果実を全然食べられないタヌキ 動画に「どんくさすぎる」「これぞタヌキ」
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- 協力
- @Tanuki_Mum






全国各地に生息している身近な野生動物、タヌキ。
2025年11月現在、SNS上ではタヌキを目撃した人たちから、タヌキの『どんくさいエピソード』が多数寄せられ話題になっています。
人間と対峙してもじっと見つめて逃げなかったり、走るのが遅かったりなど、過酷な環境で生きる野生動物とは思えないのんびりとした行動は、多くの人の心を魅了しているようです。
『ドジっ子タヌキ』の動画が話題
野生動物リハビリテーターとして、傷ついた野生動物の応急手当やリハビリなど保護活動を行っている、たぬきのお母さん(@Tanuki_Mum)さんは、保護した4匹のタヌキと暮らしています。
ある日、4匹のうちの1匹、メイちゃんに果実を与えたところ…思わずクスッとする展開になりました。
投稿者さんがXに投稿した、こちらの動画をご覧ください!
丸い果実がコロコロと転がり、なかなか食べられません!
まるで、鼻でドリブルをしているよう…。「この調子では永遠に食べられないのでは」と思ってしまいますね。一生懸命に追いかけている姿がなんともかわいらしいです。
動画には3万件以上もの『いいね』が付き「最高にタヌキらしい。ずっと見ていたいです」「信じられないどんくささ…。かわいすぎる」などのコメントが寄せられていました。
「少し不器用でどんくさいところが魅力」のタヌキ
grapeは、投稿者さんを取材。動画のタヌキ、メイちゃんの性格や保護活動を始めたきっかけについて聞いてみました。
――メイちゃんはどんな性格のタヌキですか。
メイちゃんは慎重でビビりなのに、好奇心は人一倍強い女の子です。
食べ物の前では、食欲旺盛なのに要領が悪い場面が多く、少し不器用でどんくさいところが魅力です。
そんな一生懸命さと、野生動物ならではの繊細さが、多くの方の心を和ませていると思います。
――野生動物リハビリテーションの活動をはじめたきっかけについて、お聞かせください。
活動のきっかけは、放置されたテグスに脚が絡まり動けなくなっていた、一羽の鳥との出会いでした。
助けられるか分からない中で抱き上げた命が、「知らなければ救えない命がある」と教えてくれました。
以来、怪我をした鳥獣や、人間社会で行き場を失った野生動物と向き合いながら、生態や行動学、応急処置、飼育管理などを学び、可能な限り野へ戻すための活動を続けています。
動画に登場するメイちゃんは、野生復帰が難しく保護下で暮らしていくといいます。
「『里山を守る大切さ』が伝われば」と願い、動画を公開した投稿者さん。
メイちゃんの姿を通して、タヌキの魅力や保護活動について多くの人が知るきっかけになるといいですね。
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部]