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だしの素の代用品5選! 洋風だしの素や家にあるものでだしを取る方法も解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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顆粒だしの写真

※写真はイメージ

「和風だしを切らしてしまった」「代わりに使えるだしや調味料はないかな」「家にあるものでだしが取れないか知りたい」と、お困りの人もいるのではないでしょうか。

かつお節や昆布を使って本格的にだしを取ると時間がかかるため、だしの素で代用しているご家庭は多いでしょう。しかし、だしの素を切らしてしまい、料理ができなくなってしまう人も少なくないはずです。

そこで本記事では、だしの素の代用品について詳しく解説していきます。だしの素がなくても、家にある調味料で代用できます。レシピ通りに料理が作れるようになるので、ぜひ最後までお読みください。

だしの素とは粉末や顆粒の調味料

だしの素の写真

だしの素は、水に溶かして使うだけで簡単にだしの味を再現できる調味料です。本来、だしはかつお節や昆布などから取る必要があるため、手間がかかります。しかし、だしの素を使えば誰でも簡単にだしを取ることが可能です。

各社からさまざまな商品がでており、名称が『だしの素』というものもあります。使っている材料や風味は商品ごとに異なりますが、どれも簡単に料理のうまみをアップさせてくれるため大変便利です。

なお、だしの素は和風だけでなく、洋風のものもあります。種類によって合う料理も異なるので、適材適所で使い分けましょう。

和風だしの素の代用品として使える調味料5選

だしパックの写真

和食を作る時に必要になる和風だしの素は、かつお節や昆布の風味を効かせたものが多くなっています。代用品として使える調味料を、順に見ていきましょう。

だしパック

だしの素がない時は、だしパックでだしをとってから料理に使ってみましょう。だしを取るのに少し時間がかかりますが、だしの素と同じように使えます。

煮物などだし汁を使うレシピなら、だしパックを使っても違和感はありません。だしパックの種類によっては、わざわざお湯で煮出さなくても袋から出してそのまま使えます。

素材の大きさが気になる時は、ミルサーなどで粉砕すればそのまま粉末だしとして使えます。ひと手間かけて、だしの素として使ってもよいでしょう。

めんつゆ

めんつゆは、醤油やみりん、砂糖、塩にだし汁を加えて作られています。めんつゆをいれるだけでだしの風味を簡単に出せるので、調味料に困った時はぜひ代用品として使ってみましょう。

めんつゆには甘みがあるため、レシピの材料を見て醤油などの調味料を加え、調整するとよいでしょう。また、2倍・3倍など濃縮タイプのめんつゆは、量を少なめにして使ってください。

めんつゆをだしの素の代用品として使うと、醤油の色がついてしまうため、煮物をはじめ色味の濃い料理に向いています。色が付くと困る場合、めんつゆは使わないほうがよいでしょう。

白だし

白だしは、だしの素の代わりに使える調味料の1つです。やや味が濃いため、薄めて使うとよいでしょう。めんつゆと違って色が付かないため、色味を変化させたくない料理に最適です。

ただし、白だしは塩味が強くなっていることが多いため、使う量に気をつけてください。レシピの材料に塩が含まれている場合、塩分過多にならないように少なめにしましょう。塩を少量しか使わないレシピの場合、省いてしまっても問題ありません。

昆布茶

意外に思うかもしれませんが、昆布茶はだしの素の代わりに使えます。昆布茶は昆布だしに味付けをした飲み物なので、だしの素の代用品として使ってもあまり違和感はありません。

昆布茶にはだしの素と違って塩分が含まれているため、使う量を調整するのがポイントです。メーカーによって配合が異なるので、味見をしながら少しずつ使うとよいでしょう。

うどんスープの素

うどんスープの素は、もともとだしがたっぷり効いたスープです。そのため、だしの素の代わりに使っても違和感がありません。

うどんスープにも食塩が含まれているため、レシピ通りに作る時は塩の量を調節しながら使いましょう。かつお節や昆布の粉末が入っていることが多いので、どんな料理にも合いやすく、よい代用品になります。

めんつゆのように色が気になることもないので、使いやすい調味料だといえるでしょう。

洋風だしの代用品として使える調味料3選

顆粒だしをお皿に盛った写真

洋風だしの素は和風だしと違い、肉や野菜のうまみが凝縮された調味料です。ブイヨンとも呼ばれており、さまざまなメーカーが販売しています。どんなものが代用品として使えるのか、順に見ていきましょう。

鶏ガラスープの素

洋風だしの素がない場合は、鶏ガラスープの素で代用できます。鶏肉や野菜のうまみで作られた鶏ガラスープは、スパイスや香辛料が使われていないことが多いので、味見をしながら香辛料を足すことで洋風だしとして使えます。

やや淡白な味付けになりやすいので、メインの具材を足したり香辛料を複数使ったりして味を調整するとよいでしょう。

コンソメスープの素

コンソメスープは、洋風だしに塩などで味付けをしたものです。お湯に溶かせばスープになります。洋風だしがベースになっているので、そのままだしの素の代用品として使えます。

ただし、コンソメスープには塩分が含まれているため、代用品として使う時はレシピ全体の塩分を調整する必要があります。日本のコンソメはいわゆるコンソメスープの素として売られていますが、そのまま洋風だしの代わりに使われることがほとんどです。

和風だしの素

和風だしの素は材料こそ異なるものの、洋風だしの代用品として使えます。特に煮込み料理などにおすすめで、野菜やローリエなどの香草を加えて加熱すると、洋風だしと似たような味わいに仕上がります。

レシピによっては、あえて洋風だしを使わず和風だしを使っているものもあるので、問題なく代用できると考えてよいでしょう。かつおや昆布の味が気になる時は、少量から使用してみてください。

