中華だしの代用食品5選! 使用時の注意点とおすすめレシピも紹介
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「中華だしを切らしてしまった」「買いに行くのが手間なので、家にあるもので中華だしを代用したい」「作りたいレシピに中華だしが必要だが、手元にない」と悩んだ経験はありませんか。
中華だしは、中華風の味付けに使われる調味料で、スープやチャーハンなどを作りたい時に、あると役立つ調味料の1つです。
ですが、いざ使おうとした時に中華だしを切らしていたり、買い忘れていたりすると、料理が作れずに困ることも。
そこで本記事では、中華だしの代わりに使える食品を紹介します。代用食品を使う時の注意点や、おすすめのレシピもお伝えするので、手元になくてお困りの人はぜひ参考にしてください。
中華だしはさまざまな食材のエキスが組み合わさった調味料
中華だしは、主に中華料理の味付けに使われています。以下のような食品から作られている調味料です。
うま味とコクがあり、醤油や味噌などとの相性がよいという特徴があります。スープやチャーハンなどを作りたい時にあると便利な調味料です。
中華だしがあれば、ほかの調味料がなくてもよいと感じられるほど料理の味を整えられることもあるため、使い勝手のよい食品といえます。
中華だしの代用食品5選
ここでは、中華だしが手元にない時に代用できる食品を紹介します。それぞれの食品の特徴やおすすめの使い方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
鶏ガラスープの素
鶏ガラスープの素は、中華だしの代わりに使いやすい調味料です。名前のとおり、鶏肉や鶏の骨を煮出して作られています。
中華料理だけでなく、和風・洋風の料理にも使える鶏ガラスープの素。鶏と野菜のエキスがメインの原材料であるため、中華だしよりも、あっさり・さっぱりとした味わいが特徴です。
鶏ガラスープの素だけでは薄めの味付けとなるため、醤油やオイスターソースなどと合わせて使用すると中華だしに近付きます。
料理の種類によっては、ごま油を追加してもよいでしょう。鶏ガラスープの素には、顆粒タイプや粉末タイプがあります。溶けやすい性質のため、調理方法を問わず使える調味料です。
中華万能調味料
以下のような中華万能調味料も、中華だしの代わりに使えます。
いずれの調味料も中華風の味付けが可能です。単体で味付けができる程度の塩気があるため、中華だしで使用する量と同量入れてしまうと、仕上がりが塩辛くなってしまう可能性が。
ほかの調味料の量を調整するか、少量ずつ味見をしながら加えるようにしましょう。
中華万能調味料はペースト状のものが多く、中華だしの粉末や顆粒タイプと形状は異なります。お湯で溶かしてから使用したり、そのままスープや炒めものに使ったりしましょう。
また、中華だしとの大きな違いに、オイスターエキスが入っていないことがあります。風味に物足りなさを感じる場合は、オイスターソースを加えてみてください。
コンソメ
主に洋食で使われるコンソメも中華だしの代わりになります。肉や野菜を煮込んでできた、だし(ブイヨン)で作られており、料理にうま味やコクをプラスできる調味料です。
しかし、単体で使うと中華風味が足りないため、オイスターソースやごま油を加えましょう。より中華だしに近付けられておすすめです。
コンソメには塩気のある調味料が含まれます。オイスターソースなどを追加することで、より塩味が強く出るため、少量ずつ味見をしながら加えましょう。
また、コンソメには固形タイプと顆粒タイプがあります。固形タイプのコンソメは、水分が多い煮込み料理などに適していますが、炒め物などでさっと味付けしたい時には不向きです。
ただし、固形タイプのコンソメを砕いたり削ったりすることで、溶けやすくなります。顆粒タイプのコンソメは、溶けやすく必要な量だけ使えるため、固形タイプのものよりも使い勝手がよいです。
和風だし
かつおなどの魚介のだしがベースとなっている和風だしも、中華だしの代用になります。中華だしとの違いは、食肉エキスが含まれていないこと。
以下のような調味料を追加することで、より中華だしに近付きます。ぜひ試してみてください。
和風だしだけではあっさりとしており中華風の味付けにはならないので、ほかの調味料と合わせて使うようにしましょう。
『ダシダ』
韓国の総合食品メーカーCJの『ダシダ』。韓国風の粉末調味料であり、以下のような種類があります。
中でも、中華だしの代用になるのは、牛肉エキスをベースとしたタイプのダシダです。牛肉のエキスに、ニンニクや玉ねぎなどの風味が付いており、コクやうま味が出せます。
中華だしの代わりに使うなら、オイスターソースやごま油を追加しましょう。
中華だしを代用する場合は塩分量に注意
代用食品の中には、もともと塩分が含まれているものがあります。レシピどおり中華だしと同じ量を加えてしまうと、料理の仕上がりが変わってしまう可能性も。
特に中華万能調味料やコンソメは塩気が入っているため、使用する場合は加える量に注意しましょう。
また、オイスターソースや醤油などを追加して中華風を表現する場合は、ほかの調味料を少し減らすなどして、塩辛くならないよう適宜味見をしながら追加してください。
中華だしの代用食品でできるおすすめレシピ4選
ここでは、中華だしの代用食品を使ったレシピを紹介。手元にある調味料を使って、中華風の料理を作ってみてください。
中華風スープ
和風だしとごま油を使って作る中華風スープのレシピを紹介します。短時間で1品作りたい時にもおすすめ。材料は以下のとおりです。
【材料(3~4人ぶん)】
以下の手順で作ります。
調味料の分量を調整し、お好みの味にしてみてください。醤油、酒、みりんを各小さじ1杯から大さじ1杯加えて味付けしてもよいでしょう。
ごまを入れる時は、指で潰しながら入れると、香りがたつのでおすすめです。玉ねぎとわかめ以外にも、お好みの材料を入れて作ってみてください。
中華丼
コンソメで作る、中華丼のレシピです。以下の材料を用意してください。
【材料(4人ぶん)】
作り始める前に、以下の下準備をしておきます。
以下の工程で作りましょう。
ハチミツがなければ砂糖で代用してください。中華丼の上に、ゆで卵を盛り付けると見栄えもよくなっておすすめです。
1合のお米に対し、ハチミツを大さじ1杯入れて炊くと甘みが加わり、保水力が高まってふっくらと仕上がります。ハチミツがある人は、ぜひ試してみてください。
酢豚
『ウェイパー』を使った酢豚のレシピです。以下の材料と調味料を使って作ります。
【材料(2人ぶん)】
【酢豚のタレの材料】
事前に酢豚のタレの準備と、食材の下準備をしましょう。
作る手順は以下のとおりです。
丸めた豚肉を焼く時は、焼き目が付くまでさわらないことがポイント。豚肉は竜田揚げや肉団子などで代用してもおいしく作れます。
麻婆の素
手軽に麻婆豆腐や麻婆茄子が作れる、『ダシダ』を使った麻婆の素の作り方を紹介します。10分以内に作れるため、サッと作りたい時にもおすすめ。
以下の分量で作ると、市販の麻婆豆腐の素4人前程度です。
【材料】
以下のとおりに作りましょう。
しょうがやネギを多めにすると、食感が楽しめておすすめです。麻婆の素と豆腐を合わせて麻婆豆腐にしたり、お好みの野菜などを一緒に混ぜて食べたりしてみてください。
食感をサラッとさせたい場合は、水溶き片栗粉を入れてとろみを付けるとよいでしょう。
中華だしをほかの食品で代用して中華料理を作ってみよう
中華だしを手軽に代用できるのは、鶏ガラスープと中華万能調味料です。コンソメや和風だしも、中華だしのようにうま味やコクが出せるため、代わりに使えます。
ただし、単体で使用すると仕上がりが中華風にならないため、オイスターソースなどの調味料を追加しましょう。
注意点は、中華万能調味料とコンソメには、塩分が含まれていること。代用する時は、中華だしと同量をいきなり入れるのではなく、少しずつ加えてお好みの味に整えましょう。
また、ほかの調味料の量を調整するのもおすすめです。中華だしがない時は、自宅にある調味料を有効活用してみましょう。
[文・構成/grape編集部]