車のナンバーは個人情報になる? モザイクを入れる理由を調べてみたら…
公開: 更新:

※写真はイメージ

誰かが置き忘れた傘、持って行ってもいい? 意外と知らない『忘れ物』の考え方本記事では置き忘れた傘を持ち帰った場合に窃盗になるのかどうかを弁護士に取材して聞いてみた記事です。

知らなかったでは済まない! ホテルの備品、持って帰っちゃダメなものは?本記事ではホテルの備品の中で、持って帰っていいものと窃盗になり得るものを弁護士に解説してもらっています。
grape [グレイプ] issues
公開: 更新:

※写真はイメージ

誰かが置き忘れた傘、持って行ってもいい? 意外と知らない『忘れ物』の考え方本記事では置き忘れた傘を持ち帰った場合に窃盗になるのかどうかを弁護士に取材して聞いてみた記事です。

知らなかったでは済まない! ホテルの備品、持って帰っちゃダメなものは?本記事ではホテルの備品の中で、持って帰っていいものと窃盗になり得るものを弁護士に解説してもらっています。
SNSや動画サイトにアップされている写真や映像を見ると、車のナンバープレートにモザイクが掛けられていることがほとんどです。
そもそも『ナンバープレートを見られること』にどんなデメリットあるのでしょうか。
例えば、その車の登録情報や持ち主などが分かってしまうのでしょうか。
※写真はイメージ
個人情報が特定される危険性はある?
ナンバープレートから個人情報が特定される恐れがあるのか、国土交通省 物流・自動車局に問い合わせたところ以下のような回答がありました。
結論から申しますと、ナンバープレート情報のみでは個人情報の特定はできないようになっております。
2006年以前であれば、ナンバープレート情報から登録事項等証明書を交付することができたため、ナンバープレートのみで個人情報を得ることが可能でした。
しかし、この制度を犯罪に悪用するなどの不正な行為が多く見受けられ、さらに2005年4月の『個人情報保護法』の施行を踏まえて、制度の見直しが行われました。
現在の取り扱いでは、交付申請者に対する本人確認や、自動車登録番号および車台番号を求めることにより、ナンバープレート情報のみで交付申請を行うことはできないようになっています。
そのため、SNSでのナンバープレート情報では個人情報は知りえることができないようになっております。
現在では、ナンバープレートの情報だけで個人を調べることができないようになっているとのこと。
もし、ナンバープレートが写ってしまっていても、それだけで個人の特定には至らないといえそうです。
とはいえ、自分の車のナンバープレートが不特定多数の人の目に触れるのはあまり気持ちのいいものではありません。
直接個人の特定には至らずとも、プライバシーの観点からトラブルになる可能性もあります。
もしSNSなどに投稿する画像に車のナンバープレートが写り込んでいたら、引き続きモザイクをかけておくのがベターといえるでしょう。
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]