ミルサーで和風だしの素を手作りする方法

3種類のだしの写真

自宅にミルサーと材料があれば、和風粉末だしを手作りできます。手軽に本格的なだしが作れるので、材料を確認して作ってみましょう。

だしの素の塩分が気になる人や、自分でだしを取りたいけれど面倒なことは嫌いという人におすすめの方法です。

手作り和風だしの材料は、以下の通りです。

  • 煮干し
  • かつお節
  • だし昆布
  • 干ししいたけ

作り方は簡単で、すべてフードプロセッサーに入れて粉砕するだけです。仕上げにミルサーなどでしっかり細かくすれば、料理にそのまま使っても目立ちません。

煮干しを入れると魚臭さが気になるという人は、煮干しの頭と腹わたをとってから粉砕してみてください。もちろん煮干し抜きでも作れます。

手作りした和風だしを使う時は、適量の水と一緒に沸騰させて、こすだけです。フードプロセッサーで細かくしたものを使う場合、お茶用のパックなどを利用するとこすのが楽になります。

ミルサーなどで粉砕したものは、だしの素と同じようにそのまま使ってもよいでしょう。

だしの素がない場合にだしを取る4つの方法

かつお節の写真

だしの素がなくても、家にかつお節や昆布、干し椎茸などがあればだし汁が作れます。数分〜数十分あれば作れるので、余裕があるならだし汁を取ってみるとよいでしょう。

かつおだしの取り方

かつお節があれば、だし汁をとったり粉砕してそのまま使ったりしてもよいでしょう。例えば、お好み焼きのような粉物に必要な場合は、粉砕してそのままだしの素の代用品として使えます。

お味噌汁や煮物などの場合は、かつお節でだしをとってから使いましょう。だしの取り方は以下の通りです。

  • 適量のお湯を沸かし、沸騰したら火を止める。
  • かつお節を入れて2〜3分待つ。
  • かつお節が沈んだらキッチンペーパーなどを使って丁寧にこす。

かつお節の量は、水の1%程度が目安です。一緒に昆布を入れてだしを取るのもおすすめです。

かつお節をこす時は絞らずに丁寧に時間をかけると、雑味が出ずまろやかなだしが取れるでしょう。

昆布だしの取り方

昆布にはさまざまな種類がありますが、だしを取るのに使えるのは次の4種類です。

  • 利尻昆布
  • 日高昆布
  • 真昆布
  • 羅臼昆布

昆布は、水に対して1%ほどの量を用意してください。特に切り刻んだり、下ごしらえしたりする必要はありません。昆布だしの取り方は、以下の通りです。

  • 表面を固くしぼった布巾などでさっと拭く。
  • 昆布を30分くらい水につけておく。
  • 中火にかけ、10分ぐらいかけてゆっくり沸かしていく。
  • 沸騰する直前で昆布を取り出せばできあがり。

昆布だしは、それほど手間がかかるわけではないので、冷蔵庫に常備しておくと便利です。急いでいる時も、料理の下ごしらえをしている間にだしが取れるので、ぜひ試してみてください。

昆布とかつおだしの取り方

昆布とかつおでだしを取ると、昆布だけ、またはかつおだけでだしを取るよりうまみが強くなります。手間はかかりますが、だしの素に近いだしがとれるので、材料があるなら試してみてください。

材料は水に対して1%のかつお節・昆布だけです。作り方は以下の通りです。

  • 昆布を水に30分ぐらい浸けておく。
  • ゆっくりと火にかけ、時間をかけて沸騰させる。
  • 沸騰直前に昆布を引き上げる。
  • 沸騰したらかつお節を入れ、3〜4分煮る。
  • 火を止めてかつお節が沈んだらゆっくりこす。

完成するまでに1時間ほどかかるので、急いでいる時には向きません。しかし、手間をかけた分本格的なうまみが味わえるので、時間がある時にぜひ一度作ってみてください。

しいたけだしの取り方

しいたけの戻し汁は、栄養とうまみがたっぷり含まれているため、だしの素の代わりに使えます。しいたけを料理に使う時は、ぜひ戻し汁をだしとして使ってみてください。水に浸けておくだけで、おいしいだしが取れます。

しいたけを普段からよく使う家庭なら、いつでも上質なだしが取れるでしょう。しいたけは常温の水やぬるま湯でも戻せますが、だしとして活用したいなら、冷蔵庫でゆっくり時間をかけて戻すのがおすすめです。

作り方は、タッパーなどにしいたけと水を入れ、冷蔵庫に入れておくだけです。水は、しいたけがひたひたに浸かるくらい入れましょう。時間は長ければ長いほどよく、最低でも6時間、できれば12時間ほど浸けておくといいだしになります。

いますぐ使いたい時の代用品としては不向きですが、家庭によってはいつもの作業にひと手間加えるだけで作れるので、ぜひ活用してみてください。

だしの素がない時の代用品まとめ

4種類のだしの写真

和風だしを切らせてしまった時は、だしパックやめんつゆなどの調味料で代用できます。レシピに書かれている材料や作る料理によって使う調味料を変えると、それぞれのよさをうまく活かせるでしょう。

代用品を使う時は、ある程度調整が必要になります。特に塩分が過多になりがちなので、レシピに塩が含まれている場合は、調整しながら使ってみてください。

だしの素材となるかつお節や昆布が自宅にあるなら、だしの素を手作りするのもおすすめです。簡単な作業で上質なだしが取れるので、ぜひ作ってみてください。

また、時間に余裕があるならかつお節や昆布を使って本格的にだしを取るのもおすすめです。簡単かつ時間もそこまでかからないので、一度慣れてしまえばだしの素がなくても困らなくなるでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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