ホワイトリカーの代用品6選!果実酒、梅酒作りに使えるお酒は?
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「ホワイトリカーがないけれど梅酒や果実酒を作りたい」という時に、ほかの酒で代用できるのかが気になる人もいるでしょう。
実はホワイトリカーの代わりになる酒はあり、ホワイトリカーとは違った楽しみ方ができる可能性があります。
本記事では、ホワイトリカーについてや代用品として使える6つの酒、ホワイトリカーは消毒用として代用できるのかについてまとめました。ホワイトリカーの代わりになるものを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
ホワイトリカーとは
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ホワイトリカーとは、焼酎の一種である『甲類焼酎』に分類される無色透明の蒸留酒です。
アルコール度数は約35度と高めで、ほとんど香りや味がないという特徴があります。このような性質から、梅酒などの果実酒作りに広く使われているのです。
甲類焼酎は、糖蜜などを原料に連続式蒸留機で作られるため、雑味が少なくクリアな味わいになります。価格も手頃で、どんな素材とも馴染みやすく、家庭でのアレンジにも適しているといえるでしょう。
また、アルコールの濃度が高いため、果実の雑菌繁殖を防ぎ、長期保存にも向いています。
ホワイトリカーの代用品6選
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梅酒などの果実酒作りをしたい時に、ホワイトリカーが手に入らない場合もあるでしょう。そういった時に代わりになる酒はいくつか存在します。
ここでは、ホワイトリカーの代わりになる酒を6つ見ていきましょう。
1.甲類焼酎
ホワイトリカーと同じ分類である甲類焼酎は、代用品として適しています。
甲類焼酎は連続式蒸留という製法で作られ、香りや味がほとんどない無色透明な酒です。そのため、ホワイトリカーとの違いはほとんど感じられないでしょう。
スーパーで手に入りやすく、大容量から少量パックまで種類も豊富なので、作る量も調整しやすいでしょう。
2.乙類焼酎
本格焼酎とも呼ばれる乙類焼酎は、原料である米、麦、芋などの香りを生かした蒸留酒です。ホワイトリカーのように無味無臭ではありませんが、代用品として使えます。
梅酒に使うと原料由来の風味が加わり、味に深みや個性が出るのが特徴です。特に米焼酎は、香りが控えめで代用しやすいとされています。
一方で、香りが強い芋焼酎などは好みが分かれるかもしれません。
3.ウォッカ
ウォッカはアルコール度数が高く無味無臭に近いことから、ホワイトリカーの代用品としてよく使われます。
香りが気にならず、蒸留が繰り返されて雑味が少ない点もメリットです。果実の味をしっかり出したい時に向いています。
4.ウイスキー
ウイスキーは麦やトウモロコシなどの穀類を原料にした蒸留酒で、アルコール度数は40度前後と高めです。
梅酒作りにも使うことは可能ですが、ホワイトリカーとは異なり強い香りと色があります。梅の風味と混ざることで、個性的な香りと深い味わいを楽しめるのが特徴です。
果実酒に独自の風味を加えたい人におすすめします。
5.ブランデー
ブランデーは果物を原料とした蒸留酒で、香りが豊かで甘みも感じられるのが特徴です。アルコール度数は40度程度あり、ホワイトリカーの代用として梅酒や果実酒に使えます。
梅の香りとブランデーのコクが合わさり、華やかでまろやかな味わいに仕上がるでしょう。特別感のある梅酒を作りたい人におすすめです。
ただし、香りが強い点には注意しましょう。
6.日本酒
日本酒は米や米麹から生まれる醸造酒で、ふくよかな香りと旨味が特徴です。梅酒をまろやかに仕上げたい場合、日本酒を使うという選択もあります。
ただし、注意が必要なのはアルコール度数です。酒税法により自家製梅酒には20度以上が必要ですが、市販の日本酒の多くは15度前後です。
アルコール度数が足りないと保存性が低下し、衛生上の問題が生じるほか、酒税法に違反します。そのため、代用する場合はアルコール20度以上の日本酒を選ぶようにしましょう。
ホワイトリカーは消毒用として代用できる?
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ホワイトリカーは、消毒用エタノールの代用品としては適していません。
なぜなら、消毒に効果的とされるアルコール濃度が70〜80度であるのに対し、ホワイトリカーは35度以下で濃度が低すぎるためです。
そのため、保存容器や器具の除菌には必ず消毒用エタノールなどの専用品を使いましょう。消毒用エタノールはキッチン用として市販されており、食品に触れるものにも安心して使えるよう設計されています。
一方で、果実酒や梅酒作りではホワイトリカー自体が雑菌繁殖を抑える役割を持つため、容器をきちんと消毒して使用すれば、保存性の高い仕上がりが期待できるでしょう。
ホワイトリカーはあくまで飲料用であり、消毒そのものの目的としては使うのは控えてください。
ホワイトリカーの代用品でも酒作りは楽しめる
ホワイトリカーは、無味無臭でアルコール度数が高く、果実酒や梅酒作りに最適な酒です。
しかし、手に入らない場合でも、甲類焼酎、ウォッカ、ブランデーなどを代用品として使い分けられます。香りや味わいに違いはあるものの、工夫次第でおいしい仕上がりが期待できるでしょう。
また、ホワイトリカーは一定の殺菌効果を持ちますが、消毒用エタノールの代わりにはなりません。保存容器の衛生管理には専用品を使い、安心、安全な果実酒作りを心がけましょう。
[文・構成/grape編集部]