TV生中継で起きた救出劇 冠水した道路で動けないトラックから運転手を救助

※写真はイメージ

2017年8月、アメリカのテキサス州に上陸し、甚大な被害をもたらしたハリケーン『ハービー』。

その被害の様子を生中継していたレポーターの機転により、1人の命が助かるという奇跡的な出来事がありました。

トラックが動けなくなっているのを発見!

地元のTV局KHOUのレポーターである女性、ブランディさんとカメラマンのマリオさんは、町の様子を伝えるためにハイウェイの上から生中継をしていました。

そこで2人はハイウェイの出口で1台のトラックが水に浸かって動けなくなっているのを発見。しかも車内には男性の姿が見えます。

すぐに救出しないと危険な状況にもかかわらず、付近に人通りは全くありません。ブランディさんはTV局に連絡を試みますが、電話はつながらないようです。

なぜならTV局の建物も浸水して、スタッフは安全な場所に避難していたのです。

焦りを隠せないブランディさんは、それでも必死にレポートを続けます。

ブランディさん:
いま、我々のテレビ局も約70センチもの水が入ってきており、スタッフは避難しています。これがいま、私たちが置かれている状況です。大災害、差し迫った状況、命の危険。

あなたがいま、命の危険にさらされている状況の場合のみ、緊急通報をしてください。

家に水が浸入してきたというのは、いまは緊急通報をするべき状態に値しません。

2階や屋上など、できるだけ高い場所へ避難してください。

生中継をしているそばを偶然通りかかったのは

ブランディさんがレポートをしていると、偶然ボートをつないだ警察の車が通りかかります。彼女はすかさずその車へ駆け寄りました。

ブランディさん:
あなた方はこの下にいるトラックのところへ向かうのですか?

警察:
いや、違うよ。

ブランディさん:
この下にトラックがいて、3メートル近い水に浸かって動けなくなっているんです。

そして彼女は沈みかかっているトラックの運転手に、いまから救助が向かうことを伝えました。

リポーターの機転により、1人の命が助かる

この後まもなく、トラックの運転手は無事に救助されました。その救助の瞬間が別の動画で撮影されています。

ブランディさん:
彼らがこのタイミングでこの場所を通りかかってくれて、本当によかった。

やっと、やっとこれで安心しました。運転手の男性が無事でよかった。

トラックから運転手が助け出される様子をレポートしながら、感極まったように声を震わせるブランディさん。車内に閉じ込められた運転手はもちろんですが、目の前で命の危険にさらされているトラックの運転手を見ながら助けを呼ぶことができなかった彼女も、さぞかし不安だったことでしょう。

人々が安全な場所へ避難している時に、自らの危険を顧みずにニュースレポーターとしての使命を全うしただけでなく、人命救助にも貢献したブランディさん。彼女の勇気と正義感に心から拍手を贈ります。


[文・構成/grape編集部]

出典
WATCH: KHOU crew helps rescue trapped truck driverWATCH: Deputies rescue man trapped in floodwaters

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