、解凍の仕方で食感や風味が大きく変わるため、状態に合った方法を選ぶことがおいしさを引き出す鍵となります。正しい冷凍、解凍の知識を身につけて、旬の恵みを余すところなく楽しんでください。


[文・構成/grape編集部]

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