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プロ野球の解説者にAI『ZUNO(ズノさん)』が登場か!?

By - 土屋 夏彦  公開:  更新:

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ついに野球の解説者にも人工知能が活用されるという話題です。

広告会社大手の電通がディープラーニングなどを活用した『AIスポーツプロジェクト』を開始し、その第一弾として、過去の打席データを読み込ませて各投手の配球やチームの順位などを予測するスポーツ解説システム『ZUNO(ズノさん)』を開発すると発表しました。

野球関係のデータはスポーツのデータの解析・配信などを行う『データスタジアム』が保有する300万球を越える打席データを活用。これを学習させることで、どの投手がどんな配給をするかの予想をたてられるようになり、そこからチームの勝敗、順位などまで予測を可能にさせていくんだそうです。

これによって人間の解説者では気が付かなかった選手の傾向や因果関係が浮かび上がってくるんだそうです。例えば『ZUNO(ズノさん)』を使って分析した結果、「大谷翔平選手は、三日月の日には四球(フォアボール)を与える確率が平均の3分の1になる」とか「満塁で打席が回ってきた時の三振率が大谷選手は両リーグで1位」といったことがわかったんだそうです。

近々『ZUNO(ズノさん)』を特集したテレビ番組も予定していて、来年度には、実際の野球中継の解説者として『ZUNO(ズノさん)』の出演も検討中だということです。ここまでくると、ノムさんが提唱していたデータ重視のID野球もついにAIにとって代わる時代になってしまうのでしょうか!?

ただ最初はものめずらしくて盛り上がるけど、あまり当たりすぎたり外れ過ぎたりすることで、結局つまらなくなるのでは?という懸念もあることを忘れてはなりません。


[文/構成 土屋夏彦/grape編集部]

土屋夏彦

上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。

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出典
電通ニュースリリース

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