ラードの代用品9選 牛脂との違いや自宅で簡単にできるレシピも紹介 By - grape編集部 公開:2024-05-07 更新:2024-05-07 料理 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 「ラードを使って料理したいのに、手元になくて困った」「料理にコクがなく、おいしく感じない」と悩んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。 ラードを入れるとコクが出るため、飲食店では使用することが一般的ですが、自宅では常備していない場合が多いでしょう。 そこで本記事では、ラードの代用品になる素材について解説します。ラードが手元になくても代用品を使えば、料理にコクが出ておいしく感じられます。 食事の時間が楽しみになり、おうち時間が有意義になりますので、ぜひ最後までお読みください。 目次 1. ラードの原料と特徴1.1. ラードの原料は豚脂1.2. ラードの特徴2. ラードの代用品9選2.1. 1.牛脂2.2. 2.バター2.3. 3.サラダ油2.4. 4.オリーブオイル2.5. 5.ギー2.6. 6.マーガリン2.7. 7.ショートニング2.8. 8.グレープシードオイル2.9. 9.ゴマ油3. 代用では物足りない!自宅で簡単にできるラードの作り方3.1. ラードに必要な材料は脂と水3.2. ラードの作り方4. ラードの代用品を使ったレシピ4.1. チャーハン4.2. 餃子4.3. ラーメン4.4. ちんすこう5. ラードの代用品を使っておウチ時間を楽しくすごそう ラードの原料と特徴 ラードとは、動物油脂を原料とした食用油のことです。調理に使うとコクが出ておいしくなるため、料理店では使っているところは多いでしょう。 ここでは、ラードの原料や使い方について解説します。ご自宅でラードを使ってみたい人は、ぜひ参考にしてください。 ラードの原料は豚脂 ラードの原料は豚の脂を精製したもので、白いクリーム状のものです。ラードには『純製ラード』と『調製ラード』の2種類があります。 『純製ラード』は、豚の脂を100%使用したものです。一方、『調製ラード』には豚の脂以外にアフリカ原産のアブラヤシから取れる植物油であるパーム油や牛脂などが含まれています。 ラードの特徴 ラードの特徴は、食材の味を引き立てコクを出すことです。ラードを入れると、料理に味わいを広げ食べた後の余韻を楽しめます。 トンカツやラーメンなど、脂の風味が楽しめる料理にラードが使われるケースが多いです。 ラードは融点が低いため、ハンバーグや餃子などの料理に混ぜ込んで使えます。コクのある料理ができて、食事の時間が楽しくなるでしょう。 ラードの代用品9選 ラードをわざわざ買いに行かなくても、ご自宅にある代用品でまかなえます。ここでは、ラードの代用品になる9つの食材について解説します。 代用品ごとに使いやすい料理についても紹介するので、ご自宅にあるもので試してみてください。 1.牛脂 ラードの代用品として牛脂を使うケースは多いでしょう。牛脂は豚と牛の違いだけではなく、使用する部位もラードと異なります。 ラードでは豚の全身を使いますが、腎臓付近の脂のみで製造されている点が牛脂の特徴です。 牛脂はラードよりも融点が高いため、焼肉やステーキなど比較的高温の料理で使われます。また、牛脂を細かく刻んでハンバーグに入れるとうまみが加わり、クセがなく、料理がおいしく仕上がるでしょう。 2.バター バターは、ラードと同じ動物油脂で、牛乳を練り上げて固形状にしたものです。独特の風味があり、塩みが強いのがバターの特徴です。独特の風味を生かし、炒め物やパスタ、お菓子などで使えます。 ただし、バターはラードに比べてコレステロール値が高い点には注意が必要です。バターの中には有塩の商品もあるため、代用品として料理で使用する際は塩分の調整を行いましょう。 3.サラダ油 サラダ油は、大豆や菜種を使って製造した植物油脂です。ご自宅で常備しているケースが多いため、ラードの代用品として使いやすいでしょう。 コレステロール値が低く、クセがなくサラッとした味わいであることが、サラダ油の特徴です。 香りが控えめで食材に影響を与えることが少なく、多くの料理で使いやすいです。