lifestyle

若い人にも人気の和装、でもハードルは高い? 青山きもの学院に魅力を聞いてみた!

By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

着物の写真

※写真はイメージ

憧れるけれど着るのが難しそうなイメージの和服。しかし、年齢や性別に関わらず「和服できれいに着飾ってみたい」と思う人は意外と多いでしょう。

そこで、和装の魅力について、『青山きもの学院』の新田葉子院長に話をうかがいました。

和装は意外とすぐ慣れる!

――和装に興味を持つ人は多い?

着物姿に憧れを持つ人が多いのでしょう。着物と着ると、たおやかな自分、﨟(ろう)たけた自分になれるという希望があるのだと思います。

着物を着ると、所作もそれに合った美しいものになるということも魅力の1つでしょう。もともと日本人の体型や骨格に合った衣服ですから、着物を着るとしっくりくるという人は多いと思います。

――和装はハードルが高いと感じる人もいるが…。

確かに抵抗を感じる人はいらっしゃいますが、実際に始めてみるとすぐに慣れます。そもそも日本人の普段着だったわけですから、そう難しいものではありません。

「和装を始めたい」という希望をお持ちでしたら、とにかく飛び込んでみればいいと思います。普段は洋服が普通ですから、若干のコスプレ感もあるでしょう。

実際、着物を着ると地面から数センチ浮いているような、ふわふわした感じがしたりします(笑)。高揚感が感じられるといいますか、とてもいい気持ちになれますよ。

『青山きもの学院』の新田葉子院長

話をうかがった『青山きもの学院』の新田葉子院長。

和装を始めるのに必要なものは?

和装の魅力が分かったところで、次は着るのに必要なものを確認しましょう。これらは、あくまでも基本セットの目安と考えてください。

・草履(ぞうり):和装用の履きもの。素材は革、布、ウレタン、ビニールなど。

・足袋(たび):和装用の靴下。素材は木綿、麻、ポリエステルなど。

・長襦袢(ながじゅばん):和装用の下着。着姿の下地を整え、裾さばきをよくし、着物を汗や皮脂から防ぐ。

・着物:日本の伝統的な衣服。織り、染め、刺繍などの装飾が施されている。

・帯:着物の上から腰辺りに結ぶ長い布。半巾帯、名古屋帯、袋帯などがある。

・小物:バッグ、かんざしなど和装に合う小さな小物。

・腰紐:着物を着付ける時、形を整えるために、引き締め結び留める紐。モスリン(毛素材)がおすすめ。

・帯板(おびいた):前帯にしわが寄らないよう、形を整えるための板状のもの。

・伊達締め:着物と長襦袢の打ち合わせを押さえるためのもの。

・帯枕(おびまくら):帯結びの形を整えるもの。ガーゼをかぶせて使う。

・帯揚げ(おびあげ):装飾を兼ねて帯枕を安定させるためのもの。

・帯締め:帯結びを固定するために、結び留める紐。組紐・くけ紐がある。

新田院長によれば「品物の水準をよく見極めて購入することが大事です。初めての和装だからこそ、一定水準以上の品物を選ぶことが重要です」とのことです。

和装を始めたい人にアドバイス!

最後に「和装を始めたい」と考えている人に向けて、新田院長から以下のようなアドバイスをいただきました。

何がハードルになって始められないかは、みなさんそれぞれ違うと思いますが、「いつか始めよう」「この仕事が片付いたら始めよう」というのでは、恐らく一生始められないと思います。やりたいと思った時が始める時です。

和装には、自分なりの組み立て、作り上げが必要で、作り上げることを楽しめる『楽しい衣服』です。一生楽しめる世界が広がっていますから、まずは着てみましょう。

「思い立ったが吉日」という言葉があります。和装に興味があり、いつか着こなせるようになりたいと思っている人は、「とにかく始めてみる」のがいいとのこと。

着物は奥が深いので、始めるとハマってしまうかもしれませんよ。


[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]

お皿に盛られた大根おろし

ダイコンは「すりおろしません」 裏技に「コレすごい」「なめらかだ」大量のダイコンおろしを作ると、腕や指が痛くなってしまいがち。そのため作るのが面倒だと感じる人も多いでしょう。『おろし金でおろす』方法以外で、ふんわりなめらかなダイコンおろしを大量に作れる方法を紹介します。

ジャガイモの写真

芽が出たジャガイモ、捨てた方がいい? 農水省の情報に「そうだったのか」しばらくジャガイモを使わないでいると、芽が出てしまうことがありますよね。中には放置しすぎて、「芽が長く伸びてしまった…」という人もいるかもしれません。芽が出たジャガイモはどうすればいいのでしょうか。 ジャガイモの芽は必ず...

取材協力
青山きもの学院

Share Post LINE はてな コメント

page
top