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白だしがない場合の代用食品6選! 手作りする方法も紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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白だしの写真

※写真はイメージ

「レシピに白だしが必要だったが自宅にない」「白だしを買い忘れてしまった」「白だしを買っても大量に使わないので、代用できるものがないかを探している」などと悩んだ経験はありませんか。

白だしは、だしの香りと旨味が特徴の調味料です。食材の色を損ねないので、料理が彩りよく仕上がります。少量加えるだけで味付けできる白だしは、和食だけでなく幅広いレシピに活用可能です。

大量に使う調味料ではないため、常備していなかったり、購入し忘れたりして、いざ使おうと思った時に困ってしまうこともあるでしょう。

そこで本記事では、白だしの代用方法を紹介します。少量しか使わない時の代用方法から、自家製の白だしの作り方まで解説。手元になくて困っている人や、少しだけ使いたい人は、ぜひ参考にしてください。

白だしとは?

白だしの写真

白だしの特徴は、色がほとんど透明で素材の色を生かせることや、旨味や塩味などをプラスできることです。

和風の味付けをする際に役立つ白だしは、以下のような食品を組み合わせてできています。

  • 薄口醤油(白醤油)
  • かつお節
  • 昆布だし
  • シイタケ
  • みりん
  • 砂糖

白だしはそのまま材料に加えたり、好みの濃さに薄めたりして使います。見た目が薄い色のため薄味に思われがちですが、醤油ベースで塩気が強めです。

和食に使われることが多い白だしですが、パスタやオリーブオイルと合わせてサラダにかけるなど、さまざまな使い道があります。

白だしを代用できるおすすめ食品7選

3種の白だしの写真

白だしが手元にない時は、自宅に常備してあるものや日常的に使う調味料で代用可能です。この項では、白だしの代用におすすめな調味料などを7つ紹介します。

白だしの風味に近付く代用方法だけでなく、素材に色がつき見栄えが変わってしまう代用方法もあるため、事前に注意点を確認しておきましょう。

めんつゆ

めんつゆの原材料は白だしとほとんど同じで、手軽に代用できます。濃口醤油がベースのため料理の仕上がりが茶色くなることに注意が必要です。

商品によって異なりますが、めんつゆは白だしと比べ希釈濃度が低い傾向にあります。料理に使う際は分量を少し多めに、少しずつ加えるのが活用のコツ。

めんつゆは甘みが強いため、砂糖やみりんを加える時はレシピの分量よりも少なめにしてください。

材料に色が付いても構わなければ、めんつゆは白だしの代用として使い勝手がよく、手間をかけずに使えます。上手に活用しましょう。

顆粒だし

白だしをめんつゆで代用するのを応用して、顆粒だしで白だしの味わいに近付けることもできます。

顆粒だしは、だしの風味に塩味が加わっている調味料です。大さじ1杯ぶんの白だしが欲しい時は、顆粒だし、めんつゆ、塩を以下の分量で混ぜ合わせましょう。

  • 顆粒だし:小さじ1杯
  • めんつゆ:大さじ1杯
  • 塩:少々

めんつゆが手元になければ、醤油で塩気を、みりんで甘みを顆粒だしにプラスすることで代用できます。溶け残りが気になる場合は、鍋で温めながら顆粒だしを溶かしてください。

顆粒だしを使う方法では、めんつゆもしくは醤油を使うため、食材に色が付いてしまいます。料理の色が変わっても問題ないかどうか、作る前に確認しておきましょう。

納豆や玉子豆腐のタレ

実は、納豆や玉子豆腐に付属しているタレも少量の白だしに代用できます。納豆や玉子豆腐のタレはかつお、昆布や煮干しのエキスを醤油と砂糖に加えて作られます。

必要な白だしの分量が大さじ1杯ほどの場合、おおよそ2パックぶんの納豆もしくは玉子豆腐のタレを使うのが目安。個包装されていて薄める必要がなく、少量で使えるので便利です。

