米粉がない時の代用品6選 主な用途や料理・お菓子のレシピについても紹介 By - grape編集部 公開:2024-06-14 更新:2024-06-24 代用 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 「レシピに米粉と書いてあるけど家にない」「米粉をほかの材料で代用したい」と、考えたことがある人もいるのではないでしょうか。 米粉は和菓子をはじめ、幅広い用途で使われています。しかし、米粉を使う料理をあまり作らない人の場合、家に置いていないこともあるでしょう。また、よく使っている人の場合、使おうとしたら切れていたということがあるかもしれません。 米粉が手元にない場合は、ほかの材料での代用が可能です。そこで、本記事では米粉の代用品について解説します。 レシピについても紹介していますので、米粉や代用品でおいしいお菓子や料理を作りたい人はぜひ参考にしてみてください。 目次 1. 米粉の3つの用途1.1. 揚げ物の衣1.2. パンやお菓子の材料1.3. とろみ付け2. 米粉の代用品6選2.1. 白玉粉・もち粉・だんご粉・上新粉2.2. 小麦粉2.3. コーンスターチ2.4. 片栗粉2.5. オートミール2.6. おからパウダー3. 米粉や代用品を使ったレシピ5選3.1. 米粉のから揚げ3.2. 白玉粉のパン3.3. 片栗粉を使ったあんかけ焼きそば3.4. オートミールのパウンドケーキ3.5. おからパウダークッキー4. 米粉がなくても代用品があれば大丈夫 米粉の3つの用途 米粉は、うるち米やもち米などを粉砕して粉状にした食材です。米粉にはいくつか種類があり、以下のようなものがスーパーで販売されています。 汎用の米粉 パン用米粉 製菓用米粉 玄米粉 米粉ミックス粉 それぞれ含まれている成分や米粉の粒度が異なるのが特徴です。中には小麦粉が含まれているものもあるので、購入する前に原材料名を確認しておきましょう。 米粉はこれまで団子や大福などの和菓子に使われていましたが、クセがない味わいであることから、最近では幅広い用途で使われているのです。もっちりした食感で満足感が高いという特徴から、小麦粉や片栗粉などの代用品にも使われます。 主な用途は、以下の3つです。 揚げ物の衣 パンやお菓子の材料 とろみ付け それぞれの用途を知ることで、最適な代用品を見つけられやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。 揚げ物の衣 米粉はエビフライやとんかつ、天ぷらなどの揚げ物の衣に使われています。 エビフライやとんかつの衣はパン粉、天ぷらの衣は小麦粉を使っている人もいるでしょう。パン粉や小麦粉を使っても問題ありませんが、グルテンが含まれているため小麦粉アレルギーの人は食べられません。 しかし、米粉の場合はグルテンフリーのため、アレルギーの心配なく使えます。 パン粉や小麦粉と異なり、油の吸収率が低く、ヘルシーな仕上がりになる点もメリットです。食感もサクサクとしており、おいしく食べられます。 パンやお菓子の材料 団子や大福の求肥はもちろんのこと、クッキーのようなお菓子やパンにも使えます。 最近では市販のパンでも米粉パンが売られていたり、『米粉クッキー』『米粉ケーキ』のレシピがネットで見られたりするなど、一般的なものになりました。 米粉のパンは小麦粉と比べて水分が多く含まれており、もちもちした食感で、腹持ちがいいのが特徴。小麦粉よりもアミノ酸スコアが高く、栄養価が高く健康志向の人にもおすすめです。 お菓子の場合は、ケーキだとふわふわ、クッキーだとサクッとした食感になります。 とろみ付け シチューやあんかけのとろみ付けにもおすすめです。 とろみ付けといえば片栗粉を思い浮かべる人も思いますが、米粉を活用しても問題ありません。片栗粉と比べると米粉はダマになりにくいので、料理初心者でも使いやすいのがメリットです。 カレーやシチューをルーを使わずに作る場合、とろりとした食感に仕上げられます。 米粉の代用品6選 米粉の代用品として、以下の6つがおすすめです。 白玉粉・もち粉・だんご粉・上新粉 小麦粉 コーンスターチ 片栗粉 オートミール おからパウダー それぞれ代用品の特徴や用途について詳しく把握できますので、ぜひ参考にしてみてください。 白玉粉・もち粉・だんご粉・上新粉 白玉粉やもち粉、だんご粉、上新粉は、米粉の一種であるため代用できます。 それぞれの食材についての詳細は、以下のとおりです。 