白だしがない場合の代用食品6選! 手作りする方法も紹介
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「レシピに白だしが必要だったが自宅にない」「白だしを買い忘れてしまった」「白だしを買っても大量に使わないので、代用できるものがないか探している」といった悩みを持った経験はありませんか。
白だしは、だしの香りとうま味が特徴の調味料です。食材の色を損ねないので、料理が彩りよく仕上がります。少量加えるだけで味付けできる白だしは、和食だけでなく幅広いレシピに活用可能です。
大量に使う調味料ではないため、常備していなかったり、購入し忘れたりして、いざ使おうと思った時に困ってしまうこともあるでしょう。
そこで本記事では、白だしの代用方法を紹介します。少量しか使わない時の代用方法から、自家製の白だしの作り方まで解説。手元になくて困っている人や、少しだけ使いたい人は、ぜひ参考にしてください。
白だしとは?
白だしの特徴は、色が薄く透明に近いこと。素材の色を生かしつつ、うま味や塩味などをプラスできます。白だしは、以下のような食品を組み合わせてできる調味料です。
薄い色の調味料のため、薄味に思われがちですが、醤油がベースなので塩気が強め。そのまま材料に加えたり、好みの濃さに薄めたりして使います。
基本的には和食で使われることが多い白だしですが、パスタやオリーブオイルと合わせてサラダに使用するなど、さまざまな使い道があるでしょう。
白だしを代用できるおすすめ食品6選
白だしが手元にない時は、ほかの調味料で代用が可能です。ここでは、おすすめの代用調味料や食品を7つ紹介します。
調味料同士を組み合わせて使うことで、白だしにより近付けられる代用方法も。素材に色がついてしまい、見栄えが変わってしまう代用方法もあるため、事前に注意点を確認しておきましょう。
自宅に常備してあるものや、普段使いがしやすい調味料を用いて、ぜひ白だしを代用してみてください。
めんつゆ
手間をかけずに代用したい場合は、めんつゆがおすすめです。白だしとほとんど同じ原材料から作られているため、手軽に代用できます。
めんつゆは白だしと比べ希釈濃度が低い傾向にあるため、分量は少し多めにするとよいでしょう。ただし、商品によって希釈濃度が異なるため、料理に使う時は少量ずつ加えるのがおすすめです。
また、めんつゆは甘みが強い特徴があるので、レシピにある砂糖やみりんは少なめに調整してください。濃口醤油を使ってできているめんつゆは、料理が茶色い仕上がりとなることに注意が必要です。
白だしのように素材の色を残したい場合には、代用方法としては向いていない可能性があります。材料に色がついてもよい料理であれば、めんつゆは使い勝手のよい調味料です。
顆粒だし
だしの風味が感じられるだけでなく、塩味もついている顆粒だしでも代用できます。顆粒だしにめんつゆと塩をプラスすると、白だしに近い味わいに。白だし大さじ1杯が必要な場合は、以下の分量で調味料を混ぜ合わせましょう。
めんつゆが手元になければ、醤油で塩気を、みりんで甘みをプラスすれば代用できます。溶け残りが気になる場合は、鍋で温めながら顆粒だしを溶かしましょう。
白だしに近い風味になるものの、めんつゆあるいは醤油を使うため、食材に色が付いてしまうことに注意が必要です。仕上がりの見た目が変わっても問題ないレシピに使うとよいでしょう。
納豆や玉子豆腐のタレ
少量の白だしを使いたい時は、納豆や玉子豆腐に付属でついているタレがおすすめです。納豆や玉子豆腐のタレは、以下の材料からできています。
個包装されており、薄める必要性もない納豆や玉子豆腐のタレは、少量使いができるので便利です。白だし大さじ1杯が必要な場合は、おおよそ2パックぶんの納豆もしくは玉子豆腐のタレを使うのが目安。
ただし、商品によって色味や味が違います。いきなり料理に入れるのではなく、皿に出して色味や味を確認してから使いましょう。
また、白だしより甘めに作られている商品もあります。甘さが気になる場合は、少量の塩を追加して味を整えてみてください。白だしをたまにしか使わない人は、納豆や玉子豆腐を買った時にタレを残しておくと便利でしょう。
だし醤油
だし醤油でも代用可能です。だし醤油とは、昆布・かつお節などのだしと醤油を混ぜ合わせた調味料。醤油自体にだしが入っており、甘さが控えめな特徴があります。
みりんを加えて甘さをプラスすることで、白だしに近い味わいに。みりんは少量ずつ加え、味を整えましょう。
しかし、濃口醤油が使われているため、たくさん使うと素材の色を生かせない可能性があります。だし醤油は、食材の色味が変わってもよい料理に使うのがおすすめです。
濃口(薄口)醤油+顆粒だし+みりん
濃口(薄口)醤油に、顆粒だしの風味とみりんの甘さを加えれば、白だしの代わりに使えます。白だし大さじ1杯が必要な場合は、以下の分量で調味料を混ぜ合わせて使いましょう。
料理が茶色い仕上がりになるのを避けたい場合は、薄口醤油を使うのがおすすめ。火を通さないレシピに使う場合は、事前に調味料を加熱しましょう。
みりんのアルコールぶんを飛ばす必要があるからです。濃口醤油は色味が強いため、素材に色が付くことを念頭に置いて、代用してください。
昆布茶
昆布茶とは、昆布と塩が原料の食品。昆布のうま味と塩気により、白だしの代わりとして活用可能です。少し手間を加えて、以下の調味料をプラスすると、さらに白だしの風味に近付きます。
調味料を混ぜ合わせたら、加熱しましょう。味見をして、好みの塩気や甘さに整えるのがおすすめです。かつおのだしを加えるとさらに深みが増すので、手元にあれば加えてみましょう。
うどんスープの素
うどんスープの素もおすすめの食品です。顆粒タイプのものであれば、お湯に溶かすだけで手軽に使えます。うどん以外の白だしを使う料理にも活用できるうどんスープの素。例えば、炊き込みご飯や茶碗蒸しなどの料理にも使えます。
ただし、すでにうどんスープ用の味付けになっているため、白だしとは異なる味わいになる点に注意が必要です。味見をしながら、ほかの調味料を加えて塩気や甘みを調整しましょう。
自家製白だしの作り方
白だしは、自宅でも作れる調味料です。少し手間がかかっても本格的な白だしを使いたい、という人は検討してみてください。以下の材料を使います。
【材料(400㎖程度ぶん)】
(合わせだし用)
(調味料)
合わせだしから作りましょう。
合わせだしが完成したら、調味料と合わせます。
でき上がった自家製白だしは、お好みの濃さに希釈して使いましょう。合わせだしを作る時は、昆布に汚れがないかチェックします。汚れが付着している場合は、拭き取りましょう。
合わせだしを取る時に使った昆布やかつお節は、二番だしとして煮物やみそ汁に活用するのがおすすめです。昆布やかつお節だけでなく、いりこや干ししいたけなどを加えてだしを取ると、さらにうま味が増しておいしい白だしになります。
白だしや代用食品を使うレシピ2選
ここでは、白だしを使ったおすすめレシピを2つ紹介します。自家製で作った白だしも活用できるので、ぜひ参考にしてください。
だし巻き卵
だし巻き卵のレシピを紹介します。材料は以下のとおりです。
【材料(2人ぶん)】
以下の工程で作りましょう。
白だしは、納豆や玉子豆腐のタレで代用するのがおすすめです。白だしを大さじ1杯使うレシピなので、タレは2パックぶんを目安に使いましょう。甘さのあるだし巻き卵にしたい場合は、砂糖やみりんで味を調整してみてください。
炊き込みご飯
白だしや、代用食品としてうどんスープの素を使う炊き込みご飯のレシピです。材料を炊飯器に入れるだけのお手軽レシピ。以下の材料をご用意ください。
【材料(3合ぶん)】
作り方は以下の手順です。
炊き上がったら軽く混ぜて、蒸らします。刻みネギや大葉をかけて食べるのもおすすめです。注意するポイントは、手順4の水を入れるタイミング。具材や調味料を入れる前に水を入れると、薄味になってしまいます。
白だしの代わりにうどんスープの素を使う場合は、1袋の使用が目安です。醤油とみりんは、どちらも大さじ1〜3杯を目安に加え、味を調整しましょう。醤油とみりんの代わりに、めんつゆを使っても問題ありません。
白だしは調味料の組み合わせで手軽に代用できる
白だしは、ほかの調味料で代用可能です。だしに塩気と少しの甘みが付けられれば、白だしの代わりとして活躍します。代用する際は、利用したい調味料に足りない風味をプラスし、白だしを再現しましょう。
手間をかけず手軽に代用したい場合は、めんつゆがおすすめです。少量使いたい時には、納豆や玉子豆腐のタレをとっておいて活用するのもよいでしょう。ただし、素材に色が付いてしまい、見栄えが変わってしまうおそれがあるため、注意が必要です。
また、白だしは自宅で作れます。休日など、時間がある時に作ってみてはいかがでしょうか。白だしがなくても、自宅にある調味料の組み合わせで代用できます。
手作りしたものだけでなく、ほかの食品で白だしを再現した場合でも、さまざまな料理に活用可能です。白だしがない場合はほかの食品で代用し、料理を楽しんでみてください。
[文・構成/grape編集部]