白だしをたまにしか使わない人は、納豆や玉子豆腐を買った時にタレを残しておくと便利ですが、商品によって色味や味が違うので注意しましょう。

タレによっては、白だしよりも甘めに作られている場合があります。甘さが気になる時は、少量の塩を追加して味をととのえてみてください。

だし醤油

だし醤油は昆布、かつお節などのだし類と醤油を混ぜ合わせた調味料で、その名の通り醤油自体にだしが入っています。

甘さは控えめですが、みりんを加えると甘さが増し、より白だしに近い味わいとなります。だしとみりんを混ぜる際は、少量ずつ加えて味をととのえましょう。

だし醤油の多くは、色味の強い濃口醤油を使っています。大量に使うと素材の色を生かせない可能性があるため、食材の色味が変わってもよい料理に使うのが理想的です。

濃口(薄口)醤油+顆粒だし+みりん

濃口醤油または薄口醤油に、顆粒だしの風味とみりんの甘さを加えると、白だしの代わりになります。

みりんにはアルコール成分が含まれているので、料理にかける場合など熱を加えずに使う際は、白だしの代用調味料を加熱してから使ってください。

白だしが大さじ1杯ほど必要な場合は、以下の分量で調味料を混ぜ合わせます。

  • 濃口(薄口)醤油:小さじ2杯
  • 顆粒だし:小さじ1杯
  • みりん:小さじ1杯

濃口醤油は色味が強いため、料理の見た目が茶色くなる可能性を念頭に置きましょう。どうしても気になる場合は、薄口醤油を使うのがおすすめです。

昆布茶

昆布と塩が原料の昆布茶も、白だしの代わりとして使えます。昆布の旨味と塩気が白だしと同じ役割をするのだとか。

手を加えなくても白だしの代用品になりますが、以下の調味料をプラスすると、白だしの風味に近付きます。

  • 薄口醤油
  • みりん

調味料を混ぜ合わせたら加熱し、味見をして塩気や甘さを好みに合わせてととのえてみてください。

ちなみに、かつおだしを加えると味の深みが増します。手元にある人は、ぜひ加えてみましょう。

うどんスープの素

うどんスープの素は、うどん以外の白だしを使う料理にも活用可能です。例えば、炊き込みご飯や茶碗蒸しといった料理にも使えます。

顆粒タイプのものならお湯に溶かすだけで使えて手軽ですが、うどんスープ用の味付けになっている場合が多く、白だしとは異なる味わいになる点に注意が必要です。

その名の通り、本来はうどんスープを作るためのものです。白だしの代用にする際は味見をしながら、ほかの調味料を加えて塩気や甘みを調整しましょう。

自家製白だしの作り方

女性が料理する写真

白だしを切らしてしまっても心配はいりません。実は、白だしは自宅でも作れる調味料なのです。

少し手間がかかっても本格的な白だしを使いたいという人は、こちらのレシピを参考に作ってみてください。

【材料(400㎖程度ぶん)】

(合わせだし用)

  • 乾燥昆布:8cm
  • かつお節:10g
  • 水:600㎖

(調味料)

  • 酒:50㎖
  • みりん:100㎖
  • 塩:大さじ1杯
  • 薄口醤油:大さじ1杯

【作り方】

  1. 昆布を2~3cm幅にカットし、水に浸して1時間ほど放置する。
  2. 時間をおいたら、沸騰直前まで弱火で加熱する。
  3. 昆布を取り出して、沸騰させる。
  4. 火を止めてかつお節を入れる。
  5. かつお節が鍋底に沈むまで5~6分おく置く。
  6. ザルにキッチンペーパーを敷いて、こす。
  7. 鍋に酒、みりんを入れて中火で2分ほど加熱する。
  8. アルコールが飛んだら、塩と薄口醤油、合わせだしを入れて沸騰させる。