種類説明 白玉粉精白したもち米を水洗いし、石臼ですりつぶしたもの。 もち粉もち米を水洗いして粉状にしたもの。 だんご粉精白したうるち米ともち米を水につけて粉砕して乾燥させて作ったもの。 上新粉うるち米を水洗いして乾燥させてから粉状にしたもの。 それぞれ使用している米の種類に違いがあり、食感が異なりますが、どれも米粉の代用品として問題ありません。 主に以下のような用途で利用できます。 クッキー ケーキ パン 揚げ物 とろみ付け ただし、お菓子を作る場合は製菓用の米粉よりも粒度が粗いことがあるため、仕上がりに差が出る可能性も。レシピ通りに作りたい場合は、ミキサーやミルサーなどを用いて細かく砕きましょう。 パンの場合は製パン用の米粉と比べると粘りが弱い可能性があるため、膨らまないリスクがあります。膨らませるためには小麦粉を混ぜることになり、結果的にアレルギーの人が食べれなくなるかもしれません。 小麦粉 小麦粉はお菓子やパンの材料や、揚げ物の衣、とろみ付けなど、ほとんどのもので代用できます。ただし、小麦粉アレルギーの人は食べられませんので控えましょう。 小麦粉には以下のような種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。 種類説明 薄力粉たんぱく質の少ない小麦を挽いて作っており、弾力性や粘り気が小さい小麦粉。 中力粉薄力粉よりたんぱく質が多く、強力粉より少ない小麦を使った小麦粉。 強力粉たんぱく質が多く含まれている小麦を使っており、弾力性や粘り気のある小麦粉。 小麦粉は作るものに応じて代用することが大切です。 例えば、ケーキやクッキーは弾力性や粘り気の低い薄力粉が向いています。ふわっとしたパンを作る場合は、弾力性や粘り気の強い強力粉を使いましょう。 コーンスターチ コーンスターチはトウモロコシを主成分とした粉で、スイーツを作る際やとろみを付ける場合に代用できます。 スイーツは、主に焼き菓子やチーズケーキなどに用いるのがおすすめです。クッキーを作る際、薄力粉にコーンスターチを混ぜ合わせて使うことで、よりさくっとした食感になります。チーズケーキの場合、生地に重みが出て濃厚な味わいになるのが特徴です。 あんかけやシチューに使う場合は、米粉と比べるとややとろみが弱くなります。ただし、冷やしてもとろみが変化しない性質を持っているので、カスタードクリームやプリンなどにはぴったりです。 片栗粉 片栗粉はじゃがいものでんぷんが原材料の粉のことで、揚げ物の衣や料理のとろみ付けに代用できます。小麦粉が使われていないため、アレルギーの人でも安心です。 揚げ物やとろみ付けに使っても、米粉とほとんど味や食感が変わらないため、違和感なく食べられます。 ただし、米粉と比べるとダマができやすいため、とろみ付けの際は水にしっかりと溶かしてから使用しましょう。 オートミール オートミールは燕麦(えんばく)という麦から作られた食材で、クッキーやパン、揚げ物の衣に代用できます。グルテンフリーなので、小麦アレルギーの人が食べても問題ありません。 以下のような成分も含まれており、栄養価が高いのがメリット。 ビタミン ミネラル たんぱく質 食物繊維 クッキーやパンにすると若干麦の独特な香りがするものの、大きなクセはなく、オートミールの味に慣れない人でも食べられる可能性があります。 揚げ物にするとザクザクとした食感になり、クリスピーチキンのような口当たりになるので、いつもと違う料理を作りたい人におすすめです。 おからパウダー おからパウダーも食物繊維が豊富に含まれているので、健康に気を遣っている人にぴったりの代用品です。 米粉よりも低糖質のため、ダイエット中でもクッキーやケーキを食べたいという人は使ってみましょう。食物繊維には血糖値の上昇を抑える働きがあるので、糖尿病のリスクを軽減できるといわれています。 ただし、揚げ物で使うと油を吸収しやすいので、ダイエット中の人は注意が必要です。 米粉や代用品を使ったレシピ5選 米粉や代用品を使ったレシピとして、以下の5つを紹介します。 米粉のから揚げ 白玉粉のパン 片栗粉を使ったあんかけ焼きそば オートミールのパウンドケーキ おからパウダークッキー 上記の料理やお菓子を初めて作る人でも分かりやすく解説しますので、ぜひ試しに作ってみてください。 米粉のから揚げ 【材料】 鶏もも肉:2枚 米粉:50g 油:適量 醤油:大さじ2杯(A) すりおろししょうが:小さじ2ぶんの1杯(A) すりおろしにんにく:小さじ2ぶんの1杯(A) 砂糖:大さじ1杯(A) 【作り方】 鶏もも肉をひと口大に切ります。 (A)を混ぜ合わせ、鶏肉を入れてもみ込みましょう。 冷蔵庫の中で1時間以上寝かせておきます。 しっかりと漬け込んだら、肉の汁気を切り、米粉をまぶしてください。 170~180℃の油に鶏肉を入れて、中身に火が通るまで揚げます。 両面にきつね色がついたら、取り出しましょう。 キッチンペーパーで油を切り、お皿に盛り付ければ完成です。 砂糖の代わりにハチミツを使うのもおすすめです。ハチミツでもみ込むことで、お肉をよりジューシーに仕上げられます。 白玉粉のパン 【材料】 強力粉:200g 白玉粉:40g ドライイースト:5g 塩:3g バター:25g 牛乳:200g 【作り方】 調理を始める前にバターを常温に戻しましょう。 白玉粉をジップ付きの袋にいれて粉状につぶします。 強力粉、ドライイースト、バター、牛乳を入れて混ぜましょう。 ひとまとまりにしたら、しっかりとこねます。 オーブンや発酵機を使って一次発酵させましょう。 ガス抜きしたら複数に等分し、ベンチタイムとして10分ほど放置します。 空気を抜いたら丸め直し、型に入れてください。 オーブンや発酵機で二次発酵させます。 二次発酵が終わったら強力粉を振りかけて、180℃のオーブンで焼いてください。 焼き色が付いたら型から出し、粗熱を取ったら完成です。 オーブンによって火力が異なるため、焼き時間に差が生じることがあります。パンの状態を定期的に確認して焼き加減を調整しましょう。 片栗粉を使ったあんかけ焼きそば 【材料】 焼きそば用の麺:2玉 豚肉(細切れ、またはバラ肉):100g 小松菜:1束 にんじん:3cm 白菜:150g しめじ:2ぶんの1袋 鶏がらスープの素:小さじ2杯(A) 醤油:小さじ1杯(A) オイスターソース:大さじ2杯(A) 片栗粉:大さじ2杯(A) 水:350㎖(A) 【作り方】 小松菜は5cmに切り、人参は短冊切り、白菜は3cm程度に切ります。しめじは小房に分けましょう。肉はひと口大に切り、こしょうや酒などで下味を付けます。 ラップをかけて麺を温めてほぐしてください。 フライパンに油を引き、麺をほぐしながら炒めます。 焼き色がついたら一度麺を皿に盛りましょう。 肉を炒め、色が変わったらにんじんと小松菜、しめじを入れます。 にんじんに火が通ったら、(A)を混ぜて作ったあんを加えて煮立てましょう。 白菜を入れてひと煮立ちさせたら、麺にかけて完成です。 麺をレンジで温めるだけで、簡単にほぐせます。麺に少し焼き目を入れることで香ばしい味わいになるので、ぜひ試してみてください。 オートミールのパウンドケーキ 【材料】 オートミール:100g ベーキングパウダー:4g 卵:2個 砂糖:40g 油:40g ヨーグルト:25g 【作り方】 オートミールを粉砕し、ベーキングパウダーと混ぜ合わせます。 別のボウルで油と卵、砂糖、ヨーグルトを混ぜましょう。 【1】と【2】のものを合わせて混ぜ、型に流し込みます。 180℃のオーブンで30~40分ほど焼きましょう。 型を外して粗熱を取ったら完成です。 オートミールにすることで、やや甘さが控え目な仕上がりになります。甘みのコクを増やしたい場合は砂糖をブラウンシュガーやハチミツに置き換えるとよいでしょう。 おからパウダークッキー 【材料】 おからパウダー:50g 卵:1個 砂糖:大さじ2杯 牛乳:70㎖ バター:20g 塩:少々 【作り方】 バターを常温でやわらかくし、砂糖と塩を入れて混ぜます。 全卵をいれて水っぽさがなくなるまで混ぜましょう。 おからパウダーを入れて、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。 牛乳を加えてしっかりと混ぜたら、ひとまとめにしてください。 生地を薄く延ばして、型でくり抜きます。 180℃のオーブンで15~20分ほど焼いたら完成です。 焼き上がった後すぐに食べると崩れてしまうので、必ず粗熱を取りましょう。牛乳の脂肪ぶんが気になる人は、豆乳を代用することをおすすめします。 米粉がなくても代用品があれば大丈夫 米粉は揚げ物や洋菓子、あんかけなどの用途があり、ほかの食材で代用することが可能です。 用途ごとの代用品を以下にまとめます。 米粉の用途代用品 揚げ物の衣・白玉粉、もち粉、だんご粉、上新粉 ・小麦粉 ・片栗粉 ・オートミール ・おからパウダー パンやお菓子の材料・白玉粉、もち粉、だんご粉、上新粉 ・小麦粉 ・コーンスターチ ・オートミール ・おからパウダー とろみ付け・白玉粉、もち粉、だんご粉、上新粉 ・小麦粉 ・コーンスターチ ・片栗粉 米粉に性質の近いものを使いたい場合は、白玉粉やもち粉、だんご粉、上新粉がおすすめです。アレルギーに問題がなければ、小麦粉でも代用できます。 家に代用できる食材があれば、ぜひ活用してみてください。 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
「レシピに米粉と書いてあるけど家にない」「米粉をほかの材料で代用したい」と、考えたことがある人もいるのではないでしょうか。
米粉は和菓子をはじめ、幅広い用途で使われています。しかし、米粉を使う料理をあまり作らない人の場合、家に置いていないこともあるでしょう。また、よく使っている人の場合、使おうとしたら切れていたということがあるかもしれません。
米粉が手元にない場合は、ほかの材料での代用が可能です。そこで、本記事では米粉の代用品について解説します。
レシピについても紹介していますので、米粉や代用品でおいしいお菓子や料理を作りたい人はぜひ参考にしてみてください。
米粉の3つの用途
米粉は、うるち米やもち米などを粉砕して粉状にした食材です。米粉にはいくつか種類があり、以下のようなものがスーパーで販売されています。
それぞれ含まれている成分や米粉の粒度が異なるのが特徴です。中には小麦粉が含まれているものもあるので、購入する前に原材料名を確認しておきましょう。
米粉はこれまで団子や大福などの和菓子に使われていましたが、クセがない味わいであることから、最近では幅広い用途で使われているのです。もっちりした食感で満足感が高いという特徴から、小麦粉や片栗粉などの代用品にも使われます。
主な用途は、以下の3つです。
それぞれの用途を知ることで、最適な代用品を見つけられやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
揚げ物の衣
米粉はエビフライやとんかつ、天ぷらなどの揚げ物の衣に使われています。
エビフライやとんかつの衣はパン粉、天ぷらの衣は小麦粉を使っている人もいるでしょう。パン粉や小麦粉を使っても問題ありませんが、グルテンが含まれているため小麦粉アレルギーの人は食べられません。
しかし、米粉の場合はグルテンフリーのため、アレルギーの心配なく使えます。
パン粉や小麦粉と異なり、油の吸収率が低く、ヘルシーな仕上がりになる点もメリットです。食感もサクサクとしており、おいしく食べられます。
パンやお菓子の材料
団子や大福の求肥はもちろんのこと、クッキーのようなお菓子やパンにも使えます。
最近では市販のパンでも米粉パンが売られていたり、『米粉クッキー』『米粉ケーキ』のレシピがネットで見られたりするなど、一般的なものになりました。
米粉のパンは小麦粉と比べて水分が多く含まれており、もちもちした食感で、腹持ちがいいのが特徴。小麦粉よりもアミノ酸スコアが高く、栄養価が高く健康志向の人にもおすすめです。
お菓子の場合は、ケーキだとふわふわ、クッキーだとサクッとした食感になります。
とろみ付け
シチューやあんかけのとろみ付けにもおすすめです。
とろみ付けといえば片栗粉を思い浮かべる人も思いますが、米粉を活用しても問題ありません。片栗粉と比べると米粉はダマになりにくいので、料理初心者でも使いやすいのがメリットです。
カレーやシチューをルーを使わずに作る場合、とろりとした食感に仕上げられます。
米粉の代用品6選
米粉の代用品として、以下の6つがおすすめです。
それぞれ代用品の特徴や用途について詳しく把握できますので、ぜひ参考にしてみてください。
白玉粉・もち粉・だんご粉・上新粉
白玉粉やもち粉、だんご粉、上新粉は、米粉の一種であるため代用できます。
それぞれの食材についての詳細は、以下のとおりです。
それぞれ使用している米の種類に違いがあり、食感が異なりますが、どれも米粉の代用品として問題ありません。
主に以下のような用途で利用できます。
ただし、お菓子を作る場合は製菓用の米粉よりも粒度が粗いことがあるため、仕上がりに差が出る可能性も。レシピ通りに作りたい場合は、ミキサーやミルサーなどを用いて細かく砕きましょう。
パンの場合は製パン用の米粉と比べると粘りが弱い可能性があるため、膨らまないリスクがあります。膨らませるためには小麦粉を混ぜることになり、結果的にアレルギーの人が食べれなくなるかもしれません。
小麦粉
小麦粉はお菓子やパンの材料や、揚げ物の衣、とろみ付けなど、ほとんどのもので代用できます。ただし、小麦粉アレルギーの人は食べられませんので控えましょう。
小麦粉には以下のような種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。
小麦粉は作るものに応じて代用することが大切です。
例えば、ケーキやクッキーは弾力性や粘り気の低い薄力粉が向いています。ふわっとしたパンを作る場合は、弾力性や粘り気の強い強力粉を使いましょう。
コーンスターチ
コーンスターチはトウモロコシを主成分とした粉で、スイーツを作る際やとろみを付ける場合に代用できます。
スイーツは、主に焼き菓子やチーズケーキなどに用いるのがおすすめです。クッキーを作る際、薄力粉にコーンスターチを混ぜ合わせて使うことで、よりさくっとした食感になります。チーズケーキの場合、生地に重みが出て濃厚な味わいになるのが特徴です。
あんかけやシチューに使う場合は、米粉と比べるとややとろみが弱くなります。ただし、冷やしてもとろみが変化しない性質を持っているので、カスタードクリームやプリンなどにはぴったりです。
片栗粉
片栗粉はじゃがいものでんぷんが原材料の粉のことで、揚げ物の衣や料理のとろみ付けに代用できます。小麦粉が使われていないため、アレルギーの人でも安心です。
揚げ物やとろみ付けに使っても、米粉とほとんど味や食感が変わらないため、違和感なく食べられます。
ただし、米粉と比べるとダマができやすいため、とろみ付けの際は水にしっかりと溶かしてから使用しましょう。
オートミール
オートミールは燕麦(えんばく)という麦から作られた食材で、クッキーやパン、揚げ物の衣に代用できます。グルテンフリーなので、小麦アレルギーの人が食べても問題ありません。
以下のような成分も含まれており、栄養価が高いのがメリット。
クッキーやパンにすると若干麦の独特な香りがするものの、大きなクセはなく、オートミールの味に慣れない人でも食べられる可能性があります。
揚げ物にするとザクザクとした食感になり、クリスピーチキンのような口当たりになるので、いつもと違う料理を作りたい人におすすめです。
おからパウダー
おからパウダーも食物繊維が豊富に含まれているので、健康に気を遣っている人にぴったりの代用品です。
米粉よりも低糖質のため、ダイエット中でもクッキーやケーキを食べたいという人は使ってみましょう。食物繊維には血糖値の上昇を抑える働きがあるので、糖尿病のリスクを軽減できるといわれています。
ただし、揚げ物で使うと油を吸収しやすいので、ダイエット中の人は注意が必要です。
米粉や代用品を使ったレシピ5選
米粉や代用品を使ったレシピとして、以下の5つを紹介します。
上記の料理やお菓子を初めて作る人でも分かりやすく解説しますので、ぜひ試しに作ってみてください。
米粉のから揚げ
【材料】
【作り方】
砂糖の代わりにハチミツを使うのもおすすめです。ハチミツでもみ込むことで、お肉をよりジューシーに仕上げられます。
白玉粉のパン
【材料】
【作り方】
オーブンによって火力が異なるため、焼き時間に差が生じることがあります。パンの状態を定期的に確認して焼き加減を調整しましょう。
片栗粉を使ったあんかけ焼きそば
【材料】
【作り方】
麺をレンジで温めるだけで、簡単にほぐせます。麺に少し焼き目を入れることで香ばしい味わいになるので、ぜひ試してみてください。
オートミールのパウンドケーキ
【材料】
【作り方】
オートミールにすることで、やや甘さが控え目な仕上がりになります。甘みのコクを増やしたい場合は砂糖をブラウンシュガーやハチミツに置き換えるとよいでしょう。
おからパウダークッキー
【材料】
【作り方】
焼き上がった後すぐに食べると崩れてしまうので、必ず粗熱を取りましょう。牛乳の脂肪ぶんが気になる人は、豆乳を代用することをおすすめします。
米粉がなくても代用品があれば大丈夫
米粉は揚げ物や洋菓子、あんかけなどの用途があり、ほかの食材で代用することが可能です。
用途ごとの代用品を以下にまとめます。
・小麦粉
・片栗粉
・オートミール
・おからパウダー
・小麦粉
・コーンスターチ
・オートミール
・おからパウダー
・小麦粉
・コーンスターチ
・片栗粉
米粉に性質の近いものを使いたい場合は、白玉粉やもち粉、だんご粉、上新粉がおすすめです。アレルギーに問題がなければ、小麦粉でも代用できます。
家に代用できる食材があれば、ぜひ活用してみてください。
[文・構成/grape編集部]