肉料理やフライ、炒め物などで使えます。 4.オリーブオイル オリーブオイルは、オリーブの実を絞って作った植物油脂。オリーブオイルは、コレステロール値が低く、あっさりした味わいなのが特徴です。 オリーブオイルにはさわやかな風味があり、脂身が多い肉料理や低温の油でじっくり煮るコンフィなどで使えます。 5.ギー ギーは牛や水牛の乳から作られ、ラードと同じ動物油脂。ギーは牛や水牛のミルクを発酵して作った無塩バターをろ過したもので、主にインドや南アジアで使われている食材です。 固形状でコクや香りがラードと似ています。炒め物に入れたりパンに塗って食べたりすると、おいしくいただけます。 6.マーガリン マーガリンは、大豆や菜種などの植物油脂と魚や豚、牛などの動物油脂を混ぜて加工したもので、味や風味はバターに近いです。 コクが少ないため、さまざまな料理に合わせやすいのがマーガリンの特徴です。炒め物やお菓子などでラードの代用として使えます。 ただし、マーガリン自体に塩分が含まれているため、料理をする際はいつもよりも塩の量を減らすとよいでしょう。 7.ショートニング ショートニングとは、動物油脂と植物油脂を合わせて製造した食用油のことを指します。パンやお菓子を作る際に使われるケースが多いです。19世紀末のアメリカでラードの代用品として作られたといわれています。 ショートニングは白色で無味無臭の油脂で、食感を生み、口当たりをよくしてくれるでしょう。餃子や肉まんの皮にショートニングを入れると、しっとりしたものが作れます。 8.グレープシードオイル グレープシードオイルとは、ぶどうの種を絞って作った植物油脂のことです。コレステロール値が低く、オリーブオイルよりもさっぱりしていてクセがないのがグレープシードオイルの特徴です。 トンカツやから揚げをあっさりと食べたい時などに使えます。また、魚のマリネを作る際にもおすすめです。 9.ゴマ油 ゴマ油は、いりゴマに圧力をかけて絞った植物油脂。コレステロール値が低く、香ばしさが感じられるのがゴマ油の特徴です。 中華料理との相性がよく、ラーメンや餃子、肉まんなどを作る際に使うとよいでしょう。また、ゴマ油には空気や熱の影響を受けにくい性質があるため、生でも使えます。 代用では物足りない!自宅で簡単にできるラードの作り方 ほかのもので代用できますが、ラードを求める人は一定数いるでしょう。ここでは、ご自宅で簡単にラードを作る方法について解説します。 ラードに必要な材料は脂と水 ラードを作るには、豚の脂と水が必要です。水は脂の10%準備するので、例えば100gの脂には10ccの水が必要となります。豚の脂が手元にない場合、豚バラ肉の脂部分を切り分けて代用します。 ラードの作り方 ラードの作り方の手順は、以下のとおりです。 煮詰める。 こす。 冷やす。 大きな塊の状態では溶けにくいため、脂は細かく刻みます。細かく刻んだ脂をフライパンや鍋に入れ、加熱してください。 脂が十分に出たら、キッチンペーパーや布巾でこしましょう。脂は大変熱いため、こす際は火傷に注意しながら作業することが大切です。 こした脂を冷蔵庫で冷やし、白くクリーム状になれば完成。作業途中で出た脂カスはコロッケや麻婆豆腐などで活用できるため、取っておいてもよいでしょう。 ただし、手作りしたラードは水分を含み傷みやすくなっているので、冷蔵庫で保管して早めに使うことをおすすめします。 ラードの代用品を使ったレシピ ラードを使えば、コクのある料理ができて、食事の時間が楽しみになります。ご自宅にラードがなくても代用品を使ってコクがある料理の作り方を紹介します。 チャーハン ラードの代用として牛脂で作るチャーハンを紹介します。1人ぶんの材料は、以下のとおりです。 【材料】 ご飯:150g 卵:1個 豚肉:50g キムチ:大さじ3杯 牛脂:小さじ1杯 作り方は、以下の順となります。 豚肉をひと口大に、キムチは食べやすい大きさにカットする。 フライパンに細かく切った牛脂を入れる。 豚肉、キムチの順に入れ炒める。 キムチの水分が飛んだら、卵を入れて混ぜる。 卵が固まってきたら、ご飯を入れてよく炒める。 牛脂を少し多めに入れると、コッテリとした風味が楽しめます。牛脂を使ったチャーハンは、サッと作りたい時にピッタリのメニューです。 餃子 ラードの代わりにゴマ油を使用した餃子の作り方を紹介します。25~30個ぶんの材料は、以下のとおりです。 【材料】 餃子の皮:25~30個ぶん 豚ひき肉:200g キャベツ:200g 青ネギ(白ネギも可):2ぶんの1本 ニラ:2ぶんの1束 調味料:(鶏がらスープの素小さじ2ぶんの1杯、酒・みりん・濃口醤油・ゴマ油・おろしニンニク小さじ1杯、おろししょうが小さじ1杯弱、塩コショウ少々) タレ:(濃口醤油・薄口醤油・砂糖大さじ1杯、酢大さじ3ぶんの2杯、ラー油適量) 作り方は、以下の手順となります。 キャベツ・青ネギ・ニラを細かく切って塩もみし、全体がしんなりするまで置いておく。 調味料とタレを合わせる。 ひき肉に塩コショウと2で作った調味料を混ぜ合わせる。 しんなりした野菜の水分を手で絞り、ひき肉と合わせ、あんが完成。 餃子の皮であんを包む。 フライパンにゴマ油を引き、強火で軽く色がつくまで焼く。 水100ccを全体にかけ、フタをし中火で5分程度焼く。 水が完全になくなり、焼き色の面がカラッとしていたら完成。 水分が抜けていないと食感がよくないので、しっかりと野菜の水切りをすることがポイントです。 水分や油が残っていると、盛り付けの際に火傷する可能性があるため、注意しましょう。 ラーメン ラードの代用として牛脂を使ったラーメンを紹介します。4~5人ぶんの材料は、以下のとおりです。 【材料】 中華麺:4~5人ぶん ニンニク:2片 牛脂:大さじ1杯 キャベツ:2ぶんの1玉 ニンジン:2ぶんの1本 玉ねぎ:4ぶんの1玉 ピーマン:2個 豚こま肉:200~300g スープ:(中華スープの素・塩大さじ1杯、コショウ大さじ4ぶんの1杯) 水:1000cc 作り方の手順は、以下のとおりです。 野菜を食べやすい大きさにカットし、ニンニクは粗みじん切りにする。 大きめのフライパンに牛脂とにんにくを入れ、弱火で香りを引き立てる。 固いもの(ニンジン→キャベツ→玉ねぎ・ピーマン)から順に中火で炒める。 スープを加え食材が馴染んてきたら、水を投入し強火にする。 全体にしんなりしてきたら、麺以外は完成。 別鍋で麺をゆでる。 麺、スープ、野菜の順に盛り付けて完成。 牛脂を使うとコクが出るため、いつものラーメンがさらにおいしく感じられるでしょう。野菜が多めに入っているため、不足している人におすすめです。 ちんすこう ラードの代わりにバターを使ったちんすこうのレシピを紹介します。材料は、以下のとおりです。 【材料】 薄力粉:100g きび砂糖(三温糖):50g バター:50g ココア(またはコーヒー):小さじ1杯 きび砂糖はサトウキビを原料とし、三温糖は糖液を煮詰めて作ったものです。ちんすこうの作り方は、以下の手順となります。 バターを室温で戻しておき、ゴムヘラなどでクリーム状になるまで混ぜる。 バターがクリーム状になったら、きび砂糖(三温糖)を加える。 粉ふるいでふるった薄力粉を2に入れ、混ぜる。 3がまとまってきたら、ココア(コーヒー)を加える。 生地を手でまとめ、押し付けるようにこねる。 クッキングシートに丸めた生地を並べる。 180℃で予熱したオープンで180~250℃で15~20分焼く。 今回はココアやコーヒーを風味づけに使う方法を紹介しましたが、緑茶や抹茶、黒糖などでもおいしく仕上がります。 ラードの代用品を使っておウチ時間を楽しくすごそう ラードは、豚の脂を精製した食用油のことです。調理に使うとコクが出るため、料理店では使うことが多いです。ご自宅では常備していないところが多いですが、使いたい人はいるでしょう。 ラードがご自宅になくても代用品を使って料理にコクを与えることは可能です。 本記事で紹介したラードの代用品をぜひ試してみてください。コクのある料理ができて、料理するのが楽しくなるのではないでしょうか。 代用品を使った料理を通して、ご自宅で過ごす時間を楽しいものにしましょう。 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
「ラードを使って料理したいのに、手元になくて困った」「料理にコクがなく、おいしく感じない」と悩んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。
ラードを入れるとコクが出るため、飲食店では使用することが一般的ですが、自宅では常備していない場合が多いでしょう。
そこで本記事では、ラードの代用品になる素材について解説します。ラードが手元になくても代用品を使えば、料理にコクが出ておいしく感じられます。
食事の時間が楽しみになり、おうち時間が有意義になりますので、ぜひ最後までお読みください。
ラードの原料と特徴
ラードとは、動物油脂を原料とした食用油のことです。調理に使うとコクが出ておいしくなるため、料理店では使っているところは多いでしょう。
ここでは、ラードの原料や使い方について解説します。ご自宅でラードを使ってみたい人は、ぜひ参考にしてください。
ラードの原料は豚脂
ラードの原料は豚の脂を精製したもので、白いクリーム状のものです。ラードには『純製ラード』と『調製ラード』の2種類があります。
『純製ラード』は、豚の脂を100%使用したものです。一方、『調製ラード』には豚の脂以外にアフリカ原産のアブラヤシから取れる植物油であるパーム油や牛脂などが含まれています。
ラードの特徴
ラードの特徴は、食材の味を引き立てコクを出すことです。ラードを入れると、料理に味わいを広げ食べた後の余韻を楽しめます。
トンカツやラーメンなど、脂の風味が楽しめる料理にラードが使われるケースが多いです。
ラードは融点が低いため、ハンバーグや餃子などの料理に混ぜ込んで使えます。コクのある料理ができて、食事の時間が楽しくなるでしょう。
ラードの代用品9選
ラードをわざわざ買いに行かなくても、ご自宅にある代用品でまかなえます。ここでは、ラードの代用品になる9つの食材について解説します。
代用品ごとに使いやすい料理についても紹介するので、ご自宅にあるもので試してみてください。
1.牛脂
ラードの代用品として牛脂を使うケースは多いでしょう。牛脂は豚と牛の違いだけではなく、使用する部位もラードと異なります。
ラードでは豚の全身を使いますが、腎臓付近の脂のみで製造されている点が牛脂の特徴です。
牛脂はラードよりも融点が高いため、焼肉やステーキなど比較的高温の料理で使われます。また、牛脂を細かく刻んでハンバーグに入れるとうまみが加わり、クセがなく、料理がおいしく仕上がるでしょう。
2.バター
バターは、ラードと同じ動物油脂で、牛乳を練り上げて固形状にしたものです。独特の風味があり、塩みが強いのがバターの特徴です。独特の風味を生かし、炒め物やパスタ、お菓子などで使えます。
ただし、バターはラードに比べてコレステロール値が高い点には注意が必要です。バターの中には有塩の商品もあるため、代用品として料理で使用する際は塩分の調整を行いましょう。
3.サラダ油
サラダ油は、大豆や菜種を使って製造した植物油脂です。ご自宅で常備しているケースが多いため、ラードの代用品として使いやすいでしょう。
コレステロール値が低く、クセがなくサラッとした味わいであることが、サラダ油の特徴です。
香りが控えめで食材に影響を与えることが少なく、多くの料理で使いやすいです。肉料理やフライ、炒め物などで使えます。
4.オリーブオイル
オリーブオイルは、オリーブの実を絞って作った植物油脂。オリーブオイルは、コレステロール値が低く、あっさりした味わいなのが特徴です。
オリーブオイルにはさわやかな風味があり、脂身が多い肉料理や低温の油でじっくり煮るコンフィなどで使えます。
5.ギー
ギーは牛や水牛の乳から作られ、ラードと同じ動物油脂。ギーは牛や水牛のミルクを発酵して作った無塩バターをろ過したもので、主にインドや南アジアで使われている食材です。
固形状でコクや香りがラードと似ています。炒め物に入れたりパンに塗って食べたりすると、おいしくいただけます。
6.マーガリン
マーガリンは、大豆や菜種などの植物油脂と魚や豚、牛などの動物油脂を混ぜて加工したもので、味や風味はバターに近いです。
コクが少ないため、さまざまな料理に合わせやすいのがマーガリンの特徴です。炒め物やお菓子などでラードの代用として使えます。
ただし、マーガリン自体に塩分が含まれているため、料理をする際はいつもよりも塩の量を減らすとよいでしょう。
7.ショートニング
ショートニングとは、動物油脂と植物油脂を合わせて製造した食用油のことを指します。パンやお菓子を作る際に使われるケースが多いです。19世紀末のアメリカでラードの代用品として作られたといわれています。
ショートニングは白色で無味無臭の油脂で、食感を生み、口当たりをよくしてくれるでしょう。餃子や肉まんの皮にショートニングを入れると、しっとりしたものが作れます。
8.グレープシードオイル
グレープシードオイルとは、ぶどうの種を絞って作った植物油脂のことです。コレステロール値が低く、オリーブオイルよりもさっぱりしていてクセがないのがグレープシードオイルの特徴です。
トンカツやから揚げをあっさりと食べたい時などに使えます。また、魚のマリネを作る際にもおすすめです。
9.ゴマ油
ゴマ油は、いりゴマに圧力をかけて絞った植物油脂。コレステロール値が低く、香ばしさが感じられるのがゴマ油の特徴です。
中華料理との相性がよく、ラーメンや餃子、肉まんなどを作る際に使うとよいでしょう。また、ゴマ油には空気や熱の影響を受けにくい性質があるため、生でも使えます。
代用では物足りない!自宅で簡単にできるラードの作り方
ほかのもので代用できますが、ラードを求める人は一定数いるでしょう。ここでは、ご自宅で簡単にラードを作る方法について解説します。
ラードに必要な材料は脂と水
ラードを作るには、豚の脂と水が必要です。水は脂の10%準備するので、例えば100gの脂には10ccの水が必要となります。豚の脂が手元にない場合、豚バラ肉の脂部分を切り分けて代用します。
ラードの作り方
ラードの作り方の手順は、以下のとおりです。
大きな塊の状態では溶けにくいため、脂は細かく刻みます。細かく刻んだ脂をフライパンや鍋に入れ、加熱してください。
脂が十分に出たら、キッチンペーパーや布巾でこしましょう。脂は大変熱いため、こす際は火傷に注意しながら作業することが大切です。
こした脂を冷蔵庫で冷やし、白くクリーム状になれば完成。作業途中で出た脂カスはコロッケや麻婆豆腐などで活用できるため、取っておいてもよいでしょう。
ただし、手作りしたラードは水分を含み傷みやすくなっているので、冷蔵庫で保管して早めに使うことをおすすめします。
ラードの代用品を使ったレシピ
ラードを使えば、コクのある料理ができて、食事の時間が楽しみになります。ご自宅にラードがなくても代用品を使ってコクがある料理の作り方を紹介します。
チャーハン
ラードの代用として牛脂で作るチャーハンを紹介します。1人ぶんの材料は、以下のとおりです。
【材料】
作り方は、以下の順となります。
牛脂を少し多めに入れると、コッテリとした風味が楽しめます。牛脂を使ったチャーハンは、サッと作りたい時にピッタリのメニューです。
餃子
ラードの代わりにゴマ油を使用した餃子の作り方を紹介します。25~30個ぶんの材料は、以下のとおりです。
【材料】
作り方は、以下の手順となります。
水分が抜けていないと食感がよくないので、しっかりと野菜の水切りをすることがポイントです。
水分や油が残っていると、盛り付けの際に火傷する可能性があるため、注意しましょう。
ラーメン
ラードの代用として牛脂を使ったラーメンを紹介します。4~5人ぶんの材料は、以下のとおりです。
【材料】
作り方の手順は、以下のとおりです。
牛脂を使うとコクが出るため、いつものラーメンがさらにおいしく感じられるでしょう。野菜が多めに入っているため、不足している人におすすめです。
ちんすこう
ラードの代わりにバターを使ったちんすこうのレシピを紹介します。材料は、以下のとおりです。
【材料】
きび砂糖はサトウキビを原料とし、三温糖は糖液を煮詰めて作ったものです。ちんすこうの作り方は、以下の手順となります。
今回はココアやコーヒーを風味づけに使う方法を紹介しましたが、緑茶や抹茶、黒糖などでもおいしく仕上がります。
ラードの代用品を使っておウチ時間を楽しくすごそう
ラードは、豚の脂を精製した食用油のことです。調理に使うとコクが出るため、料理店では使うことが多いです。ご自宅では常備していないところが多いですが、使いたい人はいるでしょう。
ラードがご自宅になくても代用品を使って料理にコクを与えることは可能です。
本記事で紹介したラードの代用品をぜひ試してみてください。コクのある料理ができて、料理するのが楽しくなるのではないでしょうか。
代用品を使った料理を通して、ご自宅で過ごす時間を楽しいものにしましょう。
[文・構成/grape編集部]