成人式『振袖』に込められた意味 知ると背筋が伸びる大人の雑学
公開: 更新:
臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
「お刺身いけます!」 鯛の1枚に「面構えが違う」「採用決定」マーク(@makunouchi4mark)さんがXに投稿した1枚に、このような声が続々と寄せられています。写っていたのは、スーパーマーケットで見かけたという、1尾の鯛。鯛を見たマークさんは、思わずこうアテレコせずにはいられなかったようで…。
1月9日、今日は成人の日。これから成人式へと向かう方々にとって、きっと今日はとても特別な日となることと思います。
ところでみなさんは、成人式の起源や、成人式に振袖を着る理由をご存知ですか?今回は成人式の歴史と、振袖に関するちょっとした豆知識をご紹介します。
成人式はどうして1月に開催されるの?成人式のルーツとなった「青年祭」とは
みなさんが暮らす地域では、何月に成人式を行いますか?多くの地域では1月に行われているのではないでしょうか。それではなぜ寒い1月に開催されるのか。それには理由があったのです。
成人の日は、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます」といった趣旨で制定されました。制定されたのは1948年。
しかし、実は1946年には既に今の成人式のルーツとなる式典が行われていました。その式典というのが、埼玉県の現蕨市で行われた「青年祭」です。虚脱状態であった当時の日本の青年を励まし、希望を持たせるために行われたと言われています。
この青年祭がきっかけとなり、第1回目の青年祭が行われた1月15日が「成人の日」となったのだそうです。このことから、成人の日が1月の第2月曜日に改正されるまで多くの自治体が1月15日に成人式を行っていたとのこと。
天候が悪くなりがちな北の地方では夏に行われることも多い成人式ですが、多くの自治体が1月に成人式を開催するのはこういった理由があったからなんですね。
1月9日は成人の日
田植えができたら一人前?中世・近世における大人の証とは
大人になれる瞬間って一体どんな時なんでしょうか。現代の日本には大人であることのはっきりとした基準というものはないように思いますが、中世・近世にはそれぞれの地域・社会に「これができないと一人前とは認められない!」といった決まりが存在していたそうです。
たとえば、「一日に一反の田植えができたら」「米俵を運ぶことができたら」「一人で鹿を狩れたら」など、その決まりはその地域・社会によってそれぞれ。昔は年齢で大人であることを決めるのではなく、「これができたら一人前」といったはっきりとした基準があったようです。
ついつい年齢だけで大人になった気持ちになってしまいがちですが、成人の日を迎えて大人の一歩を踏み出したみなさんも何か一つの目標を掲げてみるのもいいかもしれませんね。
一日一反の田植えができたら一人前!
成人式に振袖を着ることには意外な理由があった?
成人式における女性の正装といえば、やはり振袖。華やかな衣装で彩られる日本の成人式は、海外では高く評価されています。このような日本の成人式は私たちにとって当然の光景となっていますが、それではなぜ成人式に振袖を着るのでしょうか。
女性が振袖を着用する場面は、なにも成人式だけではありません。結婚式や表彰式、大学の卒業式など、おめでたい席で着用されます。
というのも、昔の人々は振袖の袖を振る仕草が「厄払い」や「お清め」に通じると考えていたのだそうです。そのため、成人式などで振袖を着るのは、「人生の門出に身を清める」といった意味が込められているとのこと。
「振袖」=「未婚女性の着物」という印象が強く抱かれがちですが、実は意外な意味が込められていたんですね。この意味を知ることで、よりいっそう振袖選びに力が入るのではないでしょうか。
厄払いの意味を持つ振袖
tenki.jp
tenki.jpは、日本気象協会が運営する天気予報専門サイトです。ピンポイントな天気予報に加え、専門的な気象情報、地震・津波などの防災情報を提供します。気象予報士が日々更新する日直予報士も人気です
⇒ http://www.tenki.jp/
関連記事