「キッチンが使いにくい…」を解決 つっぱり棒やブックエンドを駆使した『収納術』に「この手があったか」
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撮影:grape編集部

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毎日の食事を作るキッチンは、使用頻度も高いため、できるだけ快適に使いたいですよね。
しかし、調理時にキッチンをウロウロしたり、キッチンツールが引き出しからあふれてしまったりと、どこか使い心地が悪い人もいるのではないでしょうか。
どうやら、キッチンの収納にも、いくつかコツがあるようです。
整理収納アドバイザーとして10年の活動歴を持つ、金内朋子さんに、簡単で真似しやすい『収納術』を教えていただきました!
キッチンは動線を重視! 快適な収納方法とは…
筆者は以前、衣替えの時に悩みがちな『服の収納スペースの確保』『断捨離』の解決方法を聞きに、金内さんを取材しました。
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その際に、一緒にキッチンの収納も見せてもらい、筆者の自宅キッチンとは比べものにならないきれいさに、衝撃を受けました!
撮影:grape編集部
まず目に入るのは、ものの少ない調理台。金内さんは、調理台がきれいな理由を、このように語っています。
調理台にものがたくさんあると食材が置きにくいので、私の場合、料理への意欲が下がってしまうんですよ。
できるだけ、ものは置かないようにしていますね。
キッチンを快適にするためには、自分の性格をよく知っておくことも重要なようです。
フライパンはどのように収納しているのかをうかがうと、引き出しの中を見せてくれました。
撮影:grape編集部
フライパンや鍋などは、ブックエンドを使って、立てた状態で収納されています。縦に積むと取り出しにくくなるため、このようにしているのだとか。
キッチンツールの一部や油などは長方形のケースに入っていました。こちらも立てて収納しているようですね。
撮影:grape編集部
フライパンの収納を見ただけでも、さまざまな工夫が凝らされていると分かります。キッチンを快適に使うために、金内さんが意識していることが、こちらです。
キッチンは動線が一番!
『火まわり』『水まわり』『調理』の3つに分けて収納しています。
例えば、おたまやフライ返しなどは火まわりで使うものなので、フライパンと一緒に置く…というイメージです。
おたまやフライ返しは、泡だて器などと一緒に『キッチンツール』としてまとめたくなりますが、金内さんの言う通り、使用目的に合う場所に入れるほうが効率はいいですよね。
筆者は「おたまが使いたい」と思った時に、いつもコンロから数歩離れた『キッチンツール』の収納場所へ取りに行っていたので、目からウロコでした!
金内さんは、『浮かす収納』も取り入れていましたよ。
キッチンの上部には、つっぱり棒で吊るしたキッチンペーパーがあります。
撮影:grape編集部
金内さんによると「つっぱり棒を使ってものを浮かせると、掃除が楽になります!」とのこと。
つっぱり棒を使えそうなスペースがある人は、ぜひ、取り入れてみてください。
『片づけのプロ』である金内さんのキッチンは、真似しやすいアイディアがたくさんありました。
筆者も学ぶことが多く、ブックエンドなどは取り入れてみようと思っています。
キッチンの収納を見直す時は、金内さんのアイディアを参考にしてみてはいかがでしょうか。
すっきりとしたキッチンで、料理へのモチベーションも上がりそうですね!
取材協力 金内朋子
整理収納コンサルタント。
家事代行の専門人材を育成する『特定非営利活動法人 ハウスキーピング協会』にて、資格を取得。
10年間にわたり、個人宅や店舗事務所での出張整理収納サービス、著書の執筆、セミナー講師など、培った知識を生かし幅広く活動している。
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[文・構成・取材/grape編集部]