ウエルシュ菌の恐ろしさとは? 島根県の呼びかけにゾッとする
公開: 更新:

※写真はイメージ

O157を甘く見ないで! 厚労省の注意喚起に「ゲゲッ」「絶対気を付けます」O157はごく少量でも食中毒を引き起こす危険な菌です。本記事では厚生労働省が呼びかける予防策を紹介し、中心部までの加熱方法や正しい保存・解凍のポイントを解説します。大切な家族を守るために、日常の調理でできる対策を確認しましょう。

食中毒の原因、作ってない? 政府の注意喚起に「反省」「危険だったなんて」暑い季節になると気になるのが『食中毒』。気を付けてはいるものの、イマイチ何が原因で、どのような対策をしたらよいのかわかっていない人も多いのではないでしょうか。本記事では、政府が注意喚起する『食中毒の原因6つ』を紹介します。
- 出典
- 島根県
日本人になじみの深い料理の1つ、カレー。
一度カレーを大量に作ったら、何日かに分けて味わう人も多いでしょう。
カレーを筆頭に、シチューや豚汁などグツグツ煮込む料理には、ウエルシュ菌という菌による食中毒のリスクがあるのを知っていますか。
カレーを食べる時は、ウエルシュ菌にご用心
カレーによる食中毒の原因となる、ウエルシュ菌について解説しているのは、島根県のウェブサイトです。
島根県は「平成20年9月、当所管内でカレーライスが原因となった食中毒が発生しました」とし、ウエルシュ菌の恐ろしさについて以下のように説明しています。
ウエルシュ菌は、芽胞を形成する菌です。乾燥した場所や高温の場所などの過酷な環境に置かれた時に芽胞を作り、生き延びようとするとか。
芽胞を形成した菌は、100℃で5~6時間加熱してもなくならないといい、普通の菌では考えられない生命力があるそうです。
100℃の高温で加熱してもなくならないのであれば、カレーの中に潜伏し続けてしまうのもうなずけるでしょう。
同県によると、食中毒を起こさないための対策があるとのこと。予防策を4つ、以下のように説明しています。
食肉の扱いに気を付けるのはもちろんのこと、加熱後は、熱いうちにできるだけ早く食べるようにしましょう。
なお、すぐに食べない場合は、早く冷まして冷蔵保管をするとよいそうです。
ウエルシュ菌に関する知識を念頭に置いて、カレーによる食中毒をしっかりと防ぎましょう。
[文・構成/grape編集部]