茶道部部員の『お茶の点て方』にツッコミ続出 「わびさびとは…」「千利休も腰抜かす」
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抹茶ゼリーを作ったはずが… まさかの結果に「どうしてこうなった」「声出た」抹茶ゼリーを手作りしたら?思わぬ仕上がりにネットがざわついています。

大学院生が8つの『赤福餅』を? まさかの光景に「むしろ豪華飯」「これやりたい」「限界大学院生の『ラボ飯』」。このような言葉とともに、Xに写真を投稿したのは、大学院生の@tionpepeさん。日々、研究室(通称:ラボ)に通い、疫学の研究や論文の執筆に取り組んでいます。そんな時、息抜きになるのは、食事の時間。投稿者さんが用意した、究極の『ラボ飯』とは…。
- 協力
- @ikusnnakim






日本の伝統的な作法を用いて、抹茶を点(た)ててふるまう、茶道。
茶道具の美しさや季節感、おもてなしの心などを感じられることが魅力とされています。
抹茶を点てる時には、茶碗に抹茶と湯を入れて、竹製の茶筅(ちゃせん)を使って混ぜ、なめらかな泡を立てるようにするのが基本とのこと。
手首の使い方や点て方次第で、抹茶の味わいは異なるそうです。
茶道部のお茶の点て方に、19万いいね!
高等専門学校(以下、高専)に通う学生の、れいか(@ikusnnakim)さん。
茶道部の友人が抹茶を点てている場面を写真に収め、Xに投稿したところ、なんと19万件もの『いいね』が集まりました。
れいかさんのコメントとともに、こちらの1枚をご覧ください。
「侘(わ)び寂(さ)びとは?」
なんと友人は、茶筅に電動ドリルを装着するという、革新的すぎる方法で抹茶を点てていたのです!
茶道において重要とされる、侘び寂び。質素さや静けさ、古く枯れたものを趣きとしますが、そんな繊細な美意識は、電動ドリルの衝撃とともに吹き飛ばされてしまったことでしょう…。
茶道部部員による驚きのアイディアに、ツッコミのコメントが相次いでいました。
・静寂なる茶室の空間に、突如として走るモーターの駆動音…。
・この発想はなかった。伝統ならぬ電動を重んじていますね。
・侘び寂ブィィィィィン!(回転音)
・笑った!茶人の千利休も腰を抜かしていそう。
茶道部の友人は、最初からドリルを使っていたわけではないとのこと。文化祭をきっかけとした『やむを得ない事情』があったと言います。
電動ドリルを使うアイディア、思いついたきっかけは?
grapeは、投稿したれいかさんに取材。電動ドリルを使うアイディアが生まれたきっかけや、友人の試してみた感想など、詳しく話をうかがいました。
――電動ドリルでお抹茶を点てることを思いついたきっかけについて、教えてください。
電動ドリルを使用するというアイディアは、高専祭で茶道部が大変盛況となり、長時間手で点て続けると腕への負担が大きかったことがきっかけでした。
現役茶道部員の中で友人は、数少ない機械科所属ということもあり、「なんとか自動化できないか」と考え、使わなくなったドライバーを利用して試した次第です。
――電動ドリルを使ってみて、使い心地や抹茶の味はいかがでしたか?
実際に電動ドリルを用いてみたところ、回転運動ではうまく点てられず、泡立ちも理想的にはなりませんでした。
動作としては面白く、試していて楽しかったのですが、残念ながら味の面では満足のいく仕上がりになりませんでした。
電動で効率よく抹茶を点てられたら、文化祭のような多くの人にふるまわなくてはいけない場面で助かりますよね。実際に、電動の茶筅なども売られていると言います。
今回の電動ドリルで混ぜる方法は、手で点てるのに比べて味の面では劣ってしまったとのこと。しかし、改良次第で、人の手の動作を再現できる可能性もあるでしょう。
学生のひらめきから、令和ならではの『侘び寂びの境地』が生まれる…かもしれませんね!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部]