でき上がった自家製白だしは、お好みの濃さに希釈して使いましょう。ちなみに、昆布やかつお節は二番だしとして煮物やみそ汁に活用するのがおすすめです。

合わせだしを作る時は昆布に汚れがないかチェックし、汚れが付着している場合は拭き取ってください。

余裕がある人は昆布やかつお節に、煮干しや干しシイタケなどを加えてだしを取ってみてください。旨味が増し、料理がさらにおいしくなりますよ。

白だしや代用食品を使うレシピ2選

女性が料理をする写真

ここでは、白だしを使ったおすすめレシピを2つ紹介します。自家製で作った白だしも活用できるので、ぜひ参考にしてください。

だし巻き卵

だし巻き卵を作る際、白だしの代わりに納豆や玉子豆腐のタレで作るのがおすすめです。

【材料(2人ぶん)】

  • 卵(Mサイズ):3個
  • 水:大さじ3杯
  • 白だし:大さじ1杯
  • 塩:ひとつまみ
  • サラダ油:小さじ1杯

【作り方】

  1. ボウルなどの器に卵を溶き、水、白だし、塩を入れて混ぜる。
  2. 卵焼き器にサラダ油を入れたら、キッチンペーパーで全体になじませて強火にする。
  3. 十分に卵焼き器が熱くなった後、混ぜて作った卵液3ぶんの1杯を流し入れる。
  4. 半熟の状態になったら、向かって奥から手前に玉子の生地を巻く。
  5. 奥から手前に巻き、残りの卵液分も同様に繰り返す。
  6. 火が通ったら火から下ろす。

白だしを大さじ1杯程度使うレシピなので、納豆や卵玉子豆腐のタレは2パックぶんを目安に使いましょう。

甘さのあるだし巻き卵にしたい場合は、砂糖やみりんで味をととのえてください。

炊き込みご飯

白だしや、代用食品としてうどんスープの素を使う炊き込みご飯のレシピです。白だしの代わりにうどんスープの素を使う場合は、1袋の使用が目安です。

材料を炊飯器に入れるだけで完成する、お手軽レシピはこちらです。

【材料(3合ぶん)】

  • 米:3合
  • ◎白だし:大さじ3~4杯
  • ◎料理酒:大さじ3杯
  • ◎醤油:大さじ1杯
  • ショウガ:1かけら
  • ニンジン:3ぶんの1~2ぶんの1本
  • しめじ:2ぶんの1パック
  • 舞茸:1パック
  • 油揚げ:2枚

作り方は以下の手順。とても簡単に作ることができます。

  1. ニンジンとショウガを千切りにする。
  2. しめじと舞茸は石づきを取り、細かく割く。
  3. 油揚げをお好みの大きさに切る。
  4. 米と◎の調味料を入れた後、3合のメモリに合わせて水を入れる。
  5. 具材を入れて炊飯する。

炊き上がったら軽く混ぜて、蒸らします。刻みネギや大葉をかけて食べるのもおすすめです。

注意したいポイントは、水を入れるタイミング。具材や調味料を入れる前に水を入れると、薄味になってしまいます。

醤油とみりんは、どちらも大さじ1〜3杯を目安に加え、味を調整しましょう。醤油とみりんの代わりに、めんつゆを使っても問題ありません。

白だしは調味料の組み合わせで手軽に代用できる

女性が味見する写真

白だしは、ほかの調味料で代用可能です。だしに塩気と少しの甘みが付けられれば、白だしの代わりとして活躍します。代用する際は、利用したい調味料に足りない風味をプラスし、白だしを再現しましょう。

手間をかけず手軽に代用したい場合は、めんつゆがおすすめです。少量使いたい時には、納豆や玉子豆腐のタレをとっておいて活用するのもよいでしょう。ただし、素材に色が付いてしまい、見栄えが変わってしまうおそれがあるため、注意が必要です。

また、白だしは自宅で作れます。休日など、時間がある時に作ってみてはいかがでしょうか。白だしがなくても、自宅にある調味料の組み合わせで代用できます。

手作りしたものだけでなく、ほかの食品で白だしを再現した場合でも、さまざまな料理に活用可能です。白だしがない場合はほかの食品で代用し、料理を楽しんでみてください。


[文・構成/grape編集